ソカロはこんな感じになっていました。雨が降っていたのでみんな傘をさしていましたが、メキシコ色(赤、緑、白)にライトアップされた様子がとてもきれいでした。雨が降っているにもかかわらず、爆音で音楽が鳴り響き、若者たちがスプレーの泡を掛け合ってふざけあい、なんだか新年を迎えたような、そんな雰囲気の夜でした。
ICOでは、大学や研修グループも受け入れているのですが、今週は日本は青森県弘前市から弘前大学の生徒さんや、弘前市の市民の方で構成されたグループでオアハカの民芸品や文化などの視察にこられています。
私は恥ずかしながら青森に行ったことがないので、「りんご」のイメージしかなかったのですが調べてみると、
- ねぷた祭り
- 津軽三味線
- 津軽塗
- 津軽焼
- こぎん刺し
- 弘前こけし
などなど、伝統工芸品がたくさんある街だということがわかりました。この点では、オアハカと似ているのかな、という感じがします。
そんな弘前のみなさんが、ICOにて津軽三味線と民謡を披露してくださいました。
大半の人は、日本の音楽を生で聴くのは初めてだったようで、興味津々でした。ICOの先生やスタッフはメキシコ人ですが、生徒さんは世界の各地から来ている人たちなので、まさかオアハカで日本の伝統音楽を聴けるとは思いもしなかったと言っていました。
音楽の横で、スライドショーの撮影もありました。
各演目の前には紹介のスピーチ(スペイン語)がありました。「弘前大学」のはっぴを着て私も参加させていただきました。にわか仕込みで恐縮でしたが……。
最後の演目は、「ラッセラー」と言いながら片足でピョンピョンと跳ねる踊りです。男の人が片足でピョンピョンと高く跳ねる様子は、テオティトランデルバジェのダンサデプルマを思い出しました。
最後は、オーディエンスも巻き込んで、みんなで踊りました。笛、太鼓、鈴の音が部屋の中に響いて、とても楽しかったです。
弘前のグループの方の話によると、お祭りの時はこの片足でピョンピョン跳ねる踊りは2時間くらい続くのだそうです。たった何分かしただけで息が上がってしまい、運動不足感じましたが何時間も踊るとは、すごい体力です。笛の人がそのさじ加減を握っているようで、笛が続く限り踊り子は踊るのだそうです。
同じ日本人ですが、出身地域が違うと知らないことばかりだったのでとてもいい経験になりました。オーディエンスの先生や生徒たちも、後で私のところにやってきて「面白かったね!」と声をかけてくれたので、とても嬉しかったです。
弘前のみなさん、ありがとうございました!
Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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