通勤路に、サンタクロースの衣装を着たゾンビのような人形が置いてあり、「ああ、死者の日が近づいているなぁ」とそんなところで季節感を感じています。面白いから写真に撮ろうと思っていたのに、気がついた時には2階のバルコニーに移動されていて撮りそびれてしまいました。その人形が置いてあったのはabarrotes(アバローテス、街角にある個人商店。食品などが売ってある。)なのですが、ゾンビサンタの他にも似たような怪しげな人形が4体くらいあったので、どこにしまいこんでいたのか……と余計なことを考えながら歩いてしまいます。
さて、今日はお知らせのブログです。ICOでは、2015年も「死者の日」のツアーを開催することが決まりました。行き先や出発時間が決定したので、お知らせします。「死者の日」にオアハカに滞在する方は是非とも参加してみてはいかがでしょうか。ICOの生徒さん以外の参加もOKです‼︎詳細は以下の通りです。
10月31日(土):お墓めぐり
オアハカ市内外のオアハカを数カ所巡るツアーです。「他人のお墓をめぐるなんて!」と日本では耳を疑ってしまいそうなツアーですが、オアハカにおける死者の日ではこのツアーこそが醍醐味でもあるのです。一口にお墓といっても、それぞれの墓地ごとに雰囲気も伝統も異なります。ICOのツアーでは、市の共同墓地、ホホコトランの新旧の墓地、アツォンパのお墓を訪れます。それぞれの村に伝わる文化と伝統を感じられる貴重な体験になるはずです。
メキシコ国内でもオアハカは特に死者の日の伝統が残る地域として知られています。どのように人々が死者の魂を迎えるのか、お墓を訪れて実際に自分で見てみる絶好の機会です。笑ったガイコツの人形や楽しい音楽もあるのですが、やはりどこか厳粛な神聖な雰囲気に満ちた風景を目にすることができるでしょう。
死者の日のためにオアハカを訪れる方は見逃せないツアーです。
【集合時間:午後9時】
11月1日(日)エトラ谷のコンパルサ
コンパルサとは、仮装行列のことです。オアハカ市の郊外にあるエトラ谷では盛大なコンパルサが開催されます。
ハロウィンのようなパーティ仕様の仮装や、クマの着ぐるみ、おどろおどろしいモンスター、もはやただのコスプレ、といったバラエティに富んだ仮装の集団が音楽に合わせて街を練り歩きます。
ブラスパンドが何組も道の上にあふれ、至る所からひっきりになしに音楽が始まり、それに合わせて踊ったり爆竹や花火が打ち上げられます。
厳粛な雰囲気とは真逆の、「祝い倒す!」という心意気と強い決意すら感じるコンパルサは圧巻です。
【集合時間:午後5時】
11月2日(月)サンフェリペ墓地
(出典:SWAMP THINGS)
オアハカ市の北部にあるサンフェリペデルアグアの墓地を訪れます。小さなお墓ですが、きれいに飾り付けられた様子は幻想的です。
初日の夜中までのお墓めぐりへの参加が難しい方は、こちらのミニツアーがおすすめです。
【集合時間:午後8時半】
最後に
これらのツアーは、全てInstituto Cultural Oaxaca主催で、学校集合・解散なので安心して参加していただけます。
ICOの生徒さん向けに特別料金があるほか、一般の方もツアーのみ参加していただくこともできます。(※料金等についてはお問い合わせくださいませ。)
また、ICOでは10月19日より「死者の日コース」が始まります。スペイン語の授業のほか、毎年恒例「マスク作り」のワークショップなども開催されます。マスク作りは、自分の顔の方をとるところから始める本格的なものです。こちらも、ワークショップのみの参加も可能ですので、詳しくはお問い合わせくださいませ。
それでは、死者の日の季節にオアハカで会いましょう!
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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