2017年3月23日木曜日

オアハカの治安2017年

こんにちは。オアハカの情報やオアハカにある語学学校Instituto Cultural Oaxacaの情報を発信している当ブログ。

留学をする際、あるいは町歩きをする際に役立ちそうなことを書いているのですが、治安に関する記事は特によく閲覧していただいています。




春ですねぇ。ICOの庭の様子。

以前にオアハカの治安について書いた記事がありますが、日付を見返してみると2015年8月。

1年半ほど前の情報になるので、改めて最新版をアップデートしてみたいと思います。

日本大使館から送られてくる邦人被害状況にもオアハカでの被害というのはほとんど見かけることはありません。見かけるときはスリなどの被害にあわれた方の情報です。

ちなみに、前の記事はこちら→「オアハカの治安

この記事を読み返したのですが、基本的には特に変更点はありません。

この記事を踏まえて、付け加えておきたい治安情報を載せたいと思います。



スマートフォンの取り扱いについて


出典:PAKUTARO

メキシコでもスマートフォンの普及率はかなりのものです。街の中でスマホをしている人たちの様子はもはや珍しいものではありません。

しかし!!

その光景に油断して、自らも外でスマホを使うのはあまりオススメしません。外国人がスマホを使っているのはやはり目立ちますし、特にiPhoneユーザーは目立ちます。

メキシコのスマホの中でもiPhoneは高価な機種の部類に入ります。そのため使っていると、どうしても目立ってしまいます。

操作をしていると周りの状況を判断するのが難しくなり、周りにジロジロ見られていても気がつかない場合があります。


スマホはなるべく屋内で使うことを心がけてください。

また、カフェなどに行っても机の上にスマホを出しっぱなしにするなどの行為は「私、ここに高価なものを持っていますよ!」と周りに知らせているようなものなので控えた方が良いでしょう。




貴重品について



オアハカでは、クレジットカードで支払いをできる場所というのは限られています。

金額の大きな民芸品を扱うお店や外国人客の多いレストランやカフェなどではカード払いもOKですが、市場や小さなお店などは現金での支払いが主流です。

町歩きの際には、その日使うだけのお金を入れた小銭入れなどを使うのが賢明です。

リュックサックなどは両手があくので町歩きには向いていますが、市場に行くときや人ごみの中を歩く時には前にかけるなどの工夫をした方がいいでしょう。

かわいいものがたくさんのオアハカです。それらを目の前にするとうっかり貴重品の入ったリュックサックのことを忘れてしまったりということもあります。

お金や携帯をとられるときはこういう「完全に油断した」状態の時です。

オアハカで「恐喝にあった」「脅されてお金を取られた」という話は、ICOの生徒さんを通じては聞いたことがありません。

すれ違いざまにポシェットのチャックを開けられて入っていた財布を取られてしまったというケースがあったので、特に人ごみに行く際は注意が必要です。




デモ活動について


オアハカに滞在していると、デモ行進などを見かけることが稀にあります。

一般人に危害を加えるなどという攻撃的なものではないので心配する必要はありませんが、外国人がその活動に参加することは禁止されています。

見かけても写真を撮ったり一緒に歩いてみるなどの興味半分の行動は控えてください。




平和すぎるのか、オアハカ?!


ICO近くのジャノ公園の金曜市

オアハカに来られた方が、

「オアハカ、安全ですね」

「オアハカ、全然危険じゃないですね」

と言っておられるのをよく聞きます。実際に暮らしていて私もそう思います。

観光都市で街の規模が小さいので、街の中心などは夜も出歩けるほどです。

海外で夜に街を歩いてぶらぶらできるというのはかなり治安がいいと言えます。

メキシコの一般的なイメージがあまり良くなかったり、日本のメディアやインターネットで収集できる情報が「メキシコは超絶危険だ」というものが多かったりするので、


「友達に、死ぬなよ、と言われて来ました」


という人もたまにいます。

もちろん、オアハカに到着してオアハカの平和な様子を見て冗談で言われるのですが……。

オアハカは、メキシコの中でも特にのんびりとした穏やかな時間が流れていると思います。せかせかしている人はまずいませんし、気候も一年を通していいのでオアハカにはゆるくて優しい人が多いと感じます。

人間やはり「慣れ」というのが一番怖いので、「ドキドキしながらやって来たメキシコが実はこんなに平和だった!」というある種の平和ボケのような錯覚を抱いてしまう場合があります。そういう気の緩んだ時こそがオアハカにて被害にあう時なのだと思います。

「これくらいなら大丈夫だろう」と夜間のタクシー代をケチって徒歩にしたり、長距離のバス代を浮かせるために2等・3等バスの方に乗って移動する、などは慣れと油断からくる行動だと思いますのでくれぐれも気をつけてください。

オアハカがあまりにも平和な感じがするので、その後違う都市を訪れた時にオアハカにいるのと同じ感覚で過ごすのは危険です。

新しいアドバイスでも注意事項でもないのですが

「過信」は禁物です。


いくら安全と感じてもいつも「外国にいる」という意識は忘れないようにするのが身を危険から守るために一番大切なことかもしれません。

ICOでは、初日にオリエンテーションを受けていただくようになっていますので、常に最新の安全情報などをお伝えしています。

オアハカ滞在中に疑問や不明点があった場合は、ICOのオフィスにて相談していただけるのでご安心ください。

以上、オアハカの治安情報でした。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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