2014年12月8日月曜日

ピニャータづくり

こんにちは。青空の気持ちよいオアハカです。

日光浴が気持ちのよい今日この頃ですが、建物の中が寒いです……。 予想以上に寒いので、この時期にオアハカに来られる方は夏の格好と冬の格好の両方を用意してきた方がいいかもしれません。

さて、ICOでは今週からクリスマスコースが始まりました。ということで、クリスマスワークショップも始まりました。第一週目は、ピニャータづくりとナシミエント(キリストの誕生を再現したジオラマのようなもの)づくりです。

ピニャータは、日本のスイカ割りのように遊びます。目隠しをしてピニャータを割ると、中から果物やお菓子が出てくるのです。誕生日パーティなどで人気なので、メキシコでは普段からあらゆるところで、色々なキャラクターの形をしたピニャータが売られているのを見かけますが、クリスマスシーズンになると、尖った角がついた星形のようなピニャータをよく目にします。(ピニャータについては、この文献がさまざまな角度から解説してあってとても興味深いです。→ピニャータ: http://www.pinatanet.com/pinata/pinata.pdf


さて、ピニャータ作り。まずは、素焼きの壷にぺたぺたた新聞紙を貼っていく作業です。糊にはボンドと小麦粉を溶いたものを使います。この間の死者の日のマスク作りのワークショップの時にも、このようにぺたぺたと張り合わせる作業があって、そのときとはまた違う材料の調合だったのでとてもおもしろいなぁ、と思いました。


壷は3層にしなければならないので、1層目が貼り終えた後は、太陽の下で乾かします。12月といえども、日の光が強いのであっという間に乾きます。乾かしている間に角作りです。角の部分にはクラフト紙が使われます。大きさは、特に計ったりすることもなく適当に。いずれ壊すものだからそんなものか、と思いつつ、それでも各作業を見ていると性格なのか国民性なのか、それぞれでおもしろいです。



角が作り終わったら、今度は壷の2層目。BGMはクリスマスソングなのですが、全部スペイン語なので、なんだかおもしろかったです。日本で流れるクリスマスソングも全部日本語になっているので、きっと外国の人は「変なの〜」と思いながら聞いているのかもしれません。


壷と角を乾かし中。接着に使った特製の糊は乾くとかなりの強度になります。


さらに壷にぺたぺたぺたぺたと新聞紙を貼付けます。1日目の作業はここまで。続きは新聞紙が乾いた明日に持ち越しです。

あっという間にできてしまうワークショップも楽しいですが、少しずつ完成に向けて作業を進めるワークショップもわくわくして楽しいですね。しかも、最終的には割って粉々にするものを、こんな風にていねいに準備するなんてなんとも不思議な文化です。

さて、明日はどんな工程が待っているのか、楽しみです。

それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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