2017年5月17日水曜日

ありがとうございました!

こんにちは。ICO日本人スタッフのあみです。

ICOで日本人の窓口として勤務オアハカのことやInstituto Cultural Oaxacaのことを日本にいるみなさまに伝わりますように、とはじめたブログですが本日は私の最後の投稿です。

実際に日本にいないのでどの程度なのかは体感できていませんが、オアハカは、日本でも最近ようやく知名度が上がってきたような気がします。オアハカのかわいい雑貨や素晴らしい手仕事の作品が海を渡って日本でも知られるようになったというのは本当によろばしいことです。



もっとオアハカやメキシコが日本にいる人たちにとって身近になればいいなと切に願いながら、ブログをツールとして現地の情報を発信してきました。コメントなどつくこともないので、てっきり誰もみていないのかもしれないと思ったことも何度もありましたが、いらっしゃた生徒さんに

「ブログ、参考にしてました!」

という声をかけてもらって、「おお!ちゃんと誰かに見られていた!」と励まされました。あと、「密かにみてます」と言われて、「なぜ隠れるのだ!」と思いながらも、自分が発信している情報が誰かの役に立ち、オアハカに来ることを少しでも前向きに考えられるきっかけになっているのなら、こんなにうれしいことはありません。私自身もオアハカに住み始めて以来、オアハカの素晴らしい文化や、優しい人々に触れてますますたくさんの人にオアハカに足を運んでもらいたい、知ってもらいたいという気持ちは強くなる一方で日々過ごし、情報を発信してきました。



メキシコはアメリカのすぐ下にあるので英語でなんとかなるんじゃないか、と思われている人も多いかもしれません。しかし、その期待をはるかに下回る感じで英語が飛び交っていないのがメキシコなのです。北部はもっと英語が話せる人が多いかもしれませんが、オアハカのように南の街となると、街の人はほぼほぼスペイン語です。あるいは、オアハカでいうと彼らは先住民の言葉を話す人も多く、スペイン語が第2言語という場合もあるので英語は、ましてや日本語だけでやりくりするのは難しいと感じます。しかし、以前いただいた生徒さんの体験談の中に「お互いが自分の言語ではないから、相手のことを思いやって優しく接することができた」という内容のことが書かれてあって、確かにそうだなぁと強く同感しました。英語圏でもなく日本語も通じないスペイン語圏という環境は、言語を学ぶと同時に人間のもっと大切な部分、思いやりをもって他人に接する、ということを思い出させてくれるのかもしれません。

個人的には、スペイン語は声に出すのが楽しい言語だと思います。母音が多いので日本人にとって発音しやすいというのもその理由かもしれませんし、もう一つこちらがのびのびと他言語を話させてくれる要因としてメキシコ人の懐の深さも大いに関係していると思います。たどたどしいこちらのスペイン語を嫌な顔をするでもなく、ニコニコと聞いてくれくれます。この人たちともっと話したいなぁ、もっと理解できるようになりたいなぁ、というモチベーションをくれるので、オアハカは学びと実践を並行できるとても良い環境がそろっています。さらに、かわいい街の雰囲気でのんびりとした時間を過ごせて、留学先で夜も街をぶらぶら歩けるなんてこれは他の街では無理なのでは?!と思ってしまうほどです。

ICOにいる間たくさんの日本の方々、また世界中からいらっしゃった生徒さんと知り合うことができました。日本で過ごしていたら出会えなかったかもしれないと思うと、不思議な縁だなぁ、としみじみとしてしまいます。本当にありがとうございました。知り合った全ての方に、この場を借りてお礼申し上げます。

ICOでは、これからも日本から来た生徒さんが安心して留学生活を送れるよう、常駐日本人スタッフがサポートを続けていきますので、スタッフ一同これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。また、どこかで会いましょう!



Instituto Cultural Oaxaca
 日本人スタッフ あみ

2017年5月12日金曜日

オタクだっていいじゃない。スペイン語の力となるのなら!

こんにちは。天気がすっきりしません、オアハカ。それなのに雨は降らないという微妙な状況。いっそ雨がいっぱい降って埃なり熱気なりを洗い流して欲しいところなのですが。

語学を勉強するのは楽しい反面、つくづく根気というか、もはや「しつこさ」のようなものが必要だなと感じる日々です。

日々襲いかかってくる文法事項、出てこない単語(というか、そもそも持ち合わせていないので引き出しも空っぽ。)、動詞の格変化(これは本当、スペイン語よ、どうなっておるのだ、と嘆きたい。)などあげだしたらきりがありませんが、それでもたぶん、他言語を使って人々とコミュニケーションを取りたい、その人たちをより良く理解したいという気持ちが勝るので語学学習を続けるのだと思います。

それに、続けていると「うわー、こういうの言ってみたかったんだよな〜」というかっこいい言い回しや表現が出てきて、単純に学ぶ楽しさを感じられて、そして実際に使って通じたらもっとうれしくなって、というプラスのループにはまり込む時があります。その時の語学学習の楽しさったら、です。

しかし、そんな楽しい瞬間ばかりではないのが語学学習です。上達やレベルアップにはセンスや知識ももちろん大切ですが、それよりももっともっと大事なのは先に言ったように「しつこさ」だと私は確信しています。(そして、間違いを気にせずにがんがん話す「度胸」です。)そんな根気強いことをしようと思ったら、語学書とにらめっこばかりするのは正直しんどいです。

今やインターネットやスマホのアプリを使えばスペイン語の読み物なんてすぐに出すことができます。便利な時代ですが、結局それを継続させることができるかどうかは本人の粘り強さということになるのです。

前置きが長くなりましたが、今日はやっぱり勉強は楽しくないとな!ということで思いついたのが、というか、結局たどり着いたのがここだった、という話です。

そんな時に必殺のあれ……

単刀直入に、それは「漫画」です。

メキシコには、日本の漫画が翻訳されたものがたくさん売っています。日本の漫画文化とは少し異なるので、本屋さんにはあまり漫画は売られていなくて、街のキオスクのような新聞のスタンドで売られているのがもっとも一般的です。

キオスクではスペースが限られているので売り切れたらそれまでで、通常最新刊のみが並んでいます。


こんな感じで、並んでいますが、メジャーなものから少し古いものや、マニアックで日本でもみたことないような漫画もたくさんで、一体誰が選定しているのだろうか、という感じです。じろじろみていると、

「こんなのもあるのかーー!」

と眺めているだけで面白いラインアップです。

日本の漫画文化を思い知る

漫画も学生の頃はよく読んでいたのですが、最近は全然読んでいなかったのでまさかメキシコで漫画を再び読み始めるとは予想していませんでした。しかも、日本ではすでにめちゃくちゃ流行っていたので、あえて読まなくてもいいか、と敬遠していた「進撃の巨人」です。

「巨人が人間を食べる」という衝撃的な内容で、あまりに現実離れしているので日常生活には役に立たないだろうと思いながらもやはり人気があるだけあってストーリーが面白くて必死で読み始めました。そして、読み始めてから、進撃の巨人の中に出てくる単語を日常でも耳にしたり目にしたりすることが意外と多いということに気がつきました。そして、日本の漫画は長いので一度読み始めると、たくさん張られた伏線や新たな事実とともに話が展開していくので継続して読ませてくれる気がします。本当は文字ばかりで読むのが理想なのですが、漫画の絵に助けられます。

グロテスクな場面も出てくるので、なかなか進撃の巨人を読んでスペイン語を一緒勉強しようという人が現れなかったのですが、ついに、現れたのです。

そう、それは現役大学生!

やはり、大学生は漫画をよく読んでいるみたいです。そして詳しい!話していると、知らない漫画の情報も逆に教えてもらったりして、つくづく思いました。そして、日本人は漫画をこよなく好んで読む時期があるという文化があるのだと気付かされました。

「坂本ですが?」という漫画。
坂本くんがひたすら華麗に振る舞うという内容。
はじめて見ました。漫画は日々生まれているのですねぇ。

最近は日本のテレビを見ていないので詳しくはわからないのですが、週に何度か夜ご飯の時間にはアニメが流れていたりとか、そのアニメの原作漫画を読んだりだとかの文化が存在しているので、それぞれに好きな漫画があってそれについてある程度熱く語れる、言い換えれば日本という環境で育った人は誰しもがオタク気質を備えているのかなぁ、という気がしました。nerd(英語で言うところのオタク)は一部のコアなオタクという印象を受けますが、日本人はそもそもオタクの基礎レベルが高いのかもしれません。

なんの考察をしているのだ、という感じになってきましたが、話をスペイン語学習に戻しましょう。

漫画というオプション

「スペイン語の文章を読む」ことに難しさを感じている日本人は多いのではないかと思います。読解の授業などになると、やはりアルファベットが使われている言語を母国語としている人の方が読むのが早いですし、単語も目で見た方がスペイン語と英語が似ているので彼らにしてみれば読む作業はさほど難しいことではないのかもしれません。その中にいると「あああ……」という気持ちになってしまうことも多々あると思います。

読む速さを身につける前に、まずは「読むことへの抵抗感」を取りのぞくのがとても大切だと思います。「短いニュースを読めばいい」や「簡単な雑誌の記事を読む」などアドバイスされ、実際読みものは世の中に溢れていますが、その選択肢に日本人なら「漫画」を加えてもいいんじゃないか、と思います。

読むことへの抵抗感が少なくなると、徐々に本や長めの記事なども読めるようになると期待しましょう……!

同時に、漫画は日本の文化や日本の生活が舞台になっているので、スペイン語でなんというかを知れたり、日常的な言い回しも学べたりもするので、私は漫画でスペイン語学習をおすすめしたいです。(と同時に、自分にも言い聞かせています。継続は努力なり。)

長々と書いた割に、言っていることは「漫画はやっぱりおもしろいよなぁ。読んでいいじゃないの。」という漫画文化を賞賛しているだけの内容になってしまいました。行きつけのキオスクに行くと、おばちゃんが私の顔を見るなり「進撃の巨人」の最新刊を差し出してくれるまでになりました。よろこばしいことなのか、公認オタクになってしまっただけなのかよくわかりませんが、楽しくスペイン語を読めるようになったのはこの漫画のおかげだと思っています。

みなさんは、どのようにスペイン語の勉強を継続させていますか?おすすめの方法などあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

それでは、良い週末をお過ごしくださいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2017年5月10日水曜日

日曜日は、ティアンギスで決まり。オアハカ郊外の村「トラコルーラ」!

こんにちは。本当に今年はどうしてしまったのでしょう。雨が全然降りません。今日は朝から曇りのオアハカなので、雨が少しでもふればいいなぁ、と淡い期待を寄せているのですが、連日夕方になると風が吹いたり雲行きが怪しくなるだけで、一向に雨が降ってくれないのです。これも、地球温暖化の影響なのでしょうか。

先日、自分の撮る写真が「オアハカかわいい。きゃ〜!」と言う「かわいいレベル」が下がってきている(目が慣れたのでしょうか?)ので、生徒さんに「オアハカのいいと思う写真を提供してください」と頼んで送ってもらいました。

ありがたいことに早速たくさん送ってもらって、うはうはしながら写真を見ていました。そして、ある村の写真が多いことに気がついたのです。

と、トラコルーラ!!!

トラコルーラは、オアハカしないから40分ほど離れたところにあるところで日曜日に大きなティアンギス(青空市)が開催される村なのですが、すっかりその魅力について伝えるのを忘れていました。

と言うことで、今日はトラコルーラティアンギスの魅力にもえさんから送ってもらった写真とともに迫りたいと思います。どうぞよろしくお付き合いください。

トラコルーラ、基礎情報

トラコルーラは正式名を「トラコルーラデマタモロス」と言いオアハカ市の東側に位置しています。人口は約2万人です。

オアハカ市とミトラのちょうど中間あたりにあり、バス一本で行くことができるのでアクセスしやすく、日曜日のティアンギスは外国人観光客にも人気です。

周辺に小さな村が点在しているので、日曜日のティアンギスが開催されるときには周辺の村々から人々が生鮮食品や日用品の買い物にやってきたり、逆にその村で作られている特産物を売りに来たりするのです。周辺の村で作らられている民芸品も売りに来ている人が多いので、各村を訪れずに一気にいろいろな種類(テオティトランのタペテ、ミトラの織物、かご、陶器などなど)の民芸品が見られる(しかも、作り手の人が直接売りに来ていたりする)のでいい品に出会う確率も高いです。

オアハカ市内よりも民族衣装を着ている人が多く背が低い人も多いので、市内を観光するのとはまた違った雰囲気を味わうことができます。

さぁ、ティアンギスへ!

百聞は一見にしかずです。写真ともにトラコルーラを一緒に歩きましょう!


バスターミナルを出ると、メインの道の両はしにたくさんの店が立ち並んでいます。フルーツは、季節のフルーツが大量に並んでいます。


あ、買ってる!

暑いので、フルーツを買って食べ歩きながら街を歩くのはおすすめです。食べるのに夢中になって、荷物や貴重品のことをくれぐれもお忘れなく。人が多いので、スリや泥棒には要注意です。

ちなみに、メキシコのスイカは横長で日本のもののようにまんまるではありません。そして、日本のものより水っぽい味がします。そのためか、メキシコではチレをふんだんにかけて食べられるのが一般的なようです。

買うときに「チレいらない」と言うと、フルーツだけを買うこともできます。


沿道ではいろいろなものを見かけます。気になったものは気軽に話しかけてみると教えてくれるのでスペイン語の練習にもなりますよ。


刺繍エプロンと大きな花柄のバンダナと言う格好の女の人をたくさん見かけます。こんなに派手なデザインですが、みんなとてもかわいらしく着こなしていておしゃれです。


店番しながら刺繍をしている人もちょくちょく見かけます。みんな器用にするなぁ、と感心してしまいます。


彼女たちの着ている民族衣装ですが、同じように見えて村ごとに少しずつ違うのです。二つ前の写真のお姉さんの衣装とも微妙に違うのすがわかりますか?ヒラヒラがたくさんついているのもあれば、レース生地になってものもあり、見ていると楽しいです。


トラコルーラの市場の中は、カラフルなパペルピカドが吊るされてあります。若い女の子たちも民族衣装と刺繍エプロンをつけている子達が多いです。

市場の中には焼肉ゾーンもあって、買った肉をその場で焼いてくれ食べることができます。


メキシコの果物屋さんは本当に「てんこもり」と言う言葉がぴったり当てはまります。日本では果物を食べる習慣がない人も、こんなにたくさんの種類の果物を目にするとついつい食べてみたくなりますね。

旬の果物を見分けるには、一番山積みになっているものを探せばいいのです。メロンなど日本ではいい値段のする果物も安いので、ついつい手が伸びます。


そう!トラコルーラといえば、パン。市場の一角はパンコーナーになっていて、パンが山積みになっています!

メロンパンのように見えるパンはコンチャと言う名前です。


このパンは「パンデカスエラ」。中にチョコレートとレーズンが練りこんであると言うオアハカでもトラコルーラでしか見かけません。(オアハカで見かけるものも、トラコルーラの人が売りに来ているもののようです。)

これが美味〜。おいしいので、トラコルーラに行った時にはぜひ!オフィスで働いているチョニータの情報によると、特においしいパンでカスエラを作るおばちゃんがいるそうなので、そのおばちゃんのものを試してみたい人は、詳しい場所などチョニータに聞いてみてくださいね。


奥の方で煙がもくもくとなっているのは、肉を焼いているゾーンだからです。


刺繍をする人が本当に多いオアハカ。各地域ごとにそれぞれの刺繍のパタンがあるほどです。なので、ティアンギスなどでは糸のみを売っている人というのも意外とたくさんいるのです。

微妙な色の違いのものもあるので、刺繍する時に表現の幅が広がりますね。ものを作るのが好きな人にはオアハカは本当におすすめです。


最後のおまけの写真は「パンデムエルトス」。死者の日の頃になると、祭壇に備えるためのパンがたくさん売られるようになります。これも地域によってデザインというのか、タイプが違うのでパンを見て歩くだけでも飽きません。

まとめ

いかがでしたか、トラコルーラの街歩き。写真を見ながら私も新鮮な気持ちでトラコルーラのティアンギスを楽しめた心地です。もえさん、写真の提供、ありがとうございます〜

実際に行くと、人々の活力や、野菜や果物の匂いなど、鼻と耳で感じられることが多いのでさらに力が伝わってくると思います。日本のスーパーではあの活気は感じられないと思います。また、村ではサポテコ語など先住民の言葉が使われているので村の人同士が聞き慣れない言葉で話している風景にも出くわしたりします。しかし彼らはほとんどの人が先住民の言葉とスペイン語のバイリンガルなので、スペイン語のコミュニケーションで大丈夫です。

オアハカ滞在中には、ぜひとも足を運んでみて下さいね。

トラコルーラのティアンギスは毎週日曜日の早朝から夕方まで開催されています。バスで片道18ペソ(2017年5月現在)です。

それでは、また次回!

🌵  😄 おまけ 😄 🌵
写真を提供してくれたもえさんのブログ「オアハカに恋して」もチェックしてみてください。
カラフルな写真と、ウイピル好きにはたまらないコーディネートの数々がみられますよ〜!


日本人スタッフ あみ

2017年5月3日水曜日

現役留学生に聞きました! 留学先にオアハカがオススメなわけ

こんにちは。雨季に入ったはずなのに雨の少ないオアハカです。昨日ようやく雨が少し降って、ふうーーーと一息がつけた気がします。

さて、日本はゴールデンウィークの真っ只中ですね。レジャーシーズンで、日本にいる友人に「今、グランピングというのが流行っている」と教えてもらいました。

ぐ、グランピング?!

全くなんのことかわからず調べてみると、
グランピング(Glamping)とは、グラマラス(glamorous)キャンピング(camping)の略で、キャンプ場のサービスを高級ホテル並にした高級キャンピング(Luxury Camping)。 テントはキャンプ場に設置してあり、テントの中にはベッドと洗面所、ヒーターなどがついている。(新語時事用語辞典 Weblio辞書
とのことでした。 屋外のアクセスが限りなく近いホテル、みたいな感じでしょうか。名前のごとく、ラグジュアリーさしか伝わってこない……!

出典:HYAKKEI
画像を見てみると、もはや、これは、家ではないですか。(テントの内部だそうです。)

とにかく、友人はそのグランピングとやらに行ってきたらしいのですが(写真とは別のところ)、

「内装がおしゃれで、オアハカで見たことあるみたいなブリキが壁にディスプレイされてたり、フリーダカーロのクッションが置いてあった」

というから驚きです。友人は以前オアハカに遊びに来たことがあるので、ブリキ(オハラタ)のことやフリーダカーロのことも知っているので気づいたのでしょうが、日本のキャンプ場にまでメキシコの風が吹いているという事実に驚きでした。

ICOの元生徒さんのもえさんの情報によると、「日本は刺繍がブームなのでメヒコの刺繍もこれから夏に向けて需要が増すんだと思います〜!」とのこと。確かに、オアハカの刺繍はがっつり刺繍してあるのにどこかキュートで心ときめくものばかりです。それがついに日本でもポピュラーになりつつあるという知らせだからびっくりです。

日本は、相変わらずものすごいスピードで情報がアップデートされ新しい流行りが生まれ、興味の向かう方向が広がっているのだなぁ、と感じます。それにひきかえ、オアハカの悠久具合……。どちらもすばらしいですね。というと、無理があるように聞こえますが、つまりは、両極端。日本とオアハカの振り幅がすごいですね。

さて、ゴールデンウィークのあとは、夏休みや秋口に向かって次なる計画を立てるときですね。今何かとアツいオアハカもぜひ候補地に……!!

留学先にオアハカがオススメなわけ

現地の情報をたくさん発信するをモットーにしているこのブログですが、留学を考えている方に少しでも有益な情報源になっていれば幸いです。ということで、せっかくここにたどり着いてもらったのですから、「今まさにオアハカにいてスペイン語を学んでいる!」という生徒さんたちに聞いてみました!

ソカロ周辺。みんなが抱えているのは、長いビニール袋に空気を入れて投げて遊ぶというおもちゃ。


「留学先をオアハカにするメリット&オススメポイントはなんですか?」

  1. 治安が良い
    世界の中でもかなり治安が良いと言われる日本に住んでいる日本人にとって治安の良し悪しはかなり重要です。その点、オアハカは最低限のことに気をつけていれば安全に快適に過ごすことができるのも留学生にはおすすめなポイントです。
    「緑や花が多く、街の雰囲気が良い」や「夜間でも歩ける」、「徒歩圏内でいろいろなところに行ける」など、町歩きを楽しんでいる人が多いのも特徴でした。
    いつも恐怖に怯えてどきどきしながら歩かなければならないのは精神的に疲れてしまうので、治安が良いことは心配の種が一つ減るので留学生(特に海外が初めての人)にとっては重要ですね。


  2. 市外でも楽しみがある
    平日はスペイン語勉強や市内の観光を楽しみ、週末などに郊外の村を訪れるというパターンで過ごしている生徒さんがたくさんいました。
    村々を訪ねるのが楽しいし、先住民族の文化に触れられるのも人気の理由のようです。
    そう、オアハカの郊外には刺繍の村、織物の村、陶器の村、木彫り人形の村などなど、民芸品や工芸品の生産が盛んな村が本当にたくさんあるのです。市内の生活に慣れて来たらこれらの村巡りを楽しんでいるようですね。

  3. 飽きない
    街のサイズがそんなにも大きくないのにも関わらず、「長期いても飽きない」という意見が多くみられました。
    「美術館やカフェが多く、みんなのんびりと長時間いたり勉強している」、「いろいろなレストラン、観光地、博物館や美術館などがある」、「街並みがかわいい」などコンパクトな街の中に楽しめるスポットが点在しているためなのか、予想外に「オアハカ飽きないなぁ〜」と街満足度の高いまま留学生活を送っている人が多いようです。
    確かにオアハカの博物館や美術館、図書館の数は街のサイズの割にとても多いと感じます。日常的にアートに触れられる環境が整っているというのはありがたい限りですね。


  4. ご飯がおいしい
    「食う・寝る・暮らす」は人間生活の基本です。特に食べ物が合うか合わないかはとても重要です。そんな中、「オアハカは食べ物がおいしい」「日本人の好みに合うと思う」という意見が多くみられました。
    メキシコ料理は炭水化物が多いので、それにはちょっと面食らうところがありますが、サルサなどで自分好みの味や辛さに調節できることから、食材が奇抜すぎて口に運べない、食べられない、などという食トラブルはありません。
    オアハカの料理は、どちらかというと素朴なものが多く、日本人の口に合うのはそういうところにあるのかもしれません。
    しかし、オアハカのチーズなど、オアハカならではの食べ物の人気も高かったです。
  5. 滞在費が安い
    滞在費が安く抑えられるというのは留学するにあたりかなり魅力的です。日々生活していればお金は出ていく一方なので、少しでも抑えたいというのが理想です。
    オアハカ滞在中の生徒さんたちからは「スペイン留学よりも滞在費が安く上がる」「基本的に物価が安い」といった意見が多く見られました。
    また、上記にすでに上がっている項目と重なるのですが、街のサイズがコンパクトなので徒歩で移動することができます。そのため、日常的な交通費がかからないのです。チリも積もれば、なのでこんなところでオアハカの街の規模の利点が発揮されるといってよいでしょう。
  6. 日本人スタッフがいる
    これは町全体ではなくICOに限ってのことですが、日本語で相談できる窓口というのはやはり重宝してもらえているみたいです。
    やはり海を越えてやってくるのですから、母国語が通じる人がいることで「安心」と感じてもらえているとのことでした。
以上が多数あった意見ですが、少数意見として「気候が良く過ごしやすい点」「アートやサルサなどのアクティビティが多い点」なども上がっていました。カフェも多くのんびりとぼーっとできるところも魅力的なようです。自由回答形式で答えてもらったのですが意見がある程度固まっていたのが興味深かったです。

基本的に陽気なメキシコ人

日本から来られる生徒さんの口から「日本はせわしない」「オアハカは時間がゆっくりと流れている気がする」という言葉を耳にします。「日本ではなかなかゆっくりと考え事をすることができなかったけれど、オアハカでその時間が取れた」と話していた人もいました。確かに、オアハカの方がゆったりと時間が流れているので、のんびりと自分のペースでスペイン語学習も進められます。

オアハカベストシーズンは?

一年間を通して過ごしやすい気候なので、いつでもいいと言えばいいのですが、これからの時期だとオススメは7月です。

7月には「ゲラゲッツァ」というオアハカの大きなお祭りがあるのです。ゲラゲッツァに合わせて、街では様々な催し物も開催されるので、放課後も大充実の期間になること間違いなしです。メスカルのお祭りや民芸品の見本市もこの時期に開かれるので、メキシコ国内外からたくさんの観光客でにぎわいます。

7月は少し急すぎる、という方であればやはり10月後半〜11月の「死者の日」の季節は外せません!普段からかわいらしい街並みのオアハカですが、死者の日の季節は街のディスプレイがさらにユニークでワクワクしたものになるので町歩きがもっと楽しくなります。「オアハカ=死者の日が盛り上がる」が浸透してきているので、この季節は何かと混み合うので宿泊施設などは早めの手配がオススメです。ICOでは毎年支社ののマスク作りなど、死者の日の文化を体験できるワークショップや、コンパルサというパレードで盛り上がります!

もう少し落ち着いた時期にゆっくりと期待という方には、8月〜9月も狙い目です。北米の夏休みが6月〜8月なので、実は8月中後半〜9月というのは生徒さんの数が落ち着くので、少人数のクラスでよりじっくり学びたいという方には狙い目の時期です。ICOでは少人数制を採用しているので、いつ来ていただいても1クラスが二桁になることはないのですが、繁忙期を過ぎた時期だと、クラスサイズはさらに小さくなります。

夏に向けて、そろそろ海外留学の計画でも立ててみようかな、でもどこから決めればいいかわからないなぁ〜、という方はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

それでは、素敵なゴールデンウィークをお過ごしくださいね。

日本人スタッフ あみ


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2017年4月27日木曜日

オアハカの野球チーム、Guerrerosの試合を見に行ってみた。

こんにちは。4月もあっという間に最終週です。最終週というか、もはや数日を残すのみという。本当、あっという間に日々が過ぎていくとはこのことでしょうか。

日本では、ゴールデンウィーク直前ですね。

野球観戦に行くことになった

さて今週はオアハカ市の485年周年記念というおめでたい一週間です。月曜日から街の中で大きなカレンダ(パレード)に遭遇したりにぎわっていました。無料のコンサートがあったり食べ物が振舞われたりと、色々とイベントが続いているみたいなのですが、その中の一つに

「野球観戦が無料」

というスペシャルなイベントがありました。

え?野球??

という感じかもしれませんが、オアハカには実はプロ野球チームが存在するのです。立派な野球場も市内にあります。いつも「野球場の裏手にテオティトランデルバジェ行きのバス停がありますよ〜」などと道案内の目印くらいにしか使ったことがなかったのですが、不意に訪れた野球観戦のチャンス。

先日やってきた生徒さんで野球好きの女の子がいるのですが、彼女の情報によると普段のゲームですらそんなに高くない値段で観戦できるとのことで、いつか行ってみてもいいな、とちょうど思っていたところだったのです。そのため、無料となると話が早いです。

いそいそと出かけて到着すると、すでに3回くらいが終わっていましたが、会場にはたくさんのお客さん。日が落ちてちょっと風など吹いたりして、ナイターゲームという感じです。野球観戦自体が久しぶりだったので、大勢の人がグラウンドを見つめる様子や、グラウンドの中ではオアハカゲレロスのマスコットキャラクタータトくんがはしゃいでスタンドのお客さんをあおっているのは、なんだか知らないけれども楽しいな〜という雰囲気でした。日本のプロ野球のようにメガホンを持って鳴り物隊が音楽を奏でたり、という感じではありませんが、タトくんの合図に合わせてチャントを言ったりしていました。


写真の真ん中くらいにいるのがマスコットキャラクターのタトくんです。赤いユニフォームと黄色い髪の毛が目印。

外野席で観戦する

入場は無料でしたが、入るのには一応チケットが必要だったので、どこで観戦してもいいというわけではないらしくチケット売り場にもらいに行きました。指定されたゲートから入場すると、そこは3塁側の外野席でした。

すぐ目の前には相手チームのユカタンライオンズの選手たちのベンチがありました。さすがプロ野球選手、体がものすごく大きかったです。近くでピッチング練習とかをしているのも見ることができましたが、迫力がありました!

途中、オアハカ氏の485周年記念に敬意を評してマニャニータが全員で歌われました。マニャニータは、メキシコ版のバースデイソングです。ハッピーバースデイよりも長くて歌詞も多いのですが、小さな子どもまでしっかりと歌えるので関心です。球場全体でオアハカ市の誕生日会をしているような、そんな和やかなムードでした。

ゲームの内容もさることながら、メキシコ的で面白いなと思ったのが、スタンド席の合間を縫って色々な物売りがやってくることです。

売店コーナーもあるのですが、向こうからわざわざ売りに来てくれるのでこれは非常に魅力的、かつ便利でした。飲み物類はこちらからスタンド内にある飲み物の基地(冷やしてあるので)まで行かなければならないのですが、食べ物はタコス、豆、カップケーキなどなどあらゆるものがやって来て目移りしてしまいます。ゲームも気になるけど、タコスも気になる。


結局誘惑と空腹に勝てずタコスを買いました。購入後に好みでワカモーレやサルサもかけさせてくれるので、この辺りはメキシコらしくて笑ってしまいます。いや、非常にありがたいのです。

試合の方はというと、タコスを食べるのに必死になっていたら、知らないうちに満塁になってピンチです。そしてまさかのホームランで勝ち越しされてしまうという悲劇。


そうこうしているうちに、スタンドにはカップケーキやケーキの売り子さんが到着。いい商売しているなぁ、と思いながらチョコレートケーキを買ってしまいました。

座って野球を見ているだけなのになんだか至れり尽くせりのフルコースが楽しめてしまいます。他の観覧客も常に誰かが何かをむしゃむしゃ食べていて本当にいい雰囲気でした。打席の一球ごとに音楽が流れまくっていたのがなんだか選手は気が散らないのかといらぬ心配をしてみたり、チアリーダーが出てきてキレキレの踊りを披露したり、タトくんが要所要所で盛り上げてくれたりでなんだかんだとナイター最高、と思いました。

満塁打を浴びた後は、一気に流れが相手チームの方になってしまったので、試合はゲレロスは残念ながら負けてしまいましたが、雨も降らずいい野球観戦の経験になりました。

もしもオアハカに野球シーズン中に来ることがありましたら、ナイターの観戦オススメですよ〜!新しいオアハカのオススメができました。ICOのキャンパスからも、歩いて10分程度と近いのでアクセスが良いです。

気になるお値段

応援席いは色々種類があるようですが、一番高いボックス席でも100ペソで、一番安い席(芝)だと15ペソで見ることができるそうです。

Palco: $100.00
Central: $50.00
Lateral: $40.00
Jardines: $15.00

オアハカゲレロスのオフィシャルウェブサイトでは、ゲレロスの試合の情報やタトくんのゲームなどが楽しめます。チケットは当日球場でも買えますが、前売りチケットもオフィシャルウェブサイトから購入が可能です。

オアハカゲレロス:http://guerreros.mx/home.php

外でのびのびとスポーツを見るのも非常に楽しいです!アート系イベントが断然に多いオアハカの中では貴重なスポーツ観戦体験ができます。(ちょっと日本のプロ野球も久しぶりに観に行ってみたい気持ちになりました。ジェット風船とか飛ばしたいー、と思ったり。)

それでは、日本も行楽シーズンだと思うので、野外でのアクティビティを楽しんでくださいね。
良い週末をお過ごしください。


日本人スタッフ あみ


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2017年4月24日月曜日

オアハカ郊外の織物の街!テオティトランデルバジェ

こんにちは。セマナサンタも終わり、公園の移動遊園地も撤去されてしまいました。それと引き換えに雨季が始まったのか、先日から夕方にまとまった雨が降るようになりました。

雨が降ると気温が下がるので、旅の途中でスペイン語勉強している生徒さんたちはダウンジャケットをきてきたりしています。荷物をコンパクトにするために夏か冬に対応する服しか持ってきていないので、Tシャツ or ダウンジャケット、などということになっているのだと思います。旅人に春秋は存在しないのですね。

しかしこの季節の変わり目というのは、気温の変化が激しく暑い日があったと思えば、急に寒くなったりするので体調を崩しやすい時期でもあります。オアハカにいる人、あるいはこれからいらっしゃる人は暑さと寒さに対応できる服装がおすすめです。急な雨(と言っても、降るのはほぼほぼ夕方から夜にかけてですが)に対応できるよう折り畳み傘などがあると便利です。

さて今日は、テオティトランデルバジェのことを書こうと思います。カタカナで書くとなんだか呪文のような感じがしますが、オアハカ郊外にある村の名前です。

テオティトランデルバジェの教会

オアハカにはたくさんの工芸品・民芸品がありますが、各村にそれぞれあるのではないかというくらいに豊富です。使われる素材も技術も実に様々です。村巡りはオアハカ留学の醍醐味と言っても過言ではないくらいに楽しく、素敵なものに出会えるだけでなくそこにクラス人々の暮らしぶりを見ることができたり実際に話を聞くことができたりと新しい発見がたくさんあります。

テオティトランデルバジェ

オアハカの工芸品の中でも特に有名なのがタペテと呼ばれる羊毛を使って織られたラグではないでしょうか。このタペテを作っていることで有名なのは、テオティトランデルバジェという村です。

出典: EL ORIENTE

オアハカ市から東に30キロほど離れたところにある人口約5,600人(2005年)の村です。村の大半の人が織物に携わっていると言われています。確かに、テオティトランの村ではいたるところで織り機や染色された羊毛が干されているのを見かけます。

染めは、商業的な製品用には化学染料を使われる場合もありますが、自然染料を使って染められることが多く果物や植物、あるいはコチニールなどが使用されます。自然染料のものは化学染料のものよりももちろん値段は上がるのですが、なんとも言えない絶妙な色味が出て本当に美しいです。

織物業をしている家庭はそれぞれの家に織り機が置いてあり、店を構えていない人たちもいます。作り手の方と知り合って家を訪ねてみると、本当に普通の家の中で作業している様子は予想していない光景だったので、初めて見た時にはびっくりしたのを覚えています。

大きな鍋の中で糸を染める様子を見せてもらえたり、どの植物がどんな色に染められるのかを教えてもらえたりと、驚きの連続です。この植物からこんな色が……!と目を丸くすると同時に、一つ一つの工程に途方もない手間暇がかけられていることを知り、もはやため息しか出ません。このような工程を見せてもらうと、今まで何気なく見ていたタペテが技術と手間の塊のように見えてきて、どれを持って帰ろうかとわくわくしながら眺めている自分に気がつきます。

家族の中での分業制で、染めや織りの技術は、親から子へと受け継がれていくのだそうです。羊毛を染めるところから、織り、そしてカバンなどの製品などに加工する場合はその縫製も家庭で行われるので驚きです。同じ村で作られていても作り手によって全然スタイルも違うので、いろいろ見ているうちに自分の好みと合う作り手の方に出会えると思います。


織物はスペイン語で「テヒード」というのでいつもテヒードと呼んでいたのですが、このテオティトランデルバジェの織物の技術というのは日本にもあるのだろうか、と思っていたらICOに来ていた生徒さんの中に芸大卒で染色をやっていた人がいるではありませんか!つくづく、ICOには色々なバックグラウンドの方が来るもんだなぁ、と感心します。オアハカがこのような街だからなのか、芸大卒、織物マニア(マニアというと語弊がありますが、めちゃくちゃ極めてらっしゃいました)、アーティスト、雑貨好き、サルサ好き(実はオアハカはサルサのレベルも世界的に高いのだそうです!)、外大生、など本当に面白い人たちが集まって来ます。

話がずれましたが、その芸大卒の彼女に教えてもらったところ、テオティトランでおられている技法は「つづれ織り」というのだそうです。

ちなみにその彼女、もえさんは「オアハカに恋して」というブログでオアハカの情報を発信されています。カラフルで見ているだけで元気が出るので、オアハカの情報を探しているという方はぜひのぞいてみてください。

つづれ織りとは……?

織物に従事していないので、「つづれ織り」と聞いてもピンとこないのですが調べてみると西陣織でもつづれ織りという技法があるようなのです。

西陣織といえば京都のあの!

です。

西陣織にピンと来たところでそれ以上のことは何も知らないのですが、つづれ織りとは「横糸だけで文様を表現する」織物のことなのだそうです。小玉紫泉つづれ織り工房さんのウェブサイトにつづれ織りについて詳しく書いてあったので下記歴史を引用させていただくと、
つづれ織の起源はエジプトだと言われています。紀元前15世紀の王墓からつづれ織の衣類などが見つかっているそうです。その後、各地に広がっていき、東洋にはシルクロードから伝わったのです。東洋に伝わるころには用いる糸も、西方の毛糸から東洋の絹糸へと変わり、技術も発展して東洋独自のつづれ織が完成していきました。
日本への伝来は飛鳥時代だと言われています。遣隋使や遣唐使が持ち帰ったものと考えられています。しかしながら、その後つづれ織は見られなくなりました。
現在につながるつづれ織の発祥は江戸時代の西陣でした。このころの西陣は製作技術も中国をも凌ぐ勢いで、多くの人から重宝される製品を多く作っていました。
 とのことでした。今まで見ていたテオティトランデルバジェの織物の技術の起源がエジプトにあったかもしれないだなんて、なんかロマンがあるなぁ、とちょっと感動してしまいました。

エジプトの「コプト」
出典:龍村美術織物

小玉紫泉さんに伺ったところ、『西陣織には「機械織り」と「手織り」があり、「手織り」の中に「手織り」と「すくい織り」があり、「すくい織り」の中に「すくい織り」と「つづれ織り」がある』のだと教えていただきました。「織り」と一言で言ってもこんなにも細分化されていくのですね。やはり、一つの道は探るほどに深いです。

出典:小玉紫泉つづれ織り工房

上は西陣織のつづれ織りの様子です。やはり羊毛と違って糸が細いので細やかな印象を受けますが、使われている織り機などはテオティトランで使われれているものとよく似ています。(下写真)

織り機(日本)
出典:小玉紫泉つづれ織り工房

織り機(テオティトランデルバジェ)

作り手の方に会う!

手工業が盛んなオアハカ。逆にいうと、産業と呼べるものが観光業と手工業しかないというのも事実です。日々の仕事は彼らの生活に密接に結びついています。

膨大な手間暇をかけ丹精込めて作られる作品はどれも世界に一つしかなく、その作る様子を結構簡単に見せてもらえるというのはめちゃくちゃ贅沢です。オアハカににいらっしゃった際はぜひとも村を訪れてみてくださいね。


また、テオティトランデルバジェにはタペテの他にも「ダンサデプルマ(羽の踊り)」と呼ばれる踊りがあったり、美しい花の形にかたどられたろうそくなどもあったり小さな村ですが見どころは色々あります。ダンサデプルマなどを見ようと思うと、やはり村のお祭りの時などに訪れなりませんが、ぴょんぴょんと跳ねるダンスは迫力があってめちゃくちゃかっこいいので必見です。(オアハカ市内でみたいという場合は、7月のゲラゲッツァ祭りの時に見ることができます。)


テオティトランデルバジェへは、バスまたはコレクティーボタクシーで行くことができます。小さなのどかな村です。サポテコ語を話す人たちが多くいますが、バイリンガルの人も多いのでスペイン語でコミュニケーションをとることができます。

それでは、良い一週間をお過ごしくださいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


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2017年4月12日水曜日

注意!メキシコのATM!

こんにちは。曇り空のオアハカ。風が吹くと涼しいです。

今週はセマナサンタということで街の中には観光客がたくさん!それもそのはず、街の中心部を抜ける歩行者天国アルカラ通りやICOから2ブロック離れたところにあるジャノ公園では民芸品の展示販売会が始まっています。作り手の人がやって来ている場合が多いので、色々話を聞きながらお買い物ができるので楽しさ倍増の販売会です!

 

YouTubeで展示販売会の動画を見つけました。2016年度のクリスマス時期に開催されていた展示販売会の様子です。セマナサンタのものはここまで大規模ではありませんが、ビデオを見て雰囲気だけでも味わってみてください。

アルカラ通りでこのような展示販売会があるときはいつも大きなテントのような建物が建てられて屋根がつくのですが、今回は屋根なしで気がついたら各ブースが立ち並んでいました。昼間は日光が強いので屋根があったらなぁと思うのですが、屋根があると熱がこもるので夜などはオープンエアの方がゆっくりとみて回ることができるかもしれませんね。

ジャノ公園でも、前日くらいに建設準備が始まったかと思うとその翌日にはもうブースが立ち並んでいます。さらに、移動遊園地の遊具も乱立して、すでにいつもの静かな公園の様子ではありません。乱立というと響きが良くないですが、本当にこの言葉がふさわしくあちらこちらに簡易ジェットコースターや射的のブースが立ち並ぶ様子はカオスです。夜になるとキラキラとネオンが輝いて爆音で音楽が流れている中を、子供や大人が楽しそうに歩いていて日本の夏祭りのようなにぎわいです。(規格外の光景なので郷愁という感じではありませんが、ちょっとくらいはなつかしい気持ちになります。)しかしこの公園ごと移動遊園地に早変わりしてしまったりするのを見るにつけ、メキシコ人の機動力の高さに驚かされます。

たまに「このブログを見ています」とか「留学を検討しているときにオアハカの情報収集をしていました」と声をかけていただける時があって、その度にありがたいなぁと言う気持ちになって励みになっているので、何か役立つ楽しい情報を、と今日はテオティトランデルバジェの事でも書こうと思っていたのですが、留学中の方あるいはこれから留学をしようと思っている方にとってはこちらの情報の方が大切だと思うので「メキシコのATM事情」について書きたいと思います。

ATM

ATMは、日本でも外国でも本当にどこでも重宝します。現金を大量に持ち運ぶのはあまりに安全上良くないのでカードを持って来る方がほとんどではないかと思います。

VISAやMASTERの表記のあるATMで手数料はかかるもののお金を下ろすことができるのは本当に便利です。

以前、オアハカ留学中に休暇をとってグアテマラに旅をしていた生徒さんがいて、こんな話をしてくれました。グアテマラでお金を下ろそうと思ってATMを使ったそうなのです。全ての手続きが完了したのですが、出て来るはずのお金が出てこず「変だな」と思ったけどとりあえずカードを取って違う機械で再びお金をおろす操作をしたそうです。すると今度はお金が無事に引き降ろせたのでめでたしめでたし、と思い、ネットに繋いだときに銀行の口座を確認して見たところ、

2回引き落としたことになっている……

ことに気がついたとのこと。何回もおろすとその都度手数料もかかるから、まとめて引き出しておこうと高額にしたのですが、それがアダとなり……、とのことでした。

「グアテマラのATM、気をつけないとね」と言う話をしていたのがもう数ヶ月も前。

メキシコでも今回この被害に遭ってしまったと言う報告を受けて、めちゃくちゃ衝撃を受けました。私自身も今までも何度もATMを利用したことがありますが、お金が出てこなかったことはない、あるいは取引が完了しなかったときは手続きが無効なのでキャンセルされたと言うメッセージが表示されていたので空引き出しされたことはありませんでした。今になって思うと、運が良かっただけなのかもしれません。

メキシコ人のオフィススタッフに聞いてみたら、

「あるよ」

と即答されて面食らいました。

こちらの銀行は通帳に記帳と言う習慣がないので、特に最近では引き落としたときに携帯にメッセージが届くようにしている人が多いのだそうです。彼女の場合は、その時お金が出てきていないのに「●ペソの引き出しがありました」のメッセージが届いたのでその場で銀行の窓口に行き事情を説明したのだそうです。すると、銀行の人がその場でその取引を取り消してくれてことなきを得たとのこと。

日本のカードで同じ事態になったら……?

日本のカードを使って引き落とした場合は、現地銀行の人も彼らの端末を使って取引を取り消しにすることができません。まずは、銀行の窓口に行ってお金が出てこなかったことを伝えてどうすればいいのかを乞うてみるのがいいですが、「そんなこと言われたって俺たちにはどうにもできないぜ」のスタンスで来ることが予想されるので、銀行の人に言っても取り合ってくれない可能性が大いにあります。

また、「お金が出てこなかったからまさか引き出しが完了したことにはなっていない」と思い込まずに、お金を引き落とした後は必ず取引をインターネット上で確認する癖をつけておくのもいいかもしれません。対処は早いに越したことはありませんので!

現地銀行では解決できそうにないので、日本のカード会社に相談する必要がありますが、その際には「どこのATMで、いつ、どう言う状況で起こったのか?」を伝えられるようメモしておきましょう。カードの問い合わせ先はクレジットカードの裏面に書いてありますが、万が一カードを紛失したときのために自分のカード会社や問い合わせ番号は控えておくのも安心ですね。なお、カード会社に相談した後は調査が行われた上で返金される手続きを行われるようです。


日本の銀行ならATMにお金がなくなったり不具合があればこんな風に取引自体を開始させてくれたいと言うのに……!!!(しかも、こんな申し訳なさそうな顔で!これはこれで、日本はつくづくサービス精神のすごい国だなぁ、と驚くのですが。)

というわけで、ATMを使うときは、お金がちゃんとあるATMを利用するのが大切です。そんなこと言われてもどう確認すれば?!ということなのですが、誰かの後ろに並んでちゃんとお金が出て来ている機械かどうかをみる、などの原始的な方法を取るよりありません。

あまり人のいない寂れたところにあるATMはお金が入っていなかったとしても、ATM管理者に問い合わせをすることも難しいことが予想されます。万が一のことを想定して、銀行に設置のものを利用することを心がけると良いと思います。トラブルにあったとしても、きちんと対処の段階を踏めば解決はできるのですが、海外からの手続きになるのでちょっと面倒です。

海外でのトラブルはできるだけ避けたいところですが、普段から気をつけれていれば防げるものも多いのでどうか安心してください。

それでは、あっという間に今週も折り返し地点ですね。というか、4月も折り返しを迎える頃ですね。は、早い……!それではまた次回まで!


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


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