2016年1月19日火曜日

こ、困った……。

こんにちは。

ここ2、3日は気温が下がっているオアハカです。おそらく、そんなに寒くはないはずなのですが、暖かい気候に慣れているとちょっと気温が下がっただけで寒いと感じてしまいます。やはり、たまにはピリッと寒いのも気持ちが引き締まる気がして個人的にはこの寒さは歓迎です。

最近の悩み

さて、私は今困っています。何に頭を悩ませているのかというと、寒さ対策の服がないとかそういうことではなく、日本人として能力を問われているところなのです。

全てはあの日のせいなのです。あの日とは、1月6日「東方三賢者の日」です。先日の投稿でその日の伝統「ロスカ」のパンのことを書きましたが、私はひっそりと赤ちゃんジーザスを引き当ててしまったのです。知らんふりを決め込もうと思っていたのですが、うっかり引き当てたところを見られてしまいました。それをあまり真剣にはとらえずに、

「でも私はあんまりタマーレスが好きじゃないんだよね。日本にもタマーレスのような食べ物(ちまき)があるよ」

などと雑談のつもりで話していると、2月にタマーレスハポネス、つまりちまきを振舞うことを約束させられてしまったのです。

……ちまきって、どうやって作るんだろう。

というのが目下の悩みです。クックパッドなどで検索もしてみるのですが、普通のちまきを作るには笹の葉をどこで見つけられるのか謎だし、中華ちまきをするにももち米とタケノコって手に入るのかと疑問……。

そして最大の疑問はそもそも「ちまき」を作ったことがないのです。作ったことがないものを日本人だからということで作ってくれと言われるこの 期待感と圧。笑)

外国人である自分の立ち位置について考える


海外に来ると、「日本人」であることに興味を持ってくれる人が多いです。大半が良いイメージで日本のことをとらえてくれているので有難い限りなのですが、その興味ゆえに日本のことをたくさん質問されて、「わ!日本の文化のことのはずなのに、どう説明していいかわからない!しかも他言語で!」という経験をしたことのあるひとは多いと思います。

自分の国を出て初めて、自分の国のことをあんまり知らなかったということに気がつく。これはとても大事な気づきだと思います。特に、日本のような島国で民族の多様性に乏しい国だと誰かにあえて説明する必要がないので考えたり疑問に思ったことがないのも無理はないかもしれません。だから、自分の国の文化をうまく説明できないという気づきは0と1ほどの違いだと思います。

さて、ちまきです。

2月は着実に近づいています。やっぱり、ええかっこしたいです。「日本、食べ物がおいしくていい国ね」、とか言われたいです。(たとえ、やっぱり日本で食べたほうがおいしなぁ、違う、本当はもっとおいしいのになぁ。と思ったとしても、「誰も食べたことないから、こういうものだって言っちゃえばいいよ」と以前外国人の友達に言われたことがあります。彼女によれば、めっちゃくちゃおいしいものが食べたいのではなく、どんなものが食べらられているのかを知りたいのだから、作って振舞うことがすでに十分だとのこと。なるほど、一理ある。)ワクワクした期待に応えたいです。たくさんの人に日本のことをもっと知ってもらいたいし、いつか足を運んでもらいたいと思っています。

さぁ、ちまきか……。

それでは、風邪などひかないよう暖かくお過ごしください。

追伸、
このブログを読んでいる方で、オススメの簡単ちまきの作り方があれば教えてください。よろしくお願いします。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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