ゲラゲッツァがいよいよ盛り上がっているオアハカです。月曜日には、ゲラゲッツァ会場でゲラゲッツァが開催されていました。街の中でもテレビの中継でその様子が放映されていました。
本番に先立って、18日土曜日には"Desfile de delegaciones regionales"というパレードが行われました。
オアハカの各地域から集まった表たちが、街を音楽と踊りとともに練り歩いていました。沿道にはものすごい人だかりでした。パレードが始まる少し前にものすごい雨が降ったので開催されるのだろうか、と心配していましたがそんな心配は無用でした。大きなカレンダの人形と音楽がやってきて、たちまち大歓声でした。
各グループごとに音楽団が付いているので、演奏される音楽も踊りも様々。パレードのいいところはパフォーマンスをしている人たちを間近で見られるところです。そして、観客にいろいろなものを配ったり、ものを投げ入れたりしてくれてエンターテイメント性もバッチリです。私の隣にいたおばちゃん(というか、おばあちゃんに近い)はメスカルが大好きらしく、「おいーー‼︎こっちにもメスカルくれよーー!」と叫んではメスカルのボトルを持った人を呼び寄せていました。
パレードに出ているのは、子どもから大人まで様々な年齢です。子どもたちも一丁前に衣装を着ていてかわいかったです。
ブラスバンド部隊もたくさん。恰幅のいいおじさんが思いっきり吹くので、びっくりするくらいに大きな力強い音です。
大きな人形もたくさんやってきました。
音楽の奏者や踊り手の中に叫ぶ人がいます。自分の街の名前やオアハカの名前を叫んで、それに続いてみんなで「ビバーー‼︎」と叫びます。
籠を持った人たちは、何かを配ってくれています。パンやらチョコレートやら、いろいろです。
トリートとよばれる爆竹搭載の牛型花火もいました。ものすごい勢いで火花を撒き散らしながら進んでいきます。
踊り子の女の子たちは本当にかわいいです。頭の上に乗せている花かごはかなりの重さがあるだろうに、みんな笑顔を絶やさずに踊っているので、見ていることらも自然と笑みがこぼれます。
同じオアハカ州内と言えど、衣装は様々。女性の衣装は色鮮やかなものが多く非常に華やかです。
ブラスバンド楽団は、大人だけではありません。小さな子どももいました。大人顔負けの演奏です。
ワホローテ(七面鳥)。小脇に抱えられていますが、本当におとなしいものです。
ひときわ目を引くIstumo地方の衣装。これらの刺繍、なんと手縫いです。鮮やかな色合いといい、細かい刺繍といい素晴らしい伝統技術です。
パレードの後。戦利品とともに。メスカルやチレ、小さな器などいろいろ貰いました。
ダンサデプルマ(羽のダンス)も見ることができました。あのぴょんぴょんと跳ねる脚力は、いつ見ても本当にすごいなと感心しきりです。
パレードは、昨年も見たので今年はもういいかなと思っていたのですがやはり、楽しいものは何度参加しても楽しい‼︎というのが結論です。このパレードは、今週の土曜日(25日)にもう一度あります。来週の月曜日は2回目のゲラゲッツァも会場で行われます。
オアハカにいる方は是非ともお見逃しなく。オアハカにいない方は、来年以降、ぜひともこの時期にオアハカにやってきてお祭りを体験することを検討してみてくださいね。
それでは、良い一日をお過ごしください。
日本人スタッフ あみ
0 件のコメント:
コメントを投稿