最近は日中建物のなかで半袖でも平気になってきたオアハカです。梅が咲いたという便りを受け取ったりすると、日本も寒いとは言いながら、確実に季節は春に向かっているのだなぁと感じます。オアハカの春は、朝晩は涼しく、昼間は太陽の日差しが強くて肌がこげるように暑いです。
さて、生活する中で、公共交通機関はなくてはならないシステムです。旅の途中や外国では、自家用車がないので基本的には交通機関のお世話になることになります。飛行機は長距離バスは意外と利用が簡単なのですが、公共交通機関は少し難易度が上がります。近隣を移動するためには土地勘が必要になるからです。
しかし、旅先でもタクシーではなく市民の足である公共交通機関を使いこなせば移動にかかる費用がぐっと押さえられ、しかも便利です。というわけで、今日はオアハカの公共交通機関事情について書きたいと思います。
1)タクシー
(出典:Oaxaca Digital)
まず、一番簡単なのが通常の「タクシー」。オアハカを走っているタクシーには2種類あります。「タクシー」と「コレクティーボタクシー」です。「コレクティーボタクシー」とは乗り合いタクシーのことです。
通常のタクシーは、最近は黄色いものが増えてきました。乗り方は、道ばたで捕まえて、行き先を告げ、値段を交渉します。日本のタクシーと違ってオアハカのタクシーはメーターはついていないので、乗る前の値段交渉がとても大切です。
オアハカ市内の移動なら40ペソくらいが目安です(2015年2月現在)。近隣の村に行く場合は、値段は跳ね上がります。例えばタペテ(羊毛の織物)で有名なテオティトランデルバジェなどに行く場合は、230ペソ〜250ペソくらいが目安です。
タクシーはそこら中走ってるので手を挙げて捕まえるか、バスターミナルや街の中にあるタクシー乗り場から乗車できます。
2)コレクティーボタクシー
(出典:Noticias de Oaxaca)
コレクティーボタクシー(以下コレクティーボ)は、オアハカでは重要な市民の足です。色は白とあずき色で、車体は日産のサニー(メキシコ名:TSURU, つ、鶴?!)のものが多いです。フロントガラスに行き先が書かれていて、オアハカ市内と行き先の村をピストン運行しています。目的の村までは連れて行ってくれますが、乗降所が決まっているので、その先は自分で歩いてたどり着くことになります。
コレクティーボも通常のタクシー同様乗り込む前に一応値段を確認しておきます。だいたい、前に2人後ろに3人くらいのお客を積んで移動するので、人数が集まるまで発車しません。少人数で出発しても、途中で人が乗り込んできたり(あるいは降りていったり)するので、人数は変動的です。
3)バス
(出典:oaxacaentrelineas.com)
海外の公共交通機関でかなり難易度が高いのはバスだと思います。日本だと、バス停にも名前があるし、次の駅の名前もちゃんとアナウンスしてくれたり電光掲示板に表示されたりします。(大きな街だと英語や中国語、韓国語などでのアナウンスもありますね。)各席には停車ボタンがあるので、下車したいバス停が近づいたらすかさずボタンを押せば、ボタンが点灯し、さらには「次、止まります。」という車内アナウンスまで流れます。
が!!オアハカのバスはそういうわけにはいきません。
バス停はだいたい道の角にあります。標識があるところもあるし、ないところもあります。各バスのフロントガラスには行き先が書いてあるので、バスを待ちながらじっと行き先に目をこらします。行き先の他に、通過する通りや施設の名前も書いてあるので、それもあわせてみるとどういうルートで走るのかを知ることができます。
乗りたいバスがやって来るのが見えたら、手を挙げて運転手に知らせます。バス停にいても、手を挙げなければ「そのバスに乗る意志はない」と見なされ、バスは止まってくれません。バス停にいるのに止まってくれないなんて!!と、日本の感覚で考えると驚きです。バスによっては、バスに乗っている人が行き先を大きな声で言ってくれます。しかし、これがめちゃくちゃ早口なので、知らない地名を羅列されてもなかなか聞き取ることができません。なので、フロントガラスの行き先で確認するのが確実です。
乗りたいバスがやって来るのが見えたら、手を挙げて運転手に知らせます。バス停にいても、手を挙げなければ「そのバスに乗る意志はない」と見なされ、バスは止まってくれません。バス停にいるのに止まってくれないなんて!!と、日本の感覚で考えると驚きです。バスによっては、バスに乗っている人が行き先を大きな声で言ってくれます。しかし、これがめちゃくちゃ早口なので、知らない地名を羅列されてもなかなか聞き取ることができません。なので、フロントガラスの行き先で確認するのが確実です。
乗車するとまずは運賃を払います。運転手さんに直接払います。料金は一律、6ペソです。(2015年2月現在)車内では、次のバス停がどこだとかのアナウンスや表示はいっさいないので、自分で注意深く景色を確認し、降りたいバス停が近づくと車内後方にあるボタン(車内に1つか2つしかありません!)を押して降車します。アナウンスがないばかりか、車内は運転手さんが好きな音楽が爆音でかかっていたりするので、なんだかにぎやかなことが多いです。
観光地に行く際は、あまりバスに乗らなくてもいいかもしれませんが、留学などでしばらく暮らすとなると、使いこなせるようになると便利だと思います。
「トゥクトゥク!!」と思わず叫んでしまいまいそうですが、ここメキシコでは「モトタクシー」と呼ばれています。小さな村に行くとよく走っています。勝手なイメージで、トゥクトゥクはアジアの乗り物と思っていたので、メキシコで見るとなんだか不思議な感じです。
このような感じで、公共交通機関はかなり日本と事情が違いますが、乗ってみると人々の生活の様子が見えてくるのとでとても面白いです。オアハカにやってきたら、公共交通機関にもぜひともチャレンジしてしてみてくださいね。
それでは、よい一週間をお過ごしください。
観光地に行く際は、あまりバスに乗らなくてもいいかもしれませんが、留学などでしばらく暮らすとなると、使いこなせるようになると便利だと思います。
おまけ)モトタクシー
(出典:istmo-mx)
「トゥクトゥク!!」と思わず叫んでしまいまいそうですが、ここメキシコでは「モトタクシー」と呼ばれています。小さな村に行くとよく走っています。勝手なイメージで、トゥクトゥクはアジアの乗り物と思っていたので、メキシコで見るとなんだか不思議な感じです。
このような感じで、公共交通機関はかなり日本と事情が違いますが、乗ってみると人々の生活の様子が見えてくるのとでとても面白いです。オアハカにやってきたら、公共交通機関にもぜひともチャレンジしてしてみてくださいね。
それでは、よい一週間をお過ごしください。
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
日本人スタッフ あみ
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