2014年10月3日金曜日

Oaxaca Cine

こんにちは。日々あっという間に過ぎていくなと思っていると、気がつけばもう10月です。本当に早いです。

また最近雨がちの日々が続いていましたが、今日は久しぶりに快晴。やっぱり空の青が濃いです。久しぶりの青空で、見上げるとなんだか吸い込まれそうな、そういう深くて高い青の色です。

9月16日の独立記念日を終え、街は死者の日に向かっています。個人的なことなのですが、私は素材屋さんを巡るのが好きなので、布屋さんやデコレーション屋さんなどにはガイコツの布や飾りが一気に増えてきて、そういうところに「死者の日の到来」の予感を感じます。それらをみていると、ザ・ガイコツ!!というメキシコらしいものに紛れて、カボチャや魔女と言ったハロウィンの要素が強いものも見かけます。日本でもここ数年のハロウィンの普及っぷりには目を見張るものがありますが、メキシコでもハロウィンの文化が流れ込んできているのだなぁと少し意外に感じたりもします。

気温にあまり変化がないオアハカなので、そんなところで季節感を楽しんでいる今日この頃です。改めて、日本って四季のメリハリがある国なんだなぁと感じます。

しかし、オアハカは、季節感こそあまり感じないですが、文化や芸術に溢れた街だなぁというのは日々感じます。オアハカに美術を学びにくる学生も多いと聞きますし、街にはたくさんのギャラリーや美術館があることからもアートが街に日常的に存在しているんだなということを感じます。

毎月さまざまなイベントも開催されているのですが、私は「Oaxaca Cine」という映画のイベントがとても気に入っています。というのも、テアトロ(劇場)で映画を上映してくれるのです。しかも、アルカラ劇場(テアトロアルカラ)という100年以上の歴史を持つ劇場なのです。普段はもちろん劇やコンサートなどが上映されているのですが、月に数回Oaxaca Cineの主催で映画の上映会があるのです。

▲アルカラ劇場の外観はこんな感じです。

▲座席は舞台の正面にある赤いシートと、ボックス席があります。

▲見上げると天井には天使の絵が書いてあって、雰囲気が抜群。

普通だとなかなか劇場に(しかもこんな立派な)足を運ぶことはないのですが、映画の時は、入場料も30ペソととてもありがたいのです。ずっと気になっていたのですが、テアトロとなると少し敷居が高いような気がしていたので、このように解放されているとかなり気軽に利用することができます。しかもリッチな気分で映画を楽しむことができるのでとても重宝しています。

小さなtaquilla(チケット売り場)でチケットを買って、席に座って上映の開始を待ちます。場内にはBGMが流れていて、とても心地のよい時間が流れます。


上映される映画は、毎月このようなポスターで知らされます。メキシコの映画は、新しめのインディペンデント映画が多い印象を受けます。普通のシネコンなどで上映されているものとは少し毛色が異なりますが、劇場の雰囲気にあっていると感じます。(たまに、ダークすぎて凹みます……。笑)一度、スタジオジブリの「風立ちぬ」が上映されていたこともあり、日本の映画を大きなスクリーンで見ることができてうれしかったです。

街では、その他にもいろいろなところで映画が上映されているみたいなので(入場無料のものもあるようです!)オアハカの街歩きのオプションにぜひ加えてみて下さい。

それでは、良い週末をお過ごください!!

【FYI】


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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