この間から、ポンチェのことばかりを気にかけている私ですが、あらゆる人に「ポンチェおいしい!」「ポンチェが大好き!!」というのを言っていたら、
「そんなに好きなら作ればいいやん」
と言われました。「ええ!!そんな簡単に言って作れるものなの?!」と驚いていると、「簡単簡単〜!!」と作り方をぱらぱらと説明しだすではありませんか。それによると、果物を切って火にかけて砂糖を加えるだけだという。
それなら私もできそうだ、というわけで果物を買いに市場へ。
市場に出かけると、すっかりクリスマスの模様。ピニャータが売られていたり、デコレーション用の電飾が激しく点滅していたりといった具合です。
果物は、何でも好きなものを入れればいいということですが、guayaba(グアバ)、manzana(リンゴ)、canela(シナモン)は何度も言われたのでこれは必須だと思われます。その他にも、tejocote(テホコーテ)、caña(サトウキビ)ciruela pasa(プルーン)などを入れてもいいようです。
作り方は本当に簡単。シナモンスティックを入れた水を沸騰させ、その中に切った果物を放り込んでさらに煮込みます。果物が柔らかくなったら砂糖を加え味を整えて出来上がりです。
柔らかくなった果物はもちろん食べられます。私は、テホコーテ、グアバ、リンゴを入れたのですが、リンゴがとてもおいしかったです。グアバは種を取り除くのを忘れていたのでそれが失敗でした……。飲むと、果物の甘みとシナモンの良い香りがいいコンビネーションでふんわりと口の中に広がり、身体が温まります。できたてもおいしかったのですが、個人的には2日目の方が果物に味がじわりと染みてよりおいしかった気がします。
道ばたで売っているポンチェを飲んだ時にサトウキビ入りのものを一度飲んだのですが、それもとてもおいしかったです。友だちによると、オレンジを入れてもおいしかったとのことです。ブランデーを入れたり、メスカルを入れると、もっと身体が温まるよ、とも教えてもらいました。
日本にある果物で試してみるのもおいしいかもしれません。寒い冬の夜に、ぜひポンチェをどうぞ……!!
<おまけ>
果物の名前が、聞き慣れないものもあると思うので、写真を載せておきます。
caña:さとうきび(汁が染みて、サトウキビの甘みと相まっておいしい!!)
tejocote:テホコーテ(日本にはない果物です。マンサニータ(小さなリンゴ)とも呼ばれていて、大きさは直径2〜3センチほど。もっと甘いのを期待していたら、あんまり味がなかったです。だしとして出てしまったからかな?!)
ciruela pasa:プルーン(市場で果物を買っている時に果物屋のおばちゃんに勧められました。確かに合いそう。)
manzana:リンゴ(リンゴはやっぱり間違いない!!)
guayaba:グアバ(画像を検索すると、緑の皮で赤っぽい果肉のグアバもヒットしますが、メキシコで見かけるのは、この黄色い方のグアバ。)
※レシピを見ていると、ハマイカ(ハイビスカス)を入れるというものも見つけました。これは試したことがないけど、おいしいと思います。
それでは、寒い日が続くと思いますが風邪など引かないようにお過ごし下さいね。
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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