この間は曇り空が朝から続いていて一日中肌寒く感じていたのですが、晴れると一転、暑いのです。
今週はまだ街の中心部にある歩行者天国「アルカラ通り」を通っていないので街のにぎわいをまだ肌で感じていないのですが、学校の近くのLlano公園では「メスカル祭り」に向けての準備が始まりました。
メスカルとは、日本ではまだそこまで馴染みがありませんが、オアハカ名物のお酒です。テキーラというと日本でおなじみですが、メスカルもテキーラ同様リュウゼツランを原料にしたお酒です。
(出典:dondeir)
オアハカではこのメスカルの製造が盛んで、製造所がたくさんあります。大量に生産するメスカルのメーカーもありますが、小さな規模でもたくさん製造されているので、その種類は無限です。同じ場所で作られても、作られた年などによって全く同じ味にはならないそうです。そのように作られたメスカルは、ラベルも何もないプラスチックの容器に入れられて飲まれたりします。カレンダの際にこれらのメスカルが振舞われる光景も見かけます。
そんなメスカルたちが一挙に集まるのが、このフェリアデルメスカル(メスカル祭り)です。毎年ゲラゲッツァ月間である7月に開催されるようです。その会場の準備が今週頭から始まりました。気が山積みにされているなぁ、と思いながら通り過ぎていたら翌日には、一挙に現れた小屋たち‼︎なんとかわいい小さな家なのだ‼︎と感動しながら歩いていると、その側には瓦が大量に積まれていました。最後にこの瓦を乗せてあっという間に完成です。
毎週開催されているティアンギスや、毎日組み立てられてはバラされてを繰り返している路上の屋台を見るにつけ、メキシコ人の機動力の高さと仕事の早さに驚かされます。そうかと思うと、「Ahorita(今すぐするよ)」と言いながら一向に仕事をしてくれない時もあるので、このあたりがよくわからない、メキシコです。しかし‼︎メスカル祭りに向けてはちゃくちゃくと準備が進んでいます。
メスカル祭りは、入場料が必要ですがそれを支払って中に入ると中ではメスカルの試飲がし放題だそうです。お祭りの期間中オアハカに滞在されている方はぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか。
(出典:TripAdviser)
日本へのお土産にメスカルを買う場合は、Sal con chile(唐辛子入りの塩)も一緒に買って帰るといいネタになると思います。Sal de gusanoにはグサノ(イモムシ)も入っています。私は、一度真っ赤なボディの生きたグサノが市場で売られているのを見て、あまりに衝撃的なビジュアルを見て「あ、あかん……」と思い、sal con chileは苦手です。(グサノを炙って、砕いて塩に混ぜるのだそうです。香ばしくて美味しいとされています。)
きついお酒が苦手な人は、フレイバーメスカルがオススメです。フルーティで甘いので飲みやすいです。飲み過ぎには十分注意ですが……。
今日は、食の街オアハカがますます楽しくなるイベントの紹介でした。オアハカにこられた方は、ぜひぜひメスカルを試してみてくださいね。
それでは、良い一日をお過ごしください。
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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