2016年7月8日金曜日

オアハカ近郊の街を巡る!【ツアー情報】

こんにちは。

「蚊」が多い!!!!今日この頃のオアハカです。雨が降り、涼しくなるのはいいのですがとにかく蚊が多くなります。

7月に入り、ゲラゲッツァ関連のイベントごとが増えているオアハカです。ようやく街の中にポスターやイベントの案内の一覧が貼り出されました。これでますますお祭りのムードが高まってきました。今年も、「メスカルのお祭り」や「民芸品の見本市」、「チーズのお祭り」など盛りだくさんの内容です。

オアハカに来たらオススメなのが周辺の村や遺跡めぐりです。コレクティーボタクシー(乗合タクシー)やタクシーなどを使って訪れることもできるのですが、乗合タクシーは通常村とオアハカ市内のピストン運行となっているので、村から村への移動が難しいです。いちいちオアハカに帰ってくるルートを取っていては時間がかかるので、そこでオススメなのがツアーです。

Instituto Cultural Oaxaca(ICO)では、毎週土曜日と日曜日のツアーを行っています。オアハカへの滞在期間が短いけれどもいろいろなところを見てみたい、公共交通機関を使って自分で訪れるにはちょっとハードルが高い、と思っている方にオススメです。

今日は、ICOから出発する2つの週末ツアーと、ICO内にオフィスを構えるNGO団体Fundación En Víaを紹介したいと思います。

土曜日のツアー

土曜日は4カ所を訪れるツアーです。学校を9:45に出発し、大体18時くらいに戻ってくるという内容です。

(モンテアルバン)
  • モンテアルバン……ユネスコ世界遺産にも登録されているサポテコ文明の重要な遺跡
  • アラソラ……アレブリへという木彫り人形で有名な村。職人さんの工房を訪ねてアレブリへを作る工程を見たり、職人さんの話を聞いたりします。
  • クイラパンデゲレロ……16世紀に建てられた修道院跡地は必見です。
  • サンバルトロコヨテペック……「黒陶器」が有名な小さな村です。
オアハカには数多くの民芸品の産地があるのですが、このツアーではカラフルに色つけされた木彫り人形で有名なアラソラと、黒い陶器が美しいサンバルトロコヨテペックが含まれています。

また、遺跡好きにオススメのモンテアルバンも訪れます。大きなピラミッドがあるような遺跡ではないのですが、小高い丘に広がる風景は壮大です。

日曜日のツアー

日曜日は5カ所を訪れます。出発は9:45、帰着は19時ごろの予定です。

(イエルベエルアグア)
  • テオティトランデルバジェ……タペテと呼ばれるカーペットなど織物が有名です。それる工程やタペテを織る様子を職人さんの工房にて見学します。
  • エルトゥーレ……アメリカ大陸最大の木です。
  • イエルベエルアグア……オアハカきっての絶景地です。ミネラル成分豊富な湧き水が岩を削り作り出された滝の様子は迫力満点です。
  • ミトラ……サポテコ文明の重要な遺跡。モンテアルバンよりは規模が小さいですが、グレカと呼ばれる模様が施されていて、ディテールが美しい遺跡です。
  • メスカル工場……メキシコのお酒はテキーラが有名ですが、オアハカにはメルカルというお酒があります。原料はマゲイという竜舌蘭。
オアハカ市の東側にある村々を巡るツアーです。どこも魅力的な村ばかりなのですが、なんといっても絶景地イエルベエルアグアは必見です。

Fundación En Vía

エンビアは、ICO内にオフィスを構えるNGO団体なのですが、オアハカ近郊の村に暮らす女性の自立を支援をしています。

マイクロローン(小融資ローン)、教育、観光を組み合わせた独自のツアーを展開していて、通常のツアーとは異なった角度でオアハカや、オアハカに暮らす人々を見ることができます。ツアーでは、エンビアのマイクロローンのプログラムに参加している女性たちを訪れ、彼女たちの事業について話を聞いたり、一緒に昼食をとり交流を深めます。また、彼女たちの多くは民芸品・工芸品の生産に携わっている職人さんでもあり、工房の様子を見学することもできます。



ツアーの代金は全てマイクロローンの資金源となり、プログラムを運営するために使われます。観光ツアーだけでは見ることができないオアハカの新たな一面を発見する機会になるこのエンビアのツアーは一押しです。


まとめ

ツアーの利点はなんといってもやはり、効率的に色々な場所を巡れるということです。その分、各場所の滞在時間はどうしても短くなってしまうので、遺跡などをゆっくり見たいという方には少し物足りない時間配分になっているかもしれません。

オアハカの交通機関は(特に、乗合タクシーやバスなど)、日本と違って車内でアナウンスが流れたりすることはないので、初めての人には少し難易度が高いと思います。タクシーを捕まえることは簡単なのですが、乗合タクシーやバスに比べて値段が高くなるので、交通費を抑えるためにはツアーは良いオプションだと思います。そして、何より、ツアーではガイドさんがつくので、それぞれの場所についての歴史などを詳しく知ることができます。(ガイドは、スペイン語と英語)

参加は、ICOのオフィスでいつでも予約ができるので、オアハカに到着してから予定を立てながらツアーへの参加を検討してもらうことができます。

エンビアのツアーに関しては、通常のツアーとは全然違ったアプローチで行われているものなので新しい発見が多いと思います。中長期でオアハカに滞在する人には、ボランティアをするチャンスもあるので、興味のある方はぜひ一度エンビアのウェブサイトにて彼等の取り組みについてご覧ください。

ICOでは、オアハカに到着後もツアーなどさまざまな楽しいオプションを提供させていただいています。スペイン語を学びに来ているもののスペイン語だけでは不安だな、という方も、日本人スタッフがしっかりとサポートさせていただきますので、どうぞご安心してください。

それでは、オアハカでお会いできるのを楽しみにしています!


日本人スタッフ あみ

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