2020年1月17日金曜日

ポサダの夜 2019


こんにちは。

オアハカではクリスマスからのイベント月間も終わり、穏やかな冬の日が戻ってきました。

朝晩はジャケットやダウンが必要なくらい寒いですが、昼の日差しは強いので半袖でも大丈夫なほど。寒暖差がとても激しいです。

日本と違って室内の暖房や冷房がないので、服の脱ぎ着で体温調節をしています!

さて、遅くなりましたが、今日はICOで開催した12月のポサダについてです。


12月16日からイエスが生まれる前日の24日までの9日間はイエス生誕を改めて思い出そうという週間。
その後、イエスが生まれた25日はメキシコ全体で休日となります。

ICOは土日を除いて、ほぼ1年中クラスがありますが、この12月25日と1月1日のみお休みです。
学校では少し早めの12月12日にポサダをしました。




ポサダは、マリアとジョセフがイエス出産のための宿を探し歩いた時の様子を再現するイベントで、夜に行われます。




ICOには生徒や先生、その家族など50人以上が参加し、それぞれ校舎の中と外の2グループに分かれて歌を歌いながらその様子を再現しました。






外グループはキャンドルを持ちながら校舎の周りを歩き、各窓の前で歌い内側のグループもそれに応える形で歌います。

その様子は儀式感が満載!




歌の最後には、ワークショップのメンバーで飾りづけした大きなナシミエント(キリスト生誕の様子を再現した装飾)の前に集結し、みんなで合唱しました。


その後はポサダ恒例のピニャタ割り大会です。




この日のために、クリスマスコースのワークショップでは、4日間に渡って大きなピニャタを制作しました。

ピニャタは陶器の壺の周りにパペルチーナというカラーの薄紙を貼ってデコレーションしたもので、7つの角があるこの形が定番です。

壺の中には小さなお菓子が詰まっています。




この他にも、ポケモンやディズニーキャラクターなどの人形型もあり、メキシコでは子供の誕生日パーティーなどで人気です。


これを上から吊る下げてスイカ割りの空中バージョンで叩き割ります。



まず挑戦する人は目隠しをして、歳の数だけ体を回転させられます。スイカ割りと同じですね。

簡単に叩けないように、吊る下げているロープを上下に動かしながらピニャタを逃します。




叩く間、周りの人は歌いながら見守ります。
空中にぶら下がっているので、どこにあるか定まらずとても難しいんです!

挑戦したい人が多く、大人も子供も10人以上がピニャタに挑んでいました。
割る人も、見ている人もだいぶ楽しいです!

ピニャタが割れると中に詰まったお菓子が上からこぼれ落ち、みんな一斉に争奪戦となりました。




生徒さんが作った4つのピニャタはどれもとても可愛かったですが、お楽しみの後は無残な形に...

ピニャタの後は、暖かいフルーツポンチのポンチェとトスタダを皆んなでいただきましたよ。


メキシコのクリスマスは長く、ポサダから1月6日の三賢者の日までカトリックのイベントが続きます。

街には新年までクリスマスの装飾が残り、日本のようなお正月感は全くないですがにぎやかな雰囲気が漂っています。


オアハカでは死者の日も人気ですが、クリスマス時期もイベント盛りだくさんですよ!

以上、ICOのクリスマスイベント、ポサダの夜でした。






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