2017年4月12日水曜日

注意!メキシコのATM!

こんにちは。曇り空のオアハカ。風が吹くと涼しいです。

今週はセマナサンタということで街の中には観光客がたくさん!それもそのはず、街の中心部を抜ける歩行者天国アルカラ通りやICOから2ブロック離れたところにあるジャノ公園では民芸品の展示販売会が始まっています。作り手の人がやって来ている場合が多いので、色々話を聞きながらお買い物ができるので楽しさ倍増の販売会です!

 

YouTubeで展示販売会の動画を見つけました。2016年度のクリスマス時期に開催されていた展示販売会の様子です。セマナサンタのものはここまで大規模ではありませんが、ビデオを見て雰囲気だけでも味わってみてください。

アルカラ通りでこのような展示販売会があるときはいつも大きなテントのような建物が建てられて屋根がつくのですが、今回は屋根なしで気がついたら各ブースが立ち並んでいました。昼間は日光が強いので屋根があったらなぁと思うのですが、屋根があると熱がこもるので夜などはオープンエアの方がゆっくりとみて回ることができるかもしれませんね。

ジャノ公園でも、前日くらいに建設準備が始まったかと思うとその翌日にはもうブースが立ち並んでいます。さらに、移動遊園地の遊具も乱立して、すでにいつもの静かな公園の様子ではありません。乱立というと響きが良くないですが、本当にこの言葉がふさわしくあちらこちらに簡易ジェットコースターや射的のブースが立ち並ぶ様子はカオスです。夜になるとキラキラとネオンが輝いて爆音で音楽が流れている中を、子供や大人が楽しそうに歩いていて日本の夏祭りのようなにぎわいです。(規格外の光景なので郷愁という感じではありませんが、ちょっとくらいはなつかしい気持ちになります。)しかしこの公園ごと移動遊園地に早変わりしてしまったりするのを見るにつけ、メキシコ人の機動力の高さに驚かされます。

たまに「このブログを見ています」とか「留学を検討しているときにオアハカの情報収集をしていました」と声をかけていただける時があって、その度にありがたいなぁと言う気持ちになって励みになっているので、何か役立つ楽しい情報を、と今日はテオティトランデルバジェの事でも書こうと思っていたのですが、留学中の方あるいはこれから留学をしようと思っている方にとってはこちらの情報の方が大切だと思うので「メキシコのATM事情」について書きたいと思います。

ATM

ATMは、日本でも外国でも本当にどこでも重宝します。現金を大量に持ち運ぶのはあまりに安全上良くないのでカードを持って来る方がほとんどではないかと思います。

VISAやMASTERの表記のあるATMで手数料はかかるもののお金を下ろすことができるのは本当に便利です。

以前、オアハカ留学中に休暇をとってグアテマラに旅をしていた生徒さんがいて、こんな話をしてくれました。グアテマラでお金を下ろそうと思ってATMを使ったそうなのです。全ての手続きが完了したのですが、出て来るはずのお金が出てこず「変だな」と思ったけどとりあえずカードを取って違う機械で再びお金をおろす操作をしたそうです。すると今度はお金が無事に引き降ろせたのでめでたしめでたし、と思い、ネットに繋いだときに銀行の口座を確認して見たところ、

2回引き落としたことになっている……

ことに気がついたとのこと。何回もおろすとその都度手数料もかかるから、まとめて引き出しておこうと高額にしたのですが、それがアダとなり……、とのことでした。

「グアテマラのATM、気をつけないとね」と言う話をしていたのがもう数ヶ月も前。

メキシコでも今回この被害に遭ってしまったと言う報告を受けて、めちゃくちゃ衝撃を受けました。私自身も今までも何度もATMを利用したことがありますが、お金が出てこなかったことはない、あるいは取引が完了しなかったときは手続きが無効なのでキャンセルされたと言うメッセージが表示されていたので空引き出しされたことはありませんでした。今になって思うと、運が良かっただけなのかもしれません。

メキシコ人のオフィススタッフに聞いてみたら、

「あるよ」

と即答されて面食らいました。

こちらの銀行は通帳に記帳と言う習慣がないので、特に最近では引き落としたときに携帯にメッセージが届くようにしている人が多いのだそうです。彼女の場合は、その時お金が出てきていないのに「●ペソの引き出しがありました」のメッセージが届いたのでその場で銀行の窓口に行き事情を説明したのだそうです。すると、銀行の人がその場でその取引を取り消してくれてことなきを得たとのこと。

日本のカードで同じ事態になったら……?

日本のカードを使って引き落とした場合は、現地銀行の人も彼らの端末を使って取引を取り消しにすることができません。まずは、銀行の窓口に行ってお金が出てこなかったことを伝えてどうすればいいのかを乞うてみるのがいいですが、「そんなこと言われたって俺たちにはどうにもできないぜ」のスタンスで来ることが予想されるので、銀行の人に言っても取り合ってくれない可能性が大いにあります。

また、「お金が出てこなかったからまさか引き出しが完了したことにはなっていない」と思い込まずに、お金を引き落とした後は必ず取引をインターネット上で確認する癖をつけておくのもいいかもしれません。対処は早いに越したことはありませんので!

現地銀行では解決できそうにないので、日本のカード会社に相談する必要がありますが、その際には「どこのATMで、いつ、どう言う状況で起こったのか?」を伝えられるようメモしておきましょう。カードの問い合わせ先はクレジットカードの裏面に書いてありますが、万が一カードを紛失したときのために自分のカード会社や問い合わせ番号は控えておくのも安心ですね。なお、カード会社に相談した後は調査が行われた上で返金される手続きを行われるようです。


日本の銀行ならATMにお金がなくなったり不具合があればこんな風に取引自体を開始させてくれたいと言うのに……!!!(しかも、こんな申し訳なさそうな顔で!これはこれで、日本はつくづくサービス精神のすごい国だなぁ、と驚くのですが。)

というわけで、ATMを使うときは、お金がちゃんとあるATMを利用するのが大切です。そんなこと言われてもどう確認すれば?!ということなのですが、誰かの後ろに並んでちゃんとお金が出て来ている機械かどうかをみる、などの原始的な方法を取るよりありません。

あまり人のいない寂れたところにあるATMはお金が入っていなかったとしても、ATM管理者に問い合わせをすることも難しいことが予想されます。万が一のことを想定して、銀行に設置のものを利用することを心がけると良いと思います。トラブルにあったとしても、きちんと対処の段階を踏めば解決はできるのですが、海外からの手続きになるのでちょっと面倒です。

海外でのトラブルはできるだけ避けたいところですが、普段から気をつけれていれば防げるものも多いのでどうか安心してください。

それでは、あっという間に今週も折り返し地点ですね。というか、4月も折り返しを迎える頃ですね。は、早い……!それではまた次回まで!


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


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2 件のコメント:

  1. コメント失礼します。

    何度も、新生銀行のカードの引き出しで

    ATMで引き出しした時にお金が出ない状況にあったことがあります。

    銀行から出なかったお金の引き出しの連絡が来た場合は

    現地の銀行窓口に対応を求めなくても大丈夫です。

    利用した日本の銀行へ電話をして、状況を説明すれば、

    日本サイドで現地情報を確認して

    2週間後くらいに返金してくれます。

    ATMでお金が出なかったときには、

    慌てずに日本の銀行へ電話すれば
    対応してくれます。

    現地窓口に交渉するだけのスペイン語がなくても問題ないのと

    事件事故ではなく、メキシコのATMの不具合です。

    特に、犯罪ではないので落ち着いて行動してください。

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    返信
    1. さるさん

      お金が出ない状況におちいられたことがあるのですね。
      アドバイスと貴重な情報をありがとうございます!
      日本の銀行に連絡しても良いのですね!

      今回の場合は、海外プリペイドカードという種類のカードを利用した際のケースだったので、銀行ではなくカード会社に連絡をする必要があったようです。

      ありがとうございました!

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