The Magic of Oaxaca
【人生を変えるような経験をオアハカで】をスローガンにオアハカやスペイン語の魅力を発信しています😊
スペイン語は20以上の国や地域で使われる多様性の言葉。
当然、地域ごとに訛りがあったり表現に違いがあったりします。
その点を不安視されている方は少なくありません。
しばしば「メキシコのスペイン語って…大丈夫?」という質問を頂くので、この機会に「個人的な」見解をまとめておきます。
前回の記事はこちら
「スタンダード」のスペイン語とは何か?
はじめに前提を書いておきます。
- 地域ごとに違えど優劣はない
- どんなスペイン語を学ぼうが自由
- 個人の「学びたい」気持ちが最重要
上記を踏まえた上で読み進めてください。
多くの人がいう「きれいなスペイン語」って、【スペインの *Castellano】ですよね?
*マドリードなど、スペインのカスティーリャ地方で広く使われる言葉
日本で売られているテキストは「スペインの Castellano」を学ぶものがほとんどですし、西検(スペイン語技能検定)もDELE(外国語としてのスペイン語検定試験)も同様です。
ときどき、ラテンアメリカのスペイン語について言及されることもありますが「例外扱い」です。
このような状況から、日本でスペイン語を学んでいる方が「スペインの Castellanoこそスタンダードだ!」と思うのはごく自然なことです。
とやかく言わずに基礎を固めよ
前章の考えを踏まえると「メキシコのスペイン語って…大丈夫?」という質問は、つまり「メキシコのスペイン語はスペインの Castellanoとどれくらい違うの?」と変換できます。
これによって生まれるのが
「スペインのスペイン語とすごい違ったらどうしよ〜」
「変なスペイン語覚えちゃったらどうしよ〜」
という不安。こちらに対する僕なりの返答は以下の二言
- 逆にあなたは何がしたいんですか?
- とやかく言わず基礎を固めてください
です。笑
(なんだ、この生意気なやつは…)と思ったかもしれませんが、気にせず続けますね
逆にあなたは何がしたいんですか?
要は【あなたがどんなスペイン語を学びたいか】が一番大事。
メキシコのスペイン語を学ぶことが「良いことなのか悪いことなのか」はあなたが決めることです。個人の目標や目的によりますよね。
メキシコのスペイン語を学ぶことが「良いことなのか悪いことなのか」はあなたが決めることです。個人の目標や目的によりますよね。
西検やDELEの資格が必要なら、スペインのスペイン語を学べばいいと思います。
ただ、資格試験に出てくるようなアカデミックなスペイン語はスペイン人も普段は使いません。
書き言葉と話し言葉で違いますし、DELEのリスニング音声のように話すネイティヴはいませんw
「〇〇のスペイン語が学びたい!」というあなたの気持ちに従ってください。
とやかく言わずに基礎を固めよ
スペイン語は地域ごとに違うといっても、基本的なことは変わりません。
大事なのでもう一度言います
基本的なことは変わりません。
「場所によって使ってる単語が違う!!」
「ラテンアメリカは"vosotros"を使わないじゃないか!!」
と思われるかもしれませんが、知らないことは覚えればいいし表現が違うなら調節していけばいいんです。
そのためには、基礎を固めることが重要です。
学習法は人それぞれですが、僕は「基礎は大切」と思っているタイプです。
文法書にかじりついて勉強する必要はありませんが、第二外国語だからこそ「土台」はしっかりつくっておいた方がよいです。
どこまでマスターすれば「土台ができた」といえるのか、というのは個人差が大きいです。
スペイン語をゼロから始める方は、まず「直説法現在形の規則活用」と「単語100コ」覚えることを目安にしてはいかがでしょうか。
規則活用だけなら、ar/er/ir動詞を各6つ覚えればいいので18つ。
100単語は1日4単語も覚えれば1ヶ月で達成できる数字です。
ゼロから始めても十分に実現可能な目標だと思いませんか?
逆に、これらを覚える前から「スペイン語は動詞が多くて難しい〜」「ラテンアメリカのスペイン語はスペインと違うから混乱する〜」
というのは、ずいぶんと時期尚早な悩みだなぁと思ってしまいます。
というのは、ずいぶんと時期尚早な悩みだなぁと思ってしまいます。
お気持ちは察しますが、ひとまず基礎を固めてください。
違いを楽しもう
地域によって多かれ少なかれスペイン語に違いがあります。
が、その違いを楽しんでしまえばいいと思っています。
アルゼンチンの発音、チリの発音…
スペイン語のCastellanoとは違うかもしれない、聞き取りづらいかもしれない。
でも、それが「言葉」だと思うんですよね。
小さい島国の日本にだってたくさんの「言葉」があります。
様々な訛りやアクセントがあって当然。
違うものを「色物」として弾くのではなく、「個性」として受け入れるのはいかがでしょうか?
「せっかく学ぶなら《きれいなスペイン語》を学びたい」という気持ちを一切否定する気はありませんが
それに気を取られてスペイン語のもつ「美しさ」を見落とさないでほしい、と同時に思うのです。
おわり
違うものを「色物」として弾くのではなく、「個性」として受け入れるのはいかがでしょうか?
「せっかく学ぶなら《きれいなスペイン語》を学びたい」という気持ちを一切否定する気はありませんが
それに気を取られてスペイン語のもつ「美しさ」を見落とさないでほしい、と同時に思うのです。
おわり
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