2014年11月7日金曜日

お墓めぐり


こんにちは。今日も青い空がきれいなオアハカです。

タイトル「お墓巡り」。他人の墓を見せ物にして巡るとはなんと不謹慎な、という気がしてしまいそうですが、巡るんです。

オアハカでは、お墓で死者を迎え、一晩を一緒に過ごすという習慣があるところもあります。上の写真、アッツォンパという村のお墓もその一つです。

10月31日の夜に訪れると、たくさんの人たちがそれぞれの墓の前で過ごしていました。ここでもやはりセンパスーチル(マリーゴールド)の花や、クレスタデガジョ(鶏冠、の意味)の赤い花が飾られます。クレスタデガジョは、本物の鶏冠のようにゴツゴツと固い花です。その他にも食べ物のお供え物なども墓を飾られます。アツォンパ村のオアハカでは、この長い長いろうそくが印象的でした。立てられている数も半端ではなく、暗闇にオレンジの光が無数にゆらゆらと揺らめいている様子に思わず息をのみます。

そのろうそくの光を絶やさないように家族たちが一晩中守をするのです。その様は写真のように本当に幻想的で、こんな風に死者を迎える伝統や習慣を素晴らしいなぁ、と見とれていると、その横では特設ステージが設置され、夜中にも関わらず爆音で音楽が奏でられていたりするのを見ると、思わず「墓参りってなんだろう……」と現実に引き戻されます。

所変われば、さまざまな違いがありますが、この死者の日というのは日本人の私にとっては特におもしろいと感じるお祝いの一つだとこの墓巡りを通じて実感しました。なぜなら、「死者の日」というのは故人が家族の元に戻ってくるといういわゆるお盆のお祭りで、その根本にある考えは日本のそれと全く同じなのに、国や、地域や、文化や、人が違うとこんなにも違った表現の方法になるのか、と純粋な驚きがあるからです。しかし表現が違うけれども同じ気持ちでご先祖のことを思うのだな、と人間の営みの美しさに心を打たれ、そこにも魅力を感じます。一言で言うと、おもしろいなあ、というわけです。

しかしまぁ、こんな風に盛大に迎えてもらったら、ご先祖さまもうれしいだろうなぁ。そりゃあ、歌いたくも踊りたくもなるか、と思ったり。

他人の墓を巡るなんて、と思ったけれど、とても良いものを見せてもらいました。

それでは、良い週末をお過ごし下さい。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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