2015年11月26日木曜日

学校カレンダー2016年

こんにちは。「インターネットよ、帰ってきてくれてありがとう‼︎」ということで、連日の投稿です。

2016年度学校カレンダー

来年度のコースの開始日などをお知らせする学校カレンダーができました。(下記参照)どの月曜日からでも受講は開始していただけますが、隔週月曜日がコースの開始日となっています。



また、特別なイベントやワークショップが開催される季節コースもあります。メキシコやオアハカの文化や伝統を特に感じられるコース内容です。オアハカは1年を通してお祭りの多い地域として有名ですが、コースが開講される時期はよりいっそう街が盛り上がる時期でもあります。


  • セマナサンタコース (2016年3月14日〜25日)
    聖週間(イースター)に開講されるコースです。プロセシオンと呼ばれるパレードが開催されます。カトリックのカレンダーに基づいて様々なイベントが開催され、街の至る所で宗教的な行事を目にすることができます。日本では目にしないものばかりで、とても神聖で興味深い時期です。
  • ゲラゲッツァコース(2016年7月18日〜29日)
    ゲラゲッツァはオアハカ独自のお祭りです。オアハカ州の各地域から人々が集まり、音楽や踊り、特産物などを披露しその文化を共有してくれます。7月は「ゲラゲッツァ月間」ということで、街はお祭り騒ぎでメスカルのお祭りや民芸品のお祭りなど、その他のイベントも同時に開催されて見所がいっぱいです。
  • 死者の日コース(2016年10月24日〜11月4日)
    日本のお盆のような、故人を偲ぶ「死者の日」は、近年日本でも注目度の上がっているお祭りです。メキシコの死者の日は陽気で、楽しくお祝いされます。オアハカでは、お墓で故人の魂を迎え・送るという伝統も残っていて幻想的で伝統的な風景に出会うこともできます。学校主催のお墓をめぐるツアーも開催されます。
  • クリスマスコース(2016年12月5日〜16日、19日〜30日)
    カトリック大国のメキシコのクリスマスはとても特別なものです。またオアハカでは「大根の夜」というイベントが開催されます。赤カブやトウモロコシの皮を使って作られた様々な作品が展示されます。

(※画像をクリックすると拡大して見ることができます。)

ICOでは、1週間のプチ留学から長期留学まで各生徒さんのニーズに合ったプログラムを用意しています。旅の途中の人は、1時間〜のプライベートレッスンで旅に必要なスペイン語を学んでいただくこともできます。

スペイン語留学やオアハカに興味がある方は、来年はぜひとも足を運んでみませんか。些細なことでも結構なので、お問い合わせをお待ちしています。

おまけ:テヒード(織物)

先週から織物のワークショップが開催されています。今週受講している生徒さんたちのほとんどが先週から取っている人たちで、今週の作品のレベルの高さに驚いています。


色もいっぱい使っているし、デザインの数も多いし、布がまっすぐだし、す、すごい……‼︎

文化豊かなオアハカにぜひ!

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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2015年11月25日水曜日

クリスマスコース2015のお知らせ


こんにちは。気がつけば、11月も終わりが近づいています。あっという間に年末ですね。

オアハカにいると、気候のせいかあまり年の暮れが近づいている感じはしないのですが、2015年も残るところ1ヶ月と少しになりました。

季節感を感じるといえば、町のディスプレイのナビダー(クリスマスに)かけるただならぬ情熱を感じることと、この時期だけ発売されるNoche buenaというビールを店頭で見かけるようになったことくらいです。

(出典:El Financiaro

もう少し寒くなってきたら、Ponche(ポンチェ)というあたたかいフルーツパンチを売る人たちが町の中に現れるはずなので、私はそれを楽しみにしています。ポンチェ好きは今に始まったことではなく、昨年にもポンチェブログを書いていました。これを参考に今年もポンチェを作ろうと思います。

ちなみにノチェブエナとは、「聖なる夜」と言う意味です。ビールの名前にもなっていますが、ノチェブエナという名前の花もあります。


こちらがノチェブエナ。ポインセチアは、クリスマスを象徴する花としてこの季節になると町に溢れます。今日、オフィスにもノチェブエナの花が届きました。

Instituto Cultural Oaxacaでは、12月7日よりクリスマスコースが始まります。今からオアハカ行きの計画を立てるのは難しいかもしれませんが、旅の途中の人や冬休み中でオアハカを訪れることがあるようでしたら、ICOでスペイン語コースを受講してみませんか。スペイン語だけではなく、クリスマスのワークショップも開催されるのでピニャータを作ったりポンチェを作ったり、盛りだくさんの内容でお待ちしております。

それでは、良い一日をお過ごしください。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2015年11月24日火曜日

インターネットがない‼︎

こんにちは。すっかり久しぶりの投稿になってしまいました。というのも、先週の月曜午後から1週間インターネットがダウンしていたのです。

インターネットがダウンすることはさほど珍しいことではないのですが、1週間まるまるダウンしたままというのはさすがに尋常ではありません。そして、失って気がつくというか、インターネットがないとこんなにも何もできないのかと思い知らされました。インターネットが普通にあって、スマートフォンを持っていれば日本にいる家族や友達にだってすぐにコンタクトを取ることができるのに、インターネットがないとそれが叶わないのです。ああ、ありがたいなぁ、インターネット。しかし、一昔前はインターネットはなかったことを考えると、インターネットが社会にもたらした影響の大きさを改めて考えるきっかけになりました。

ともあれ、インターネットが繋がらないと仕事にならないのはオフィス中皆同じで、みんな不満がたまっている感じです。そして、こんなフレーズを教えてもらいました。

“Paceremos huérfanos.”

直訳すると「我々はまるでみなしごのようだ」ですが、インターネットがないことをまるで両親を失ってしまったような孤独さにたとえて表しています。面白いので、違う先生に出くわすたびに使っていると、はじめはこのセンテンスだけ言うと「は?」という表情をされるのですが、意味を説明すると面白がって次のようなフレーズも付け加えてくれました。

“Estamos llorando por el internet.”

「インターネットがなくてほんま泣くわ。」

インターネットがなくなったおかげで、新しいフレーズを教えてもらえたのはラッキーですが、やはりインターネットがないと困ります。なので、無事に戻ってきて本当に良かったなぁ、と思います。またオアハカの情報や様子を伝えていくことができます。


インターネットがなかった時に学校紹介ビデオを作ってみました。

それでは、良い一週間をおすごしください。

日本人スタッフ あみ

2015年11月10日火曜日

オアハカの街の様子(11月)

こんにちは。ここのところ、晴れの日が続いているオアハカです。乾季の晴れは当たり前と言えば当たり前なのですが、個人的に去年に比べて暑い日が続いているような気がします。(日中の湿度が高いのかな?)

とはいえ、日が暮れると一気に気温が下がります。上着が欠かせないオアハカです。

さて、死者の日が終わり町はすっかりクリスマスに向けてエンジンがかかっています。クリスマス=寒い」のイメージがあるので、こう暑いとなんだか季節感が狂います。

街の様子


クリスマスグッズをこんなにも並べているのに、なぜか暑苦しさを醸し出すディスプレイ。

メキシコのクリスマスでは「ナシミエント」というキリスト誕生のシーンを再現したジオラマを飾る習慣がありますが、この赤ちゃんは赤ちゃんのキリストです。最後にジオラマの中心に飾られます。

こちらは、ハロウィーンとクリスマスのコラボレーション。

それでは、今週もあっという間に折り返しです。

実ない投稿でしたが、良い週の後半を……‼︎

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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2015年11月4日水曜日

オアハカでお墓をめぐったら!

お墓ツアー2015

こんにちは。死者の日は本当にお祭り騒ぎだったオアハカですが、2日が過ぎで街は落ち着きを取り戻しつつあります。

ここ数日は街はガイコツのフェイスペイントをした人で溢れかえっていました。はじめはぎょっとしていましたが見慣れるとなんだか普通になってしまい、リアルガイコツフェイスペインティングをしたひとがバイクで二人乗りなどしているのを見ても何も感じなくなっていたので、慣れとはおそろしいものだと思いました。

今年度も、ICOでは死者の日ならではのツアーが開催されました。このブログを見てお問い合わせをいただいたり、参加していただいたりにぎやかなツアーになりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました‼︎

それでは、1日目のツアーの様子を少しお届けしたいと思います。

パンテオンヘネラル

まずは、市内にあるパンテオンヘネラルを訪れました。

お墓まいりにガイコツのフェイスペインティングをしてきているひともたくさんいました。メキシコ人だけではなく、外国人もフェイスペインティングや仮装をして、写真映えのするところで思い思いに写真を撮っている姿が印象的でした。


入口。綺麗に飾り付けられています。


入口の外はこんな感じです。完全に夜店の屋台状態です。お墓まいり感は薄く、お祭り騒ぎの様子です。

nichoがたくさんあるのがここのお墓の特徴です。nichoは日本語では壁龕(へきがん)というそうです。

ホホコトラン

オアハカ郊外にあるホホコトランという街は古い墓地と、新しい墓地があることで知られています。

ここも到着するとパンテオンヘネラル同様お祭り騒ぎで、フェイスペインティングの人もたくさん見かけました。

新しい墓地の方に入っていくと、お墓とは思えないくらい混み合っていました。しかし、中へ歩を進めていくと綺麗に飾り付けされたお墓や、オアハカの前で静かに座る人たちの様子を見ることができます。

センパスーチル(マリーゴールド)の花びらでお墓を飾ります。その上にガイコツを飾って、日本のお墓と比較するとあまりの違いにびっくりしますが、ろうそくの光に照らされたその様子にうっとり見入ってしまいます。

こちらは古い墓地。去年見たおじさんが今年もいました。このおじさんのお墓はたくさんのガイコツの人形で飾り付けられていてとても印象的なのです。他の観光客からも「これ、去年の写真!」といって写真をプレゼントされていました。

そのお隣のお墓。お墓の上に魔女が用を足している人形……‼︎しかも、ボタンを押すと用を足している音が流れ、魔女が悶えるのです。これは完全にご先祖様に失礼じゃないのか?!と思いきや、家族はそれを見てケタケタ笑っているのです。こうやって明るく故人のことを思い出してもらって、しかもお墓で迎えてもらったらご先祖様は結構ハッピーなのかもしれません。

こんなふざけたおもちゃが飾られたりもしていましたが、古いお墓の方が静かで、お祭りの感じが少し薄まり、厳粛な感じが漂います。しかし、参道には食べ物屋さんやお土産やさんがたくさんで、やっぱり楽しいお墓まいりのイメージを抱きます。

アッツォンパ

一晩中お墓で過ごす伝統のあるこの村では、真夜中を過ぎてからどんどん人がやってきます。

ものすごい数の長いろうそくが立てられます。小さな村で周りは真っ暗なので、無数のろうそくの光が暗闇に浮かび上がりお墓だけが照らされていてとても幻想的です。


蝋がたれるとその都度形を整え、ろうそくが短くなれば新しいろうそくを立てます。中には火遊びをしているように見える人も……。

驚いたのは、犬もお墓まりにやってきたのです。……いや、たぶん、お供え物狙いです。

アッツォンパ村のお墓の驚くべきところは、なぜか特設ステージがあり音楽が爆音で演奏されているのです。ステージの人はめちゃくちゃ気分良く演奏しているのですが、オーディエンス側は、その演奏を聴くでもなくお墓のそばにちょこんと腰を下ろしているという温度差がなんとも面白いと感じました。

個人的にはこの村のお墓が一番好きです。ちょっと改まった気持ちになるというか、お祭り化されていなくて、古くから伝わる伝統が受け継がれていると感じることができるからです。お墓の敷地を一歩出ればお祭り騒ぎで酔っ払いがわんさかいるのですが……。

まとめ

人のお墓を見に行くなんて「不謹慎な」、という感じかもしれませんがメキシコの人たちはあたたかくその場にいさせてくれます。決して騒いでふざけているわけではなく、帰ってくる故人をみんなで迎えるのはいい伝統だなと感じました。また、お墓なんてどこも同じなのかと思いきや、それぞれの村や地域で雰囲気も伝統も違うということを知ることができたのでとてもいい機会になりました。

今年の死者の日は終わってしまいましたが、来年以降、ぜひ死者の日の頃にオアハカに来てみてはいかがでしょうか。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2015年11月3日火曜日

死者の日のパレード、コンパルサの様子

いよいよ死者の日


こんにちは。

オアハカは週末がいよいよ死者の日の本番でした。10月30日(金)には、「死者の日コース」を締めくくるイベントとして「コンパルサ」が開催されました。

コンパルサとは、ブラスバンド部隊と共に街を練り歩く仮装行列のことです。死者の日コースの間に開催されたマスク作りのワークショップで作ったマスクをかぶって練り歩くのですが、蓋を開けたらマスクだけかと思いきやみんな自前の衣装を持ってきていたりかなりはなやかでにぎやかなコンパルサになりました。

コンパルサ2015


今年は、みんなが作ったマスクを一堂に集めてマスク展覧会が開催されました。こうして並べてみると、どのマスクも個性的ですてきです。

コンパルサは、まずは学校にてメスカルが振舞われます。気分が良くなったところでICOを飛び出して街を練り歩きます。

トウモロコシの歯のマスク。やっぱり、かわいいです。


作ったマスクの他にも、花飾りやガイコツグッズなどいろいろな小物を仕込んで参加する人多数‼︎

お祭りに寛容な国メキシコは、コンパルサで道がふさがれても誰も文句を言いません。沿道の人たちもみんな楽しそうに行列を眺めます。


木の枝を触覚に使いたいと苦心していたジョーダンの大作です。

コーディネーターオマールの家族。みんな赤いディアブロに扮して、か、かわいい、としか言葉が出てきません。

めちゃくちゃスベスベにマスクを磨いていたダグラスの悪魔マスクは帽子とめっちゃマッチしています。なんだかジェントルマン。

悪魔のマスクをかぶっているフェリペですが、なんてハッピーな悪魔なのでしょう。

全身をコーディネートするツワモノも!

この目が窪んでほっぺたが異常に出た不思議な表情のマスクはわたし的には、ドツボでした。この二人を探してはふふふ、とニヤニヤしてしまいました。

日本からきている生徒さんの一人まりこさんと、シンティア先生。

かよさんとヘルマン先生。仮装というより、もはやただのレスラー……。

こんなタイツも売ってるのですねー。

犬のマスクのさちさんと、がいこつのまりこさん。

ICOに帰ってきてからの写真を撮りそびれてしまったのですが、学校の周りを練り歩いて帰ってきた後は、チョコラテやパンをみんなでいただきました。


祭壇

10月31日が近づくと、町中のいたるところに祭壇が設置されますが、ICOでも大きな祭壇が設置されました。センパスーチル(マリーゴールド)で埋め尽くされた壁は圧巻です。

花の命は短いので、前日と当日に一気に飾り付けをするのでこれがまた大仕事なのです。


2015年度の祭壇。

ろうそくを灯して、故人の写真を飾って死者を迎えます。

真ん中のカラフルな物は「パンデムエルト(死者の日パン)」。地域によって様々なデザインや味ですが、オアハカでは顔つきの物をよく見かけます。

まとめ

今年は歩行者天国をあまり通っていなかったので、死者の日が近づいているはずなのにあまりそんな気がしていなかったのですが、やはり2〜3日前になると急に死者の日のムードが盛り上がりました。

死者を迎えるお祭りですが、日本のお盆とはまた一味も二味も違っていてとても興味深いお祭りだと思います。死者の日に合わせてスペイン語のコースをとる人もたくさんいたのが印象的でした。2週間勉強して最後はお祭り騒ぎで帰っていくというプランです。2週間強の休みが取れたらぜひとも死者の日はオアハカへ……‼︎

それでは、良い一週間をお過ごしください。

日本人スタッフ あみ


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