2017年5月17日水曜日

ありがとうございました!

こんにちは。ICO日本人スタッフのあみです。

ICOで日本人の窓口として勤務オアハカのことやInstituto Cultural Oaxacaのことを日本にいるみなさまに伝わりますように、とはじめたブログですが本日は私の最後の投稿です。

実際に日本にいないのでどの程度なのかは体感できていませんが、オアハカは、日本でも最近ようやく知名度が上がってきたような気がします。オアハカのかわいい雑貨や素晴らしい手仕事の作品が海を渡って日本でも知られるようになったというのは本当によろばしいことです。



もっとオアハカやメキシコが日本にいる人たちにとって身近になればいいなと切に願いながら、ブログをツールとして現地の情報を発信してきました。コメントなどつくこともないので、てっきり誰もみていないのかもしれないと思ったことも何度もありましたが、いらっしゃた生徒さんに

「ブログ、参考にしてました!」

という声をかけてもらって、「おお!ちゃんと誰かに見られていた!」と励まされました。あと、「密かにみてます」と言われて、「なぜ隠れるのだ!」と思いながらも、自分が発信している情報が誰かの役に立ち、オアハカに来ることを少しでも前向きに考えられるきっかけになっているのなら、こんなにうれしいことはありません。私自身もオアハカに住み始めて以来、オアハカの素晴らしい文化や、優しい人々に触れてますますたくさんの人にオアハカに足を運んでもらいたい、知ってもらいたいという気持ちは強くなる一方で日々過ごし、情報を発信してきました。



メキシコはアメリカのすぐ下にあるので英語でなんとかなるんじゃないか、と思われている人も多いかもしれません。しかし、その期待をはるかに下回る感じで英語が飛び交っていないのがメキシコなのです。北部はもっと英語が話せる人が多いかもしれませんが、オアハカのように南の街となると、街の人はほぼほぼスペイン語です。あるいは、オアハカでいうと彼らは先住民の言葉を話す人も多く、スペイン語が第2言語という場合もあるので英語は、ましてや日本語だけでやりくりするのは難しいと感じます。しかし、以前いただいた生徒さんの体験談の中に「お互いが自分の言語ではないから、相手のことを思いやって優しく接することができた」という内容のことが書かれてあって、確かにそうだなぁと強く同感しました。英語圏でもなく日本語も通じないスペイン語圏という環境は、言語を学ぶと同時に人間のもっと大切な部分、思いやりをもって他人に接する、ということを思い出させてくれるのかもしれません。

個人的には、スペイン語は声に出すのが楽しい言語だと思います。母音が多いので日本人にとって発音しやすいというのもその理由かもしれませんし、もう一つこちらがのびのびと他言語を話させてくれる要因としてメキシコ人の懐の深さも大いに関係していると思います。たどたどしいこちらのスペイン語を嫌な顔をするでもなく、ニコニコと聞いてくれくれます。この人たちともっと話したいなぁ、もっと理解できるようになりたいなぁ、というモチベーションをくれるので、オアハカは学びと実践を並行できるとても良い環境がそろっています。さらに、かわいい街の雰囲気でのんびりとした時間を過ごせて、留学先で夜も街をぶらぶら歩けるなんてこれは他の街では無理なのでは?!と思ってしまうほどです。

ICOにいる間たくさんの日本の方々、また世界中からいらっしゃった生徒さんと知り合うことができました。日本で過ごしていたら出会えなかったかもしれないと思うと、不思議な縁だなぁ、としみじみとしてしまいます。本当にありがとうございました。知り合った全ての方に、この場を借りてお礼申し上げます。

ICOでは、これからも日本から来た生徒さんが安心して留学生活を送れるよう、常駐日本人スタッフがサポートを続けていきますので、スタッフ一同これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。また、どこかで会いましょう!



Instituto Cultural Oaxaca
 日本人スタッフ あみ

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