2015年10月27日火曜日

「死者の日コース2015」ワークショップ〜4日目

こんにちは。

今日は、青空が気持ちの良いオアハカです。そういえば、25日の日曜日にサマータイムが終わりました。今はスマートフォンなどデジタル時計が普及しているので、知らない間に勝手に時間が変わっていた、という感じがします。一週間が始まってみると、やたらと日が暮れるのが早くなりました。一気に秋が深まったような、そんな気持ちにさせられます。

さて、ワークショップは4日目。ICOでの通常のワークショップは、2週間で完結するのですが死者の日コースのワークショップは1週間で完結します。2週間のコースで2つのワークショップを受講することができるのです。

お菓子作りワークショップ

最終日は、月・火・水曜日に作ったものにデコレーションをする日でした。

食紅を混ぜていろいろな色を作ります。色が濃いのでもはや食品には見えないのですが、デコレーションをするとメキシコらしいカラフルな仕上がりになって素敵になるから不思議です。

袋から絞り出したり、爪楊枝で絵を描いたり、紙を貼り付けたり思い思いにデコレーションをしていきます。








ゆるキャラのような……。





マスク作り

マスク作りも佳境。4日目には、色塗りを完成させます。


この生徒さんはかなり磨く作業に力を入れていたので、表面がスベスベでつるっとした美しいマスクが完成しました。

あんなに冗談を言っていたのに、実はめちゃくちゃアーティストだった生徒さん。細かい部分のデザインが素晴らしい。

犬のマスク。正面からだとわかりにくいですが、口と鼻が前に突き出したデザインです!

出来上がった作品には、ドリルで穴を開けてゴムをつけます。

3日目でほぼ完成させてしまって、4日目には「もうモチベーションが あがらないんだよ……」と言っていた生徒さんですが、めちゃくちゃかっこいいマスクに仕上がっています。

メキシコをテーマにマスク作りに取り組んだ生徒さん。マリーゴールドの花とトウモロコシのデザインを取り入れています。歯にはトウモロコシの粒が使われているという斬新なアイディア。

これらのマスクは、10月30日にICOで開催される「コンパルサ」という仮装行列の時に被ります。かなり頑丈なマスクなので、オアハカの記念として良いお土産になります!(自分の方なので、自分にしかフィットしないですが……。)

それでは、良い一週間をお過ごしください。

【おまけ】
ものすごく個人的なことですが、この投稿がちょうど100個目の投稿です‼︎ブログを始めた時にどうしたらたくさんの人に見てもらえるブログになるのかと調べていたときに、「とりあえず、100投稿すると検索エンジンに引っかかりやすい」という情報を得て目標にしていた数字なので到達することができて、いやぁ、めでたいなぁ、ありがたいなぁ、と思っています。

日本ではまだあまり知られていないオアハカや、未知の国メキシコの様子を届けられたらいいなと思いながらネタを探しては書いているのですが、ICOに来ている日本人の生徒さんから「いつも読んでます!」とか「留学する時に参考にしました!」という言葉をもらい、とても励まされています。

一人でも多くの人にこの不思議と魅力に溢れた街オアハカのことを知ってもらい、実際に足を運んでもらえれば楽しいよなぁ〜、と日々妄想しながらオアハカの街を闊歩する日々です。面白いものを自分で見つける時もありますが、面白いものが勝手に向こうからやってくる時も多々あるのがオアハカという街です。自分が生まれ育った国や地域、文化圏、言語圏と違うところで生活することは大変です。でもそれ以上に楽しいことや新しい発見がたくさんあります。「全く違うところ」に足を踏み入れるのは勇気のいることかもしれませんが、踏み入れてみればそんなに大層に考えるほどのことではなかったと拍子抜けしてしまう時もあります。その一歩を踏み出すきっかけになるような情報や魅力を今後も発信していければなと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。

ワークショップの残りの素材を使って、私も作ってみました。「死者の日ファミリー」です。


日本人スタッフ あみ

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(その他)へ

2015年10月26日月曜日

「死者の日コース2015」ワークショップ〜3日目

こんにちは。

ハリケーンパトリシアはものすごい大きさだったようで、宇宙からの写真を見て驚きました。日本でも報道があったらしく、「オアハカは大丈夫なのか?!」と問い合わせを受けたくらいです。オアハカは、雨が降っていたくらいで他の被害はありませんでした。そう思うと、今年は去年よりも何かと雨が多いような、そんな気がします。

さて、ワークショップの後半戦の様子です。

お菓子作りワークショップ

3日目は、Alfañiquesというお菓子作りが始まりました。マジパンのような感じのお菓子ですが、アーモンドは使われていませんでした。

型を使って作るガイコツの菓子とは違い、自分で形を作ることができるのでそれが楽しくもあり、また難しくもあったようです。




いろいろな形を作りますが、あまり長時間ベタベタとこねているとダメなのだそうです。形を決めたら手早く形を整えなければならないので、初心者には少しハードルが高かったりもします。

その結果、みんなめちゃくちゃ真剣に作品作りに取り組んでいました。コツを掴んだり、想像力が活性化してくると、どんどん量産することができます。

こちらも、初日は形を作って終了。乾くと固まるので、デコレーションが待っています。

マスク作り

マスク作りは、3日目にしていよいよ色塗りが始まります。アクリル絵の具を使います。

人の作品を見て回るのはとても面白いです。自分では到底考えつかなかったようなデザインや色をみるのはとても新鮮です。また、冗談ばかり言っていた人がものすごい繊細な色塗りを始めるのをみて驚かされたりもします。みんないろいろな特技を隠し持っているなぁ、と感心します。


色を混ぜて自分の好みの色を作ります。






完成は近いです!!!


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(その他)へ

2015年10月21日水曜日

「死者の日コース2015」ワークショップ〜2日目

こんにちは。今日も引き続き小寒いオアハカです。今日は、朝からしとしと雨まで降っています。雨季が明けて濃い青空の日々が続いていただけに、妙に青い空を恋しく感じています。

それはさておき、死者の日コースのワークショップの2日目の様子をお届けしたいと思います。

お菓子作りワークショップ


2日目は"Manzanitas y camote en dulce"というお菓子でした。マンサニータというミニチュアのりんごのような果物やカモテをシナモンなどの入った甘い汁で煮込まれたものです。

カモテとは、サツマイモのこと。初めて「カモテ」の存在を知った時はメキシコにもサツマイモがあるのかと驚いたのですが、日本のものと違って甘くないのが特徴です。(サツマイモの一番いいところが足りないという衝撃の味わいです。)



2品作るために必要な単語を学びます。


手分けをして作業を進めます。


完成品を少しいただきました。サツマイモが甘かったので、「この甘さは自然の甘みなの……?!」と尋ねてみると、砂糖の甘みだということでした。でも、サツマイモのホクホクした食べごたえは、少し日本を思い出すような、そんな優しい味でした。


マスク作り

2日目からは、根気と想像力が試されるマスク作り。



曇り空だったのですが、少しの間だけ日が照ってくれました。頑丈なマスクを作るためには、何層にも重ねなければばならないのですが、その工程の中で乾かすという作業はとても重要です。


マスクを乾かしている間に、どのようなデザインにしようかと考えます。インターネットからアイディアを拾ったり、見本を見ながらイメージを膨らませます。


マスクに耳をつけたり、顔の形を変えたりするにはこの時にダンボールやパスタと呼ばれる紙とボンドと水を混ぜた素材をもとのシンプルなマスクに足していきます。パペルマチェ(張り子)にも使われるこの技法は、ボンドを含んでいるので乾いた時に強度が出るのです。


また、漆喰を塗っただけでは表面がゴツゴツとしたままなのですが、ボンドを多めに入れたパスタを使って層を重ねていき、その後紙やすりで磨くとすべすべになるのです。すべすべにすることで、色塗りがスムーズになるので、やはりこの2日目、3日目の工程は重要です。


こういう作業の時は、それぞれの性格が出るのでとても面白いです。ダイナミックな人もいれば繊細な人もいて、また色々な国の人がいるので思いつくアイディアも様々なのでとても面白いです。


ディアブロ‼︎悪魔のお面です。これは今後どのようになるのか非常に楽しみなお面です。


これは、とにかくすべすべにしまくって柄を描く予定のマスクです。やすりをかけながらどんな絵を描こうか話していました。

さぁ、明日は3日目。どうなっていくのか楽しみです。これらの死者の日の期間のワークショップは1週間完結で、スペイン語の授業を取っていなくてもワークショップのみの受講も可能です。もしも来週オアハカに滞在予定の方がいましたら、来週の枠にまだ若干空きがあるので詳しくはお問い合わせくださいませ。


日本人スタッフ あみ


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(その他)へ

2015年10月20日火曜日

「死者の日コース2015」ワークショップ

こんにちは。

昨日より、ICOでは死者の日コース2015が始まりました。それに伴い、ワークショップも死者の日コース仕様です。1年のうちでたった2週間だけ開催される貴重なワークショップです。

お菓子作りワークショップ

こちらのワークショップでは、死者の日やこの季節にちなんだお菓子の作り方を学びます。1日目は、「シュガースカル(ガイコツの砂糖菓子)」作りでした。

砂糖バージョンと、チョコレートバージョンの2種類を作ります。市場で売られているのはよく見かけるのですが、どうやって作るのかは意外と知らない人が多いのではないでしょうか。


料理に使われる単語は、意外と知らなかったりするのでお菓子作りとスペイン語が両方学べて、しかも最後には食べられるのだから、なんておいしいワークショップ。


たくさんのガイコツの型が並びます。この時期になると、メキシコではガイコツ型の商品をいろんなところで見かけるようになります。お菓子の道具屋さんに行けばこのようなシュガースカル用のガイコツ型が売られています。みんながこぞって買い求めるので、品薄になるのだとか。


溶かす作業はなかなか根気がいります。 


チョコレートは湯煎にて溶かします。これもなかなか根気がいります。


 溶かした砂糖を型に入れて固めます。


チョコレートは少しずつ流し込んでは冷やして固め、という作業を繰り返します。


隙間時間ができたら撮影タイム。和気あいあいと和やかな雰囲気の中お菓子作りは進みます。



型からチョコレートを外す作業では、和やかなムードから一転です。


 せっかく固まったチョコレートが壊れないように、みんな真剣そのもので型外しに集中します。 


きれいに型から外されたチョコレートのガイコツ。額に花があるところが、死者の日仕様でかわいらしいです。

1日目の作業はここまで。さらに冷やして固めて、後日デコレーションが施される予定です。

マスク作り

天候が曇りでちゃんと型は乾くのかと心配されながら始まったマスク作り。ペタペタと顔に漆喰を貼っていきます。







身動きができないので、漆喰を顔に貼られる人はただただ目を閉じて待つのみです。漆喰はしばらく時間が経つと固まるので、表情を動かして顔から剥がします。そして干して乾かします。

顔から剥がされた仮面が並んでいるのを見るとなかなか圧巻です。顔の大きさや顔の形がそれぞれ全然違うので面白いです。

仮面作りの初日もここまで。2日目以降に続きます。マスク作りの初日はほぼしゃべれない状態で作業が進みましたが、明日以降はどんな形のマスクにしようかなど話しながらマスクを作り進めていくので、にぎやかな場になりそうです。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(その他)へ

>>こちらの記事も読まれています!