2015年6月10日水曜日

スペイン語で「ビーシー」とは何を指しているのでしょう?!

こんにちは。今朝は久しぶりに晴れ間が広がっていて気持ちのよかったオアハカですが、夕方になりなんだか雲行きがおかしくなってきました。おそらく、降るでしょう……。

さて、タイトルの「bici」ですが、なんのことかわかりますか?

bicicleta(自転車)という単語の省略形です。「ビシクレータ」が自転車の正式名称ですが、口語では「ビーシー」と言われているのをよく耳にします。日本語で、「自転車」と言わずに「チャリンコ」とか「チャリ」という感じです。ビーシーといった方がなんだか身近な感じがします。

(出典:defe.mx

メキシコにおいてこの「ビーシー」は、エコの象徴として近年とても注目を浴びているような気がします。メキシコシティにおいては、その名も「ECOBICI」というサービスがあります。市内のいろんなところに自転車の基地があり、自分の好きなところから借りて、自分の好きなところで乗り捨てができるという素敵なシステムです。料金は前払いで1日のみの利用や1週間、1ヶ月など利用期間が選べるようです。乗り捨てができるところが魅力的です。

グアダラハラでも、毎週日曜日は主要な道路を封鎖して自転車や歩行者に開放されています。大きな街でもこんな風に大々的に交通規制をかけてするとはすごいなぁ、と感心しますが、驚くべきはその頻度。毎週とは‼︎

(出典:Impact HUB Oaxaca

そのビーシーの波がオアハカにも届いています。オアハカでも、PASEOS NOCTURNOS EN BICICLETAというイベントが開催されています。「夜にみんなでチャリンコ乗ろうぜ‼︎」というノリのイベントです。しかも、開催は週3!!

夜の9時にサントドミンゴの前に集まって1時間強自転車で街をうろうろします。スピーカーを積んだ自転車に乗ったスタッフが先頭に立って集団を先導してくれます。後からは警察も交通整備でついてきてくれるし、角を曲がるたびにスタッフの人たちがきちんと誘導してくれるので安心です。「自転車を楽しむ」ことが一番の目的のようなので、ペースもゆっくりで、気軽に参加できるのも嬉しいところです。主催している団体の基地で自転車もレンタルしてくれるので、自転車を持っていない観光客でも参加することができます。昼間徒歩でぶらぶらと歩いた街を、夜に自転車で駆け抜けるとまた違ったオアハカの雰囲気を楽しむことができるのでおすすめです。

自動車社会で、炭水化物をたくさん食べて、コカコーラは世界一の消費国、メキシコ。国民の肥満が一つの社会問題でもあるので、激しく運動するというよりは、「楽しく運動しよう!」というのは大切なことなのかもしれません。1時間ほど自転車に乗っても全く疲れないという、このチャリンコナイト。

遺跡訪問や民芸品の村の訪問といった観光はもちろんオアハカでは外せないアクティビティですが、地元の人たちに混じって街を自転車でうろうろするというのもオアハカの楽しみ方の一つです。スペイン語留学でやってきて勉強に煮詰まったら、ぜひチャリンコライドを楽しんでくださいね。(ありたがい、週3開催です!)

それでは、今週も残り半分になりました。良い後半戦をお過ごしくださいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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