2016年11月25日金曜日

オアハカに留学、こんな人が来るんです!

こんにちは。今日も快晴がまぶしい、オアハカです。

最近は、街の中でもNochebuenaの花や木をよく見かけるようになりました。ノチェブエナとは、ポインセチアのことです。クリスマス時期によく見かけるようになります。

出展:https://welq.jp/14613

メキシコ通の方であれば、「ノチェブエナ」と聞くとビールのことを思い出すかもしれません。季節限定で、クリスマス時期に出る同名のビールがあるのです。この季節にメキシコにいらっしゃる方がいたら、ぜひともご賞味くださいませ。

出展:Loco Gringo

さて、今日はオアハカに(ICO)に留学にやって来る人たちのことを紹介したいと思います。

スペイン語を話す人がほとんどいない国日本。そんな日本からスペイン語を学びにオアハカにやって来る人というのは一体どういう人たちなのでしょうか。もしも気になっていたという人がいらっしゃいましたら、続けてご覧ください。

オアハカにくるのはこんな人だ

  1. オアハカに来てみたかった。
    →いきなりこんなざっくりな!!と思われるかもしれませんが、オアハカは街の規模がいい感じに小さく、観光都市なので町歩きがしやすい上に民芸品・工芸品などの「かわいい」ものが異常に多く、これに魅せられた方たちがやって来ます。この場合は、「スペイン語はやったことがない」という方がほとんどです。
  2. スペイン語をブラッシュアップさせるために来た。
    →これはスペイン語学習者の皆さんです。日本で勉強をしている(趣味でスペイン語教室に通っている、大学でスペイン語を専攻している、など)方たちで、先にも述べた通り日本では残念ながらスペイン語がほとんど話されていません。そこで、学んだものを実践するためにくるという方たちです。

    また、スペイン語の試験DELEを受験するのでその対策のためにいらっしゃる方もいます。
  3. 仕事で必要だから。
    →近年、メキシコに進出する日系企業の数は増えています。それにより、駐在でメキシコにやって来られる方も多いようです。とは言っても、オアハカにはそれらの会社や工場はないので、ほとんどがメキシコシティ以北の街の人ばかりです。現地でもスペイン語の講座があるようなのですが、短期で強化するためにオアハカに来られた方もいらっしゃいました。

    外国の方(特にカナダ・アメリカ)は、とにかくこの理由で来る方が多いです。スペイン語話者の増加により、自分の国でスペイン語の需要がとにかく上がって来ているそうなのです。特に、医療関係者や法律関係者が多いと感じます。
  4. 旅の途中で、これからスペイン語環境の中をサバイブしなければならない。
    →いわゆる、旅のお方です。メキシコだけ、オアハカだけをピンポイントで短期間訪れる場合にはスペイン語なんてなくても大丈夫なのですが、長期旅行者でこれからスペイン語圏(中南米)の国々を回るという人たちがこのカテゴリーに入ります。メキシコは、英語圏のカナダやアメリカのすぐ南に位置しているのに、驚くくらいに英語が通じにくいです。そこで、これから南下するという人たちがひょっこりやって来ます。

    日本人以外の旅人で意外に多いのが、「もう南米を見て、スペイン語圏があと少しで終わる」という人たちです。「なぜ最後にスペイン語を?!」と聞いてみると、「確かにスペイン語がなくても英語だけで旅はできたけど、もっと人々や国のことを理解したいと思ったんだよね。だから最後に勉強するなんて馬鹿げてると思うけど、スペイン語を勉強したいと思ったんだよ。」と話してくれた方がいました。
  5. とりあえずスペイン語留学がしたいと思っていて、色々留学先を検討した結果、オアハカに落ち着いた。→こういう方も意外といらっしゃいます。「スペイン語を学びたい」という強い意志が先にある方が多いです。スペインを考えたり、メキシコ国内でも他の街を考えたりしたけれども、街の規模や物価、治安などを考慮した結果オアハカに決めた、という方も意外と多いです。
実にさまざまな理由で留学に来ているということがわかります。オアハカの穏やかな気候の影響なのかどのような理由できたにしろ、のんびりとした環境の中、のびのびとスペイン語を学ぶ方が多い印象を受けます。

日本人の方は、日本人の在籍率を気にされる方がいらっしゃいますが、教室が日本人だらけになるということはまずありません。学ぶ目的や動機が違うので、スペイン語のレベルにもばらつきが出るためと思われます。そして結局、スペイン語のみでやっていくか、日本語を話すかは他でもない、本人の意思によるものだということをお忘れなく。

多様化する海外留学

海外留学というと、かつては「語学を勉強する」という印象が強かったですが、今日ではコミュニケーション能力や国際的感覚を身につけるなど、語学以上に重視されることがたくさんあると思います。

そういうわけで、オアハカにやって来る日本人も実に多様で面白いです。年齢の幅も広く(現役の学生さんから日本人で最年長の留学生は69歳!)、それゆえに抱えるバックグラウンドも様々です。日本で生活していただけでは出会うことはなかっただろうな、という人たちと知り合うことができ、その生き方から学ぶことも往々にしてあると思います。

そんな多様化がすすむ中最近オアハカにやって来た2人の日本人の方を紹介したいと思います。2人ともブログにてオアハカの様子や、留学中の様子などを紹介しておられるので、留学生の視点からのオアハカを垣間見ることができると思います。(そして読み物としても純粋に面白いのでおすすめです。)
  • もえもえさん
    「1.オアハカに来てみたかった」理由でオアハカに来られた方です。留学期間は1ヶ月で、全くの初心者からのスタートでした。自分がずっと来てみたかった街で好きなことに思い切り取り組む留学生活はとても充実したものだったとのことです。

    日に日にコレクションが増えていくという刺繍スカートの様子も必見。

    ブログ:オアハカに恋して
  • mayumiさん
    「4.旅の途中で、これからスペイン語環境の中をサバイブしなければならない」理由で来られました。また、オアハカへを選んだ理由は「死者の日を体験してしたかった」のもあるからだそうです。スペイン語学習経験はなく、アルファベットからの学習開始でした。ホームステイもしながらがっつり2週間スペイン語環境に身をおいて、スペイン語力をアップ。

    旅の様子はブログで覗くことができます。たくさんの美しい写真と面白い文章は引き込まれて、一緒に旅しているような気持ちにさせられます。

    ブログ:The used key is always bright


留学や旅の様子をブログに書くのは情報の発信にもなりますし、自分の記録にもなりますね。リンクを快諾してくれたお二方には感謝です。ありがとうございました!


それでは、良い週末をお過ごしください。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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