2020年8月21日金曜日

【体験談】テーマ型オンラインレッスン Tertulia Literariaを受けてみました!

 

Hola! こんにちは。

メキシコのオアハカにあるスペイン語学校 Instituto Cultural Oaxacaの坂本です。


オアハカの中心地ではニューノーマル態勢の中、少しずつお店が開き始めました。

以前ほどではないものの、少しだけ活気が戻った様子をみると嬉しくなります。

毎日がフィエスタ!とも言われるほど賑やかな雰囲気が特徴のオアハカなので、

早くその街並みが戻ってくるのを願うばかりです。


さて、3月からスタートしたテーマ型オンラインレッスンTertuliaですが

引き続き好評をいただいており、日本人の生徒さんも少しずつ増えてきました。


メキシコの観光地やグルメ、民芸、アーティスト、革命についてなど、メキシコに行ったことがない方でも

楽しめるようなテーマが人気です。

また、以前は日本の深夜や早朝などが多かった受講時間は、朝の9時以降など受講しやすい時間帯も増えてきました。

そこで今回は私もメキシコ文学のTertuliaを受講してみたので、レポートしたいと思います!


なお、以前5月にYumeさんがオアハカ料理モーレについてのTertuliaを受講し、体験談を書いていただいています。

こちらもぜひご覧ください。




受講したTertulia:Tertulia Literaria Nivel Avanzado

使用した教材:Bonsái ( グアダルーペ・ネッテルの著書 Pétalos y otras historias incómodasより)

講師:Marycarmen先生



・事前準備

8月のメキシコ文学のテーマはメキシコ人作家グアダルーペ・ネッテルの作品です。

今回は彼女の著書 Pétalos y otras historias incómodas の一節、Bonsái を読むレッスンに申し込みました。

ちなみにBonsái はあの日本の盆栽です。率直にメキシコの人が描く日本の盆栽や庭園が気になりました。


レッスン前日の夜にメールで資料とZoomへの招待メールが送られてきました。レッスンはZoomを通して行います。

資料には、レッスンの流れ、作家紹介と小説から抜粋した本文、話し合うトピックが書かれていました。

私は書き込みたかったので資料をプリントし、分からない単語や表現をチェックして一通り読みました。

その後、レッスン中に話す内容を簡単にまとめました。



・レッスン中

レッスンはアメリカの生徒と私、先生の3人でした。(Tertulia は1グループ生徒3名までです。)

自己紹介から始まり、本についての簡単な感想を話します。

その後、日本の盆栽や庭園についてそれぞれ持っているイメージを話しました。


そして資料に書いてあるトピックについて話しながら進みます。

内容は読解具合を確認するのが半分、登場人物やストーリーの背景から想像できる自分の考えを発表するのが半分でした。

読解については、あるシチュエーションをどのように受け取ったのかを皆んなで話してみると、それぞれ違い面白かったです。

その後、作者が伝えたいことや描写から読み取れることを先生が丁寧に解説してくれました。


私はスペイン語の小説をほとんど読んだことがなく、描写されている人物の気持ちやシチュエーションを理解するのが難しかったです。

例えば、ある人物がヤキモチを焼いていても、「ヤキモチを焼く・嫉妬する」などの直接的な表現は出てこず、文中に描写された表現から気づく形です。

またロマンチックな表現は婉曲的な言い回しも多く、ピンとこない部分が多々ありました。

こうした表現は、スペイン語の小説をたくさん読むうちに気づくけるようになるそうです。


・終わった後

1節だけですが本を読むことで、文学的な表現を知ることができたり、

自分が書き言葉で話していたことや、話し言葉でメールなどの文章を書いていたことが少し認識できました。

また話したトピックの中には、植物になるとしたら何になりたいか?という考えたことがない質問もあり、想像しながらスペイン語で話すとてもいい練習でした。

メンバーのなりたい植物やその理由を聞いていると、その植物へのイメージも全く違います。

生徒同士で発表し合うことで、発音や単語の使い方、予想外の意見など聞くことができ、とてもいい刺激になりました!


メキシコ文学のTertuliaでは、小説を読むといっても本文の全ての内容・単語の意味を理解していないといけない訳でもなかったです。

難しくてスペイン語の文学初心者には入りにくい内容かと思いましたが、先生が言葉を置き換えてゆっくり分かりやすく話してくれたので、一つ一つ理解しながら受講できました。

また自分が発表した内容で文法の間違いや他の言い方などがあれば訂正もしてもらえました。


以上、Tertulia Literariaを受けてみた感想でした。

Tertulia Literariaでは、日本語にも翻訳されているような有名な文学作品を教材として読んでいきます。

月ごとに作家が変わるので、気になるメキシコ人作家の作品をスペイン語で読んでみたい方には特にオススメです。

スペイン語のレベルは中上級以上が中心で、1回(1時間)のみ、または全4回コースで受講ができます。

スペイン語の文学に慣れていない方も、ぜひこの機会にお試しください。




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