2014年9月23日火曜日

タコス

こんにちは。今日も涼しいオアハカです。

突然ですが、

「メキシコと聞いて思い浮かべるものは?」

と聞かれるとなんと答えるでしょうか?サボテンとか、ソンブレロ(帽子)とか、マラカスに交じって、おそらく「タコス」と答える人もたくさんいるのではないでしょうか。そして、多分思い浮かべるのはこういうタコスでは……?!


▲硬い皮。ひき肉とチーズとトマトが入っている。

あるいは、こういうタコスでは……?!

▲ 皮は柔らかいけど大きめ。同じくひき肉やトマト、チーズ、さらにレタスがいっぱい入っている。

私も、メキシコでタコスを食べるまでは、「タコス」とはそういうものだと思っていました。だから、初めてタコス屋さんでタコスを食べた時に、こういう状態で差し出されたときは戸惑いました。私がそれまで「タコス」と思っていたのは、アメリカの「タコス」だったのです。たぶん、カリフォルニアロールとかアボガドやクリームチーズが入ったものを「スシ」と信じてきた外国の人が日本に来て「これが寿司やで。」と普通の太巻きとかを出されたときの感覚なのでしょう。想像していたのと違っていたので思わず2度見してしまうような、そういう感じだと思います。

でも、他の国から持ち込まれたものを、食べやすいように、あるいは自分たちの口に合うように改良した結果なのでどっちが正しいというわけではないのですよね。需要のあるものが提供されるということです。アメリカにやって来たタコスも、諸事情により形を変えざるをえず、それが広まり、日本までやってきたのかなぁ、とタコスの歴史に思いを馳せつつ……。
メキシコ生まれの移民が経営するレストランでも、アメリカ式タコを提供しないと経営的に成り立たなかったこともあり、本場のタコを提供せずに、ハードタコが「本格メキシコ料理」と称してメニューに並べられたことも少なくなかった。しかし、メキシコからの移民が増加し彼らの経済的、社会的影響力が増すと、本場のタコの需要が生まれ、具の多様性ではメキシコに及ばないもののメキシコで提供されるタコと大差ないものがアメリカ国内でも味わえるようになってきている。(ウィキベディア)
 さて、メキシコのタコス屋さんで出されたタコスの話に戻ります。


注文してから「はいよ」と差し出されるのは、直径10センチくらいの2枚重ねとかになったふにゃふにゃの皮に包丁で切り刻まれた肉が乗っけられているという状態です。あるいは、

「¿Con todo?(全部乗っける)」

と聞かれて、「S...sí....(は、はい)」とわけも分からずに答えると、こんな感じで出てきます。シラントロ(パクチー)とタマネギのみじん切りが乗せられたものがcon todoの状態なのだそうです。


シラントロは香草なので、入っていると香りと風味がましますが、癖が強いと言えば強いので苦手な人は全く受け付けない食べ物の一つだと思います。メキシコ料理にはこのシラントロが使われることがとても多いのでてっきり嫌いな人なんていないと思っていたのでこれを乗せるか乗せないか聞かれるということは、メキシコ人にもシラントロが苦手な人がいるということなのかと思い意外な感じがしました。

この状態に、さらにワカモーレやサルサ、リモン(ライム)を絞ってトッピングをして自分の好きな味にして食べます。場所によって、フリホーレスを乗っけたり、セボジータという小さなタマネギを焼いたやつを横に添えてくれたりとさまざまです。

レストランなどでもタコスは食べることができますが、私はやはりタケリアと言われるタコス屋さん(タコスの屋台)で食べるのがおいしいので好きです。湯気がもくもくと上がっていて、目の前でタコスを切り刻んでくれる様子をみているのですから、おいしくないわけがありません。そういうわけで、タコスは外で食べるもの、という認識すらあります。

しかし、メキシコ人は本当にタコスが好きらしく、そのバリエーションの多さにびっくりします。タコスというより、「maíz(トウモロコシ)」が食の基本になっているなぁと感じると言った方が正しいかもしれません。

道ばたでよく売られているタコスの一つに「タコスドラド」というものがあります。筒のようになった揚げられたタコスで、中にはチョリソーやジャガイモやら、さまざまな具が入っています。注文してからレタスやチーズ、サルサなどをトッピングして食べます。おそらく、「冷えても食べられるタコス」ということなのでしょう。

今まで、道ばたや食堂で売られているのしかみたことがなかったのですが、昨日のクッキングのワークショップで作られていたのでまじまじと見てしまいました。


トルティージャの中に具を入れて、くるくると巻いてそれをひたすら揚げていく、というものなのですが、あつあつのできたてをいただくとこれが格別においしいのです!!自家製なので具沢山、というのもポイントです。


一口で「タコス」といってもなかなか奥が深いです。メキシコに訪れた際は、ぜひいろいろなタコスを試してみて下さいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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