2014年12月13日土曜日

ナシミエント

こんにちは。

クリスマスコースのワークショップ第1週目の最終日は、「ナシミエント」作りです。ナシミエントとは「誕生」のことで、特にキリストの誕生のことを差します。この時期「ナシミエント」というと、キリストの誕生の状況を再現した置物のことをいいます。

セマナサンタでは祭壇、死者の日にも祭壇、クリスマスはこのナシミエント。こうして一年を見てみると、メキシコの行事は飾り物が好きだなぁ、という印象を受けます。


まずは、台を設置。クラフト紙をくしゃくしゃにして岩の質感を出します。


芝生(??)やコケを置いて、ジオラマを作っていきます。この時期には、ナシミエント用にこのような芝生やコケの素材が市場に売られているのだというから驚き。


さっきまでただの箱だったのが、あっという間にこの様子。「こうしなければならない」という決まりがないから、豪快にコケを置いたり、草を散らしたりするとそれっぽく見えるのでしょうか……。なんか良く分からないけどすごい、この一言につきます。笑


ナシミエントは、日本のひな祭りのひな飾りに似ている気がします。各人形に役割があって、一つのストーリーを構成しているからです。真ん中には、マリアとホセがおかれます。その他にも三賢人や羊飼い、羊などキリスト生誕に関わる人形が並べられます。だから、一見ランダムにいろいろな人形が並べられているようにも見受けられるのですが、一つ一つに意味があり、ストーリがあるのです。それを踏まえてみるとなかなか興味深いです。

ひな飾りと大きく違うのは、「この順番で並べる」「ここに配置する」というきちんとしたルールがないので、同じ人形や素材を使っても、作る人・飾る人によって違うというところです。だから、キリスト生誕時の話を知らないと、山のようにある人形をどこに置いていいのやら見当もつきません。

先生にストーリーを教えてもらいながら、そして、昨年の設置の様子をiPadで確認しながら人形を設置していきます。


キリストの赤ちゃんの人形はクリスマスの日まで飾らないのだそうです。(=まだ誕生していないから。)なので、マリアとホセの間にはまだ何も置かれていません。

最後に電飾を散らしてスイッチを入れればあっという間にナシミエントの完成!!

日本のクリスマスと違って、カトリックのクリスマスはより宗教的で、家族の行事という印象を受けます。家に設置する家庭もあるそうですが、街のあちらこちらで大規模なナシミエントを設置している様子を見かけます。

行事の多いメキシコですが、クリスマスは特にみんなが楽しみにしているんだな、という印象を受けます。わくわくした感じが街に漂っていて、思わずクリスマスまでの日を数えてしまいます。

日本のクリスマスとは違った雰囲気です。いつかの旅の予定に、ぜひぜひオアハカを加えてみて下さいね。

それでは、良い週末をお過ごし下さい。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年12月12日金曜日

ピニャータづくり、その後。

こんにちは。

さて、ピニャータ作りの、その後です。

 乾いたそれぞれのパーツをキラキラの紙で飾ります。日本の文房具屋さんでは、四角くカットされた紙が売られているのが一般的ですが、メキシコの文房具屋さんではロールで売られていることが多いです。布のように、メートル単位で価格が決まっています。

折り紙のように、正方形じゃないとだめ、という紙の使い方をしないからなのでしょうか。国が違えば文房具事情も全然違うなぁと感心します。紙もいろいろな種類が売っていて、この時期はピニャータ作りが盛んになるので、パペルメタリコ(キラキラの紙)が飛ぶように売れています。


角のパーツには、このパペルメタリコをぐるりと巻き付けます。かなり大きいのに、継ぎ目なくくるりと巻くことができるので見た目が美しい〜!!

角の下の部分に切り込みを入れて、壷の部分に貼付けます。その後どうせデコレーションで隠れるからと、テープで豪快に。さまざまな行事で、さまざまな工作を見てきましたが、一環していえるのが「豪快」ということ。え??これでいいの??と思いながら見ていても、最後にはなんだか形になっているのです。不思議な現象です。

角が壷に付け終わった後は、全体の飾り付けです。飾り付けにはクレープ紙が使われます。切り込みを入れてひだひだにすると、立体感が出ます。

日本でピニャータをするとしたら、 壷を使うのはあまりおすすめできないですが、風船を使うのがお手軽だと思います。大きな風船を膨らませて、新聞紙を貼付けます。貼付ける際には、ボンドと小麦粉をお湯で溶いた接着剤を使います(ゆるいすいとんのような状態にします)。強度も必要なので、 3〜4層 にする 必要があります。(1層ごとに乾かす。)全部乾いたら、中の風船を割って、外側をデコレーションします。


星形のピニャータと平行して、 クリスマスツリー型のピニャータの作成も進みます。大きなコーンを作って、クレープ紙を貼付けていきます。色は、緑、緑、白のメキシコカラー。


最後は、コーンの下のところに壷を設置して出来上がり。この形のピニャータは初めて見ました。なんだか斬新。


出来上がったピニャータは早速オフィスに飾っています。なんだか、クリスマスらしくなってきました。

ポサダの時には、これを叩き割るんだよなぁ……。なんか、複雑。笑

ICOの2014年度のポサダは12月19日(金)です。詳しくは、イベントカレンダーのページをご覧下さい(^∀^)/

日本人スタッフ あみ

2014年12月8日月曜日

ピニャータづくり

こんにちは。青空の気持ちよいオアハカです。

日光浴が気持ちのよい今日この頃ですが、建物の中が寒いです……。 予想以上に寒いので、この時期にオアハカに来られる方は夏の格好と冬の格好の両方を用意してきた方がいいかもしれません。

さて、ICOでは今週からクリスマスコースが始まりました。ということで、クリスマスワークショップも始まりました。第一週目は、ピニャータづくりとナシミエント(キリストの誕生を再現したジオラマのようなもの)づくりです。

ピニャータは、日本のスイカ割りのように遊びます。目隠しをしてピニャータを割ると、中から果物やお菓子が出てくるのです。誕生日パーティなどで人気なので、メキシコでは普段からあらゆるところで、色々なキャラクターの形をしたピニャータが売られているのを見かけますが、クリスマスシーズンになると、尖った角がついた星形のようなピニャータをよく目にします。(ピニャータについては、この文献がさまざまな角度から解説してあってとても興味深いです。→ピニャータ: http://www.pinatanet.com/pinata/pinata.pdf


さて、ピニャータ作り。まずは、素焼きの壷にぺたぺたた新聞紙を貼っていく作業です。糊にはボンドと小麦粉を溶いたものを使います。この間の死者の日のマスク作りのワークショップの時にも、このようにぺたぺたと張り合わせる作業があって、そのときとはまた違う材料の調合だったのでとてもおもしろいなぁ、と思いました。


壷は3層にしなければならないので、1層目が貼り終えた後は、太陽の下で乾かします。12月といえども、日の光が強いのであっという間に乾きます。乾かしている間に角作りです。角の部分にはクラフト紙が使われます。大きさは、特に計ったりすることもなく適当に。いずれ壊すものだからそんなものか、と思いつつ、それでも各作業を見ていると性格なのか国民性なのか、それぞれでおもしろいです。



角が作り終わったら、今度は壷の2層目。BGMはクリスマスソングなのですが、全部スペイン語なので、なんだかおもしろかったです。日本で流れるクリスマスソングも全部日本語になっているので、きっと外国の人は「変なの〜」と思いながら聞いているのかもしれません。


壷と角を乾かし中。接着に使った特製の糊は乾くとかなりの強度になります。


さらに壷にぺたぺたぺたぺたと新聞紙を貼付けます。1日目の作業はここまで。続きは新聞紙が乾いた明日に持ち越しです。

あっという間にできてしまうワークショップも楽しいですが、少しずつ完成に向けて作業を進めるワークショップもわくわくして楽しいですね。しかも、最終的には割って粉々にするものを、こんな風にていねいに準備するなんてなんとも不思議な文化です。

さて、明日はどんな工程が待っているのか、楽しみです。

それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年12月3日水曜日

ポンチェ

こんにちは。先週くらいから急に気候が変わったオアハカです。朝晩が寒いです。特に、夜は風が吹くととても寒いと感じるようになりました。

この間から、ポンチェのことばかりを気にかけている私ですが、あらゆる人に「ポンチェおいしい!」「ポンチェが大好き!!」というのを言っていたら、

「そんなに好きなら作ればいいやん」

と言われました。「ええ!!そんな簡単に言って作れるものなの?!」と驚いていると、「簡単簡単〜!!」と作り方をぱらぱらと説明しだすではありませんか。それによると、果物を切って火にかけて砂糖を加えるだけだという。

それなら私もできそうだ、というわけで果物を買いに市場へ。

市場に出かけると、すっかりクリスマスの模様。ピニャータが売られていたり、デコレーション用の電飾が激しく点滅していたりといった具合です。

果物は、何でも好きなものを入れればいいということですが、guayaba(グアバ)、manzana(リンゴ)、canela(シナモン)は何度も言われたのでこれは必須だと思われます。その他にも、tejocote(テホコーテ)、caña(サトウキビ)ciruela pasa(プルーン)などを入れてもいいようです。


作り方は本当に簡単。シナモンスティックを入れた水を沸騰させ、その中に切った果物を放り込んでさらに煮込みます。果物が柔らかくなったら砂糖を加え味を整えて出来上がりです。

柔らかくなった果物はもちろん食べられます。私は、テホコーテ、グアバ、リンゴを入れたのですが、リンゴがとてもおいしかったです。グアバは種を取り除くのを忘れていたのでそれが失敗でした……。飲むと、果物の甘みとシナモンの良い香りがいいコンビネーションでふんわりと口の中に広がり、身体が温まります。できたてもおいしかったのですが、個人的には2日目の方が果物に味がじわりと染みてよりおいしかった気がします。

道ばたで売っているポンチェを飲んだ時にサトウキビ入りのものを一度飲んだのですが、それもとてもおいしかったです。友だちによると、オレンジを入れてもおいしかったとのことです。ブランデーを入れたり、メスカルを入れると、もっと身体が温まるよ、とも教えてもらいました。

日本にある果物で試してみるのもおいしいかもしれません。寒い冬の夜に、ぜひポンチェをどうぞ……!!

<おまけ>
果物の名前が、聞き慣れないものもあると思うので、写真を載せておきます。

caña:さとうきび(汁が染みて、サトウキビの甘みと相まっておいしい!!)

tejocote:テホコーテ(日本にはない果物です。マンサニータ(小さなリンゴ)とも呼ばれていて、大きさは直径2〜3センチほど。もっと甘いのを期待していたら、あんまり味がなかったです。だしとして出てしまったからかな?!)

ciruela pasa:プルーン(市場で果物を買っている時に果物屋のおばちゃんに勧められました。確かに合いそう。)

manzana:リンゴ(リンゴはやっぱり間違いない!!)

guayaba:グアバ(画像を検索すると、緑の皮で赤っぽい果肉のグアバもヒットしますが、メキシコで見かけるのは、この黄色い方のグアバ。)

※レシピを見ていると、ハマイカ(ハイビスカス)を入れるというものも見つけました。これは試したことがないけど、おいしいと思います。


それでは、寒い日が続くと思いますが風邪など引かないようにお過ごし下さいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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