蚊が増えてきました。気温が上がるのにしたがって、蚊が増えてきました。(2回でも3回でもしつこく言いたくなるくらいに増殖中です。)ぷーん、というあの羽音に安眠を妨げられるのは世界中のあるあるなのでしょうか。メキシコにも蚊取り線香があります。ラベンダーの香りを買ってみたのですが、たいているうちに目が痛くなります。しかも、蚊も余裕でその辺を飛び回っているので、効き目があるのかどうか怪しいところです。昨年も蚊にはずいぶん悩まされたので、今年は何か対策をしたいところです。蚊取り線香ならぬ、蚊取りボトルというのが簡単に作れるそうで、かなり効果的らしいので近々試してみたいと思っています。
さて、この間のブログにも少し書きましたが、オアハカでは今民芸品のフェリア(市)が開催されています。伝統的なウイピルや民芸品がオアハカ州の様々なところから集まってきています。まさに、「一堂に会する!!」という感じでかなり見応えがあります。(見ているとあれもこれも欲しくなってしまうので危険です。)
アルカラ通り
オアハカ市近郊の村からもたくさんのお店が集まっています。やはり、カラフルでひときわ人目を引くのはアレブリヘです。いろいろ見ていると、置物のタイプもあれば動物の顔のキーホルダーになったようなものもあったり、マグネットになっていたりバラエティ豊かです。
驚いたのが、色を付ける前のアレブリヘのみを売っているお店もあったことです。だいたいきれいに色を付けられたものが売られているので、動物の形をした木がずらりと並んでいるのを見ると、妙な迫力がありました。確かに、いろいろ絵付けされてあるのを見ていると自分でも色を塗ってみたいと思うのも無理はありません。しかもオアハカはアートの街なので、ギャラリーやお店見ているうちに自分でも何か作ってみたいという気持ちが不思議とわいてきます。木から形を切り出すのはさすがに素人には無理ですが、色付けなら気軽に楽しめそうです。
この民芸品フェリアの面白い点の一つに、作品や商品を売っているだけではなく店番をしながらも次々と作品が生み出されているということをあげたいと思います。こちらが近づいて話しかけたり質問をしたりすると、その都度手を止めていろいろ説明をしてくれます。そして、完成したそばから売れていったりもします。だから、毎日通っても同じものがないので、ついつい足を運んでしまいます。手作りの素朴さは民芸品の大きな魅力です。
ICOでは、今週はアレブリヘの絵付けのワークショップが行われています。自分の気に入った木を選んで色を付けていきます。先生はアラソラというアレブリヘで有名な村から来てくれています。
先生の作品の中に「mingei museum」と書いてあり、「なんでーー?!これ日本語じゃないですか?!」と聞いてみると、以前日本で出店したことがあるとのこと。民芸ミュージアムか〜、どこの民芸館か気になります。
また文字ばかりになってしまったので、過去の生徒さんのアレブリヘの作品を紹介します。
オーストラリアの女の子作。ユニコーン??いや、角が2本あるから違う……。
馬??
アメリカ人男の子作。アルマジロ。細い筆で細かい模様が美しい〜!!
イギリス人女の子作。アルマジロ。同じアルマジロなのに、作り手がかわるとこんなに印象が変わるのですね。目の形が違うだけで、雰囲気が全然違うーー!!
↑の女の子の2つ目の作品。作者が一緒でもずいぶんと違った雰囲気になります。
韓国人の女の子作。写真立て。大きな作品だったので苦労していましたが、出来上がりは繊細な素敵なものに仕上がっていました!!
日本人の女の子作。さかな。こんなにキュートな目をしたアレブリヘは未だかつて見たことがありません!!お花もいっぱい散らしてあって、めちゃくちゃ細かいですよーー!!
アメリカ人の男の子作。なんでしょう、醸し出される、このシュールな感じは……?!
日本人の女の子作。パステルカラーのアレブリへは見かけたことがないのでなんだか新鮮です!!上の猫と同じはずなのに、絵付けでこんなにも雰囲気が変わるのですね。ということを強く感じさせられます。
どの作品も味があって、そして世界に唯一のアレブリヘなのでいい記念になります。部屋にちょこんと飾るだけでオアハカの風が吹くようです。
そして最後に、こちらは先生の作品。たこ。ドットだけで描かれているのですがめちゃくちゃかわいいです。裏っかわにはちゃんと吸盤が描かれていて、それもまた素敵。
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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