気がつけば、5月ももう最終週ですね。早いです。日本は暑い日が続いているようですが、ここオアハカは雨季がもうすぐ始まるのかな、という感じです。夜になると雨がポツポツと降る日が増えています。
街を歩いていると、「ゲラゲッツァの前売りチケット」を販売しているとのアナウンスを見かけました。そう、もうすぐゲラゲッツア祭りがやってくるのです。
ゲラゲッツァとはなんとなく語呂が良くやたらに言ってみたくなる単語ですが、元々はサポテコ語(メキシコの先住民の言葉)で「贈り物、奉仕、人々の交流」を意味する言葉です。現在では、「ゲラゲッツァ祭」として、毎年7月の最終の2月曜日(2015年は7月20日、27日)にお祝いされています。
(出典:Espacio de Ruben)
ゲラゲッツァの会場では、オアハカの8つの地域からやってきた踊り手達が、それぞれの地域の衣装に身を包み伝統的な踊りを披露します。踊りの最後には、ゲラゲッツァ(贈り物)として地域の特産品をオーディエンスに投げ入れてくれるというパフォーマンスもあります。チョコーレートやライム、玉ねぎ、パンなどいろいろなものが空を舞うので面白いです。運が良ければ自分のところにも何かが飛んでくるはずです。私は、去年四角いパンをゲットしました。
オアハカは、メキシコの中でも民族色が豊かな地域です。また、気候も、高地に位置するエリアもあれば、海沿いの地域もあり変化に富んでいます。そのため、同じオアハカ内とは言っても、衣装も踊りも全然違うのでとても興味深いです。
月曜日には会場で踊りが披露されるのですが、会場に行かない人は街の中心部で行われるパレーもおすすめです。沿道で誰でも見ることができ、かなり近くで彼らの踊りや衣装を見ることができます。
イスモ地方。この衣装を見ると、私はフリーダカーロの絵を思い出します。
オアハカ市。カレンダの時にはお花の入ったカゴを持った彼女達のような踊り子が一緒にやってきてとても華やかです。
フーキーラ、かな?
ダンサデプルマ。大きな羽飾りをつけて踊るダンスです。重いだろうに、ぴょんぴょんと跳ね回るダンスは間近で見ると迫力満点です。
刺繍と金が眩しい衣装です。民族衣装に身を包むと本当にみんな美しいです。
ゲラゲッツァの季節はこれらのイベントの他にもフェリア(民芸品市)が立ったり、メスカルのフェスティバルがあったり催し物がいっぱいです。オアハカはいつ訪れても街並みが可愛いくて民芸品もたくさんなのでおすすめですが、ゲラゲッツァの季節の華やかさは一年のうちでも一二を競います。
今年のゲラゲッツァの前売り券の情報を見てふと去年のゲラゲッツァのことを思い出しました。ゲラゲッツァ会場で見ようと思うとかなりいい値段がするので、絶対に見たいならこの前売りの時期に買ったほうがお得ですが、この会場以外でも他の村でも行われていたりします。
夏の旅、行き先に迷っていたらぜひぜひオアハカを検討してみてくださいね。その際は、ぜひともスペイン語も一緒に学んでみませんか。現地の人とコミュニケーションが取れると、旅がよりスペシャルに、そして思い出深いものになると思います‼︎
それでは、良い一日をお過ごしください。
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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