今日は、ものすごい雨が降っています。雷もものすごい勢いで鳴っています。雨が降ることによって大気中の熱気が冷やされるので夜はすっきりと涼しくなっていることでしょう。日本でも近年ゲリラ豪雨という言葉が聞かれますが、オアハカの雨季は毎日ゲリラ豪雨のようなものです。しとしとと降り続くことはないので、雨が降ればしばらく雨宿りして止むのを待つのがいいです。変に雨の中歩いてもびしょ濡れになるだけなので、カフェなどで雨宿りして止んだら行動する、これに限ります。幸い、メキシコの南部ははコーヒー豆の産地でもあるので、オアハカにはおいしいローカルのカフェもいっぱいあります。
メキシコのネタを探していると、日本でもサボテンが買えるという情報を見つけました。サボテンにもいろいろ種類があるのですが、うちわサボテン(スペイン語では、nopal:ノパル)という種類は食用として広く食されています。
(出典:株式会社ユニバーサルフーズ)
もちろん、サボテンなのでトゲがあるので食べるときにはトゲを取らなければいけません。しかし、スーパーやメルカードでトゲをひたすら取っているおばさんがいて、トゲのないつるっとした状態で購入することができます。
食用のサボテンというと、以前探偵ナイトスプープ(関西ではおなじみの番組です。)で、「サボテンのステーキを食べたい」という依頼があったことを思い出しました。そのときは、サボテンが食べられるものだということに驚いたことを覚えています。メキシコに来てみると、ステーキのように焼いて食べられるというよりは茹でて食べられている印象の方が強いです。
(出典:I love salsas)
サボテンはプリッとした食感で、ねばねばと糸を引きます。オクラとか、そういうねばねば感を想像してもらえればいいと思います。小さく角切りにされたものがPico de gallo(ピコデガジョ)というサルサに入っていることもあれば(↑の写真のような感じ)、ensalada de nopales(エンサラーダデノパレス:サボテンサラダ)として食べられたりします。日本人の旅人に「ゆでて醤油をかければいい」という調理方法も教えてもらいました。おつまみのようでとてもおいしかったです。
そしてサボテンですが、食べられるのはこの緑の部分だけではありません。トゥナと呼ばれる実の部分も売られています。
サボテンのどこに実がなるのか?!と気になるところですが、こんな感じでうちわ状になった茎節の先端になります。実際に咲いている様子を見ると、緑と赤のコントラストがとても綺麗です。メキシコの空はとても青が濃いので、青空にもよく映えます。
花は実のさらに先についていました。これはイエルベエルアグアの近くで撮りました。オアハカは、少し郊外に足を延ばすだけでたちまち牧歌的な景色が広がっています。予想外のところでコレクティーボタクシーを下ろされてしまったのですが、歩いているとこの風景に出会いました。他のところでは、黄色い花が咲いたサボテンも見かけたことがあるので、花の色が実の色に関係するのかな?と思ったり。実際のところはわかりませんが。
(出典:Mejor con salud)
実はこんな感じで、赤、緑、黄色とまるで信号のような色があるようです。市場や道端でも売られているのを見かけます。果物のように皮をむいて中の実を食べるようです。
フルーツとしても売られていますが、もっとお手軽に試すには、ニエベ(オアハカのアイスクリーム)で味わうのがオススメです。
(出典:Taringa.net)
手前がトゥナ味です。最初はその赤い色にギョッとしますが、口に運ぶと、意外と爽やか‼︎みずみずしくてフルーティな味わいです。
オアハカに来たら、是非ともサボテンをご賞味くださいね。
それでは、また。
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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