2014年12月13日土曜日

ナシミエント

こんにちは。

クリスマスコースのワークショップ第1週目の最終日は、「ナシミエント」作りです。ナシミエントとは「誕生」のことで、特にキリストの誕生のことを差します。この時期「ナシミエント」というと、キリストの誕生の状況を再現した置物のことをいいます。

セマナサンタでは祭壇、死者の日にも祭壇、クリスマスはこのナシミエント。こうして一年を見てみると、メキシコの行事は飾り物が好きだなぁ、という印象を受けます。


まずは、台を設置。クラフト紙をくしゃくしゃにして岩の質感を出します。


芝生(??)やコケを置いて、ジオラマを作っていきます。この時期には、ナシミエント用にこのような芝生やコケの素材が市場に売られているのだというから驚き。


さっきまでただの箱だったのが、あっという間にこの様子。「こうしなければならない」という決まりがないから、豪快にコケを置いたり、草を散らしたりするとそれっぽく見えるのでしょうか……。なんか良く分からないけどすごい、この一言につきます。笑


ナシミエントは、日本のひな祭りのひな飾りに似ている気がします。各人形に役割があって、一つのストーリーを構成しているからです。真ん中には、マリアとホセがおかれます。その他にも三賢人や羊飼い、羊などキリスト生誕に関わる人形が並べられます。だから、一見ランダムにいろいろな人形が並べられているようにも見受けられるのですが、一つ一つに意味があり、ストーリがあるのです。それを踏まえてみるとなかなか興味深いです。

ひな飾りと大きく違うのは、「この順番で並べる」「ここに配置する」というきちんとしたルールがないので、同じ人形や素材を使っても、作る人・飾る人によって違うというところです。だから、キリスト生誕時の話を知らないと、山のようにある人形をどこに置いていいのやら見当もつきません。

先生にストーリーを教えてもらいながら、そして、昨年の設置の様子をiPadで確認しながら人形を設置していきます。


キリストの赤ちゃんの人形はクリスマスの日まで飾らないのだそうです。(=まだ誕生していないから。)なので、マリアとホセの間にはまだ何も置かれていません。

最後に電飾を散らしてスイッチを入れればあっという間にナシミエントの完成!!

日本のクリスマスと違って、カトリックのクリスマスはより宗教的で、家族の行事という印象を受けます。家に設置する家庭もあるそうですが、街のあちらこちらで大規模なナシミエントを設置している様子を見かけます。

行事の多いメキシコですが、クリスマスは特にみんなが楽しみにしているんだな、という印象を受けます。わくわくした感じが街に漂っていて、思わずクリスマスまでの日を数えてしまいます。

日本のクリスマスとは違った雰囲気です。いつかの旅の予定に、ぜひぜひオアハカを加えてみて下さいね。

それでは、良い週末をお過ごし下さい。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年12月12日金曜日

ピニャータづくり、その後。

こんにちは。

さて、ピニャータ作りの、その後です。

 乾いたそれぞれのパーツをキラキラの紙で飾ります。日本の文房具屋さんでは、四角くカットされた紙が売られているのが一般的ですが、メキシコの文房具屋さんではロールで売られていることが多いです。布のように、メートル単位で価格が決まっています。

折り紙のように、正方形じゃないとだめ、という紙の使い方をしないからなのでしょうか。国が違えば文房具事情も全然違うなぁと感心します。紙もいろいろな種類が売っていて、この時期はピニャータ作りが盛んになるので、パペルメタリコ(キラキラの紙)が飛ぶように売れています。


角のパーツには、このパペルメタリコをぐるりと巻き付けます。かなり大きいのに、継ぎ目なくくるりと巻くことができるので見た目が美しい〜!!

角の下の部分に切り込みを入れて、壷の部分に貼付けます。その後どうせデコレーションで隠れるからと、テープで豪快に。さまざまな行事で、さまざまな工作を見てきましたが、一環していえるのが「豪快」ということ。え??これでいいの??と思いながら見ていても、最後にはなんだか形になっているのです。不思議な現象です。

角が壷に付け終わった後は、全体の飾り付けです。飾り付けにはクレープ紙が使われます。切り込みを入れてひだひだにすると、立体感が出ます。

日本でピニャータをするとしたら、 壷を使うのはあまりおすすめできないですが、風船を使うのがお手軽だと思います。大きな風船を膨らませて、新聞紙を貼付けます。貼付ける際には、ボンドと小麦粉をお湯で溶いた接着剤を使います(ゆるいすいとんのような状態にします)。強度も必要なので、 3〜4層 にする 必要があります。(1層ごとに乾かす。)全部乾いたら、中の風船を割って、外側をデコレーションします。


星形のピニャータと平行して、 クリスマスツリー型のピニャータの作成も進みます。大きなコーンを作って、クレープ紙を貼付けていきます。色は、緑、緑、白のメキシコカラー。


最後は、コーンの下のところに壷を設置して出来上がり。この形のピニャータは初めて見ました。なんだか斬新。


出来上がったピニャータは早速オフィスに飾っています。なんだか、クリスマスらしくなってきました。

ポサダの時には、これを叩き割るんだよなぁ……。なんか、複雑。笑

ICOの2014年度のポサダは12月19日(金)です。詳しくは、イベントカレンダーのページをご覧下さい(^∀^)/

日本人スタッフ あみ

2014年12月8日月曜日

ピニャータづくり

こんにちは。青空の気持ちよいオアハカです。

日光浴が気持ちのよい今日この頃ですが、建物の中が寒いです……。 予想以上に寒いので、この時期にオアハカに来られる方は夏の格好と冬の格好の両方を用意してきた方がいいかもしれません。

さて、ICOでは今週からクリスマスコースが始まりました。ということで、クリスマスワークショップも始まりました。第一週目は、ピニャータづくりとナシミエント(キリストの誕生を再現したジオラマのようなもの)づくりです。

ピニャータは、日本のスイカ割りのように遊びます。目隠しをしてピニャータを割ると、中から果物やお菓子が出てくるのです。誕生日パーティなどで人気なので、メキシコでは普段からあらゆるところで、色々なキャラクターの形をしたピニャータが売られているのを見かけますが、クリスマスシーズンになると、尖った角がついた星形のようなピニャータをよく目にします。(ピニャータについては、この文献がさまざまな角度から解説してあってとても興味深いです。→ピニャータ: http://www.pinatanet.com/pinata/pinata.pdf


さて、ピニャータ作り。まずは、素焼きの壷にぺたぺたた新聞紙を貼っていく作業です。糊にはボンドと小麦粉を溶いたものを使います。この間の死者の日のマスク作りのワークショップの時にも、このようにぺたぺたと張り合わせる作業があって、そのときとはまた違う材料の調合だったのでとてもおもしろいなぁ、と思いました。


壷は3層にしなければならないので、1層目が貼り終えた後は、太陽の下で乾かします。12月といえども、日の光が強いのであっという間に乾きます。乾かしている間に角作りです。角の部分にはクラフト紙が使われます。大きさは、特に計ったりすることもなく適当に。いずれ壊すものだからそんなものか、と思いつつ、それでも各作業を見ていると性格なのか国民性なのか、それぞれでおもしろいです。



角が作り終わったら、今度は壷の2層目。BGMはクリスマスソングなのですが、全部スペイン語なので、なんだかおもしろかったです。日本で流れるクリスマスソングも全部日本語になっているので、きっと外国の人は「変なの〜」と思いながら聞いているのかもしれません。


壷と角を乾かし中。接着に使った特製の糊は乾くとかなりの強度になります。


さらに壷にぺたぺたぺたぺたと新聞紙を貼付けます。1日目の作業はここまで。続きは新聞紙が乾いた明日に持ち越しです。

あっという間にできてしまうワークショップも楽しいですが、少しずつ完成に向けて作業を進めるワークショップもわくわくして楽しいですね。しかも、最終的には割って粉々にするものを、こんな風にていねいに準備するなんてなんとも不思議な文化です。

さて、明日はどんな工程が待っているのか、楽しみです。

それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年12月3日水曜日

ポンチェ

こんにちは。先週くらいから急に気候が変わったオアハカです。朝晩が寒いです。特に、夜は風が吹くととても寒いと感じるようになりました。

この間から、ポンチェのことばかりを気にかけている私ですが、あらゆる人に「ポンチェおいしい!」「ポンチェが大好き!!」というのを言っていたら、

「そんなに好きなら作ればいいやん」

と言われました。「ええ!!そんな簡単に言って作れるものなの?!」と驚いていると、「簡単簡単〜!!」と作り方をぱらぱらと説明しだすではありませんか。それによると、果物を切って火にかけて砂糖を加えるだけだという。

それなら私もできそうだ、というわけで果物を買いに市場へ。

市場に出かけると、すっかりクリスマスの模様。ピニャータが売られていたり、デコレーション用の電飾が激しく点滅していたりといった具合です。

果物は、何でも好きなものを入れればいいということですが、guayaba(グアバ)、manzana(リンゴ)、canela(シナモン)は何度も言われたのでこれは必須だと思われます。その他にも、tejocote(テホコーテ)、caña(サトウキビ)ciruela pasa(プルーン)などを入れてもいいようです。


作り方は本当に簡単。シナモンスティックを入れた水を沸騰させ、その中に切った果物を放り込んでさらに煮込みます。果物が柔らかくなったら砂糖を加え味を整えて出来上がりです。

柔らかくなった果物はもちろん食べられます。私は、テホコーテ、グアバ、リンゴを入れたのですが、リンゴがとてもおいしかったです。グアバは種を取り除くのを忘れていたのでそれが失敗でした……。飲むと、果物の甘みとシナモンの良い香りがいいコンビネーションでふんわりと口の中に広がり、身体が温まります。できたてもおいしかったのですが、個人的には2日目の方が果物に味がじわりと染みてよりおいしかった気がします。

道ばたで売っているポンチェを飲んだ時にサトウキビ入りのものを一度飲んだのですが、それもとてもおいしかったです。友だちによると、オレンジを入れてもおいしかったとのことです。ブランデーを入れたり、メスカルを入れると、もっと身体が温まるよ、とも教えてもらいました。

日本にある果物で試してみるのもおいしいかもしれません。寒い冬の夜に、ぜひポンチェをどうぞ……!!

<おまけ>
果物の名前が、聞き慣れないものもあると思うので、写真を載せておきます。

caña:さとうきび(汁が染みて、サトウキビの甘みと相まっておいしい!!)

tejocote:テホコーテ(日本にはない果物です。マンサニータ(小さなリンゴ)とも呼ばれていて、大きさは直径2〜3センチほど。もっと甘いのを期待していたら、あんまり味がなかったです。だしとして出てしまったからかな?!)

ciruela pasa:プルーン(市場で果物を買っている時に果物屋のおばちゃんに勧められました。確かに合いそう。)

manzana:リンゴ(リンゴはやっぱり間違いない!!)

guayaba:グアバ(画像を検索すると、緑の皮で赤っぽい果肉のグアバもヒットしますが、メキシコで見かけるのは、この黄色い方のグアバ。)

※レシピを見ていると、ハマイカ(ハイビスカス)を入れるというものも見つけました。これは試したことがないけど、おいしいと思います。


それでは、寒い日が続くと思いますが風邪など引かないようにお過ごし下さいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年11月25日火曜日

12月のイベント

こんにちは。ひなたぼっこが気持ちのいい季節になりました。

夜は気温が下がるので、ソカロ付近で売られているポンチェをしばしば飲んで暖をとっています。季節ものというのはやっぱりいいものですね。「今しかない」と思えば、ついつい飲みたい気持ちが高まるというもの。この冬は、いろんなところのポンチェを飲み比べしたいな、と思います。

さて、今日はInstituto Cultural Oaxacaからのお知らせです。普段から、文化研修やワークショップには力を入れているICOですが、12月からさらに文化イベントがパワーアップします。

クリスマス(ナビダー)関連のイベントも街の中でたくさん開催されるので、それらのイベントをさらに理解するためのミニ講義や教会の訪問などが予定されています。また、CINE DEBATEと題されたメキシコ映画の鑑賞会も始まります。映画を通して、メキシコの文化に触れます。ICOの生徒さんは、いずれのイベントも無料で参加していただけるので、この機会にぜひぜひスペイン語を学びにきてみませんか。(※詳しい予定については、イベントカレンダーのページをご参照下さい。11月は空欄ですが、12月からイベントでたくさんですよ♪)

また、12月8日(月)〜はクリスマスに関したワークショップが始まります。ピニャータを作ったり、ナシミエントについて学んだり、クリスマス時期によく食べられる料理を作ったりと、盛りだくさんの内容なので、そちらもぜひぜひお楽しみに。

質問やお問い合わせなどありましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年11月19日水曜日

オアハカに泊まる!!

こんにちは。

また何やら雨が降りそうなオアハカです。季節の変わり目の天候が定まらないのはどこの国も同じなのですね。

生徒さんたちと話していると、旅の途中でオアハカに来ている人たちも多いので、「オアハカでスペイン語の習得が終わったらビーチに行く〜♪」とか「南米をまわる〜♪」とか楽しい旅のプランを聞くことが多いです。そんな話を聞いていると、旅に出たい欲がもりもりとわき上がってきますが、同時に聞くのが「どこに滞在しようかな……」という声だったりもします。やはり、衣食住は私たちの生活の基本のきです。だからそれらが充実していないと良い滞在はできないと言っても過言ではないと思います。

インターネットの時代ですから、どこに泊まろうかな、というのはネットの口コミや写真を頼ることが断然に多いのですが、やはり生きた情報というのが重宝するというもの。ましてや、日本からメキシコは結構な距離があるので現地の声を収集するのが難しいのは否めないと思います。

そこで今日は、オアハカでのいろいろな滞在方法を少しご紹介したいと思います。


  • 【ホームステイ】


メキシコの文化をより身近に体験したいなら、やはりホームステイが一番です。陽気で明るいメキシコ人の家族と生活を共にすることで、生きたメキシコを感じられます。

そして、ホームステイの醍醐味はなんと言ってもご飯。メキシコでは、一日のうちで昼食に一番時間をかけゆっくりと食べる食文化があります。オアハカはモーレなどおいしい料理がたくさんあることで有名ですが、レストランでは味わうことのできない家庭の味を楽しむことができるのは、家族の一員として生活するホームステイならでは。

また、ホストファミリーと出かけたり、親戚の人が家にやってきたり、メキシコ人の生活を丸ごと体験することができるでしょう。家族とのコミュニケーションは全てスペイン語なので、スペイン語の上達のためにオアハカに来られる方は、この方法が一番いいかもしれません。


  • 【B&B】


朝食付きの宿のことです。日本で言うところの民宿のような感じでしょうか。朝食がついているので、ゆっくりと一日を始めることができます。

La Betuliaは、観光客のメインストリート(アルカラ通り)からも近く、市内の観光にも抜群の立地です。街の中心ですが閑静な住宅街にあるので、落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごすことができるので、バケーションなどでオアハカを訪れる方におすすめの宿です。徒歩圏内にレストランやバーもたくさんあるので、とても便利です。

アパートのように、キッチン付きの部屋もあり1週間単位で借りることができるので、自炊したい方はこちらがおすすめです。

ICOの生徒さん向けの特別料金もあるので、スペイン語を学びながらもバケーションのようなリラックスした滞在をしたい方はぜひこちらをご利用下さい。


  • 【アパート】

しばらくオアハカに腰を据えて暮らしたい、勉強したいという方にはアパートがオススメです。



アパートのいいところはやはり自炊ができるというところです。自分のペースでの暮らしを楽しみたい方にはアパートがおすすめです。オアハカの街は長期滞在の外国人も多いので、旅行者や一時滞在の身分でもアパートが割と簡単に借りることができて便利です。1ヶ月単位の滞在が条件になりますが、長期滞在の方はアパート暮らしでの滞在という方法もありかもしれません。


  • 【ポサダ】


家族経営などの小さな宿です。キッチンのあるところや、朝食が提供されるところなど、ポサダによってさまざまなサービスが提供されます。

1人で泊まると割高になってしまいますが、2人などで利用すると経済的に長期滞在をすることができます。


  • 【ホスタル】

旅人の味方と言えばやはり、ホスタル。他の人と部屋を共同で使うドミトリーに泊まれば、いろいろな国から来た旅人と知り合うことができるでしょう。メキシコ国内や、南米を旅する人の中継地でもあるオアハカでは、旅の貴重な情報交換場所です。また、安価に泊まれるというのも大きな魅力です。


オアハカに来られる期間や目的も人によってさまざまだと思うので、自分にぴったりと合ったところに滞在すると、より楽しく街を楽しめると思います。

Instituto Cultural Oaxacaでは、生徒さん向けにホームステイ、B&B、アパート、ポサダの手配のサービスも行なっています。学校が紹介するところなので、どこも安全なところばかりです。

暮らすように旅ができたら、その国や街をまた違った角度から見ることができるかもしれません。さまざまな宿泊オプションのあるオアハカにぜひお越し下さいね。

それでは、また!!

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年11月17日月曜日

クリスマスコース

こんにちは。

「雨はもう3月まで降らないよ」

と言われたのに、早速雨が降っているオアハカです。死者の日が終わって、もたもたと死者の日レポートの記事を書いているうちに、街は着実にクリスマス(ナビダー)の模様になってきました。

死者の日のころから、クリスマスツリーやら、それの飾りやらをちらほらと見かけてはいたのですが、死者の日が終わった途端、その面積は一気に拡大した感じがします。

そして、ポンチェ屋さんをちらほらとみかけるようになりました。ポンチェとは、フルーツがいっぱい入ったあたたかい飲み物で、メキシコやグアテマラでクリスマスの季節によく飲まれている飲み物なんだそうです。気温がぐっと下がる夜に飲むとほっこりとした気持ちになる優しい飲み物です。

▲これから街を歩いたらポンチェを探してしまいそうです。

Instituto Cultural Oaxacaでは、クリスマスの時期に合わせてクリスマスコースを用意しています。2014年は、12月8日(月)からの開催です。クリスマスならではの料理を学ぶワークショップなども開催されます。(上記で紹介したポンチェの作り方も学べます♪)12月は、その他にもポサダなどメキシコの文化を経験できるアクティビティがたくさんです。

スペイン語を学びながら、メキシコやオアハカの文化もぜひぜひ体験して見てはいかがでしょうか。素敵な経験になることでしょう!!

▲クリスマスコースのパンフレットはこちらから。(クリックすると拡大します)

お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。

それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。

日本人スタッフ あみ

2014年11月11日火曜日

コンパルサ(死者の日)

こんにちは。すっかり、雨季は明けているようです。この間、友人と話していて、

「次の雨はいつ降るかなぁ〜」

と聞くと、

「3月か4月」

と言われました。雨季のときはあんなにも毎日降っていたのに、乾季になると本当に全く降らなくなるんだなぁと感心してしまいます。でも、いくらなんでも次の雨が3月ってことはないだろう……と思ってしまいますが。まだ4ヶ月も5ヶ月も先なのですから。

さて、死者の日が終わって1週間が経ちますが、まだあります、死者の日ネタ。最後は「コンパルサ」について書きたいと思います。

コンパルサとは、仮装行列のことです。死者の日コースの最終日にICOでもコンパルサが開催されました。ワークショップで作ったマスクをかぶったり、さらに自分で衣装を用意したりと、みんな思い思いの格好をして学校を出発です。


▲バンドが到着。ホーンやら太鼓やら、本当ににぎやか。

学校を出発して、音楽に合わせて街を練り歩きます。ただ単に行列で歩くのではなく、「仮面をかぶって」「仮装して」というところにこのコンパルサのはちゃめちゃな楽しさがあると感じます。
顔を覆って隠すことはさまざまな意味合いがある。他人からはわからないということのみならず、装着するマスクがかたどっている精霊動物(実在架空を問わず)等そのものに人格が変化する(神格が宿る)とも信じられ、古くから宗教的儀式・儀礼またはそれにおける舞踏、あるいは演劇などにおいて用いられてきた。(「仮面」ウィキペディアより抜粋)
それに加えて、メスカルも振る舞われて、ますますご陽気です。コンパルサがあると、道はそちらが優先です。車はコンパルサの行列が通り過ぎるまでじっと待っていなくてはなりません。でも誰も嫌な顔をせず、「わ〜!!お祭りがやってきたーー!!」という感じです。いやぁ、メキシコ、寛容ですね。たのしい。

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学校に帰ってきてからも音楽は続きます。音楽に合わせてゆかいに踊って、パンやらホットチョコレートやらが振る舞われてお祭りは続きます。

このように、死者の日が近づくと、街のいろいろなところでコンパルサが開催されていました。オアハカの郊外にエトラという街があるのですが、そこはコンパルサが有名なのだそうです。

というわけで足を運んできました。思い思いに仮面を……、というか、もはやコスプレ大会です。モンスターズインクのマイクがいたり、NARUTOのキャラクターがいたり、モンスターはいるし、くまちゃんの着ぐるみはいるし、もう、なんでもあり……。


でも一様に、みんなクレイジーに騒ぎまくっていました。コンパルサは一つの行列のことかと思っていたら、幾つものグループが街を練り歩くのだそうです。だから、コンパルサ同士が街の中でかち合うこともあり、かち合ったら楽団がコラボして一緒に音楽を演奏してさらに大きなコンパルサになるようです。

大きな輪が道の真ん中にできて、人々は踊り、その側ではロケット花火はおっちゃんが素手で打ち上げて当たりに火の粉をまき散らしているし、なんなんだこの状況は……!!でも音楽がなればみんな踊るし、楽しいのには間違いない!!

コンパルサは、夜通しいろんなところに移動しては演奏を続けるそうだ。エトラの他の地域に移動して「バンド対決」を見に行きました。バンド対決では、2つのグループが音楽を鳴らし合います。そして、どちらかが疲れ果てて演奏できなくなるまで続けるのです。時間にして約30分。その言葉の通りノンストップでホーンがかき鳴らされ、太鼓がどんどんと叩かれ、観衆は踊り狂います。

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▲一瞬、何のためのコンパルサか忘れそうになりますが、死者の日のお祝いの一環です。

このコンパルサは、本当に力強いものを感じました。仮面の力もあるのか、もの凄い迫力で魂がぶつかり合う感じがしました。やはりお祭りというのは、どこの国も魂を揺さぶるパワーを持っているなぁとつくづく思います。そして、このはちゃめちゃな感じは、写真とかだけでは伝わらないからぜひとも現地で体験してもらいたいと思いました。

初めてのオアハカの死者の日週間は、毎日が驚きに満ちていました。

それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年11月7日金曜日

お墓めぐり


こんにちは。今日も青い空がきれいなオアハカです。

タイトル「お墓巡り」。他人の墓を見せ物にして巡るとはなんと不謹慎な、という気がしてしまいそうですが、巡るんです。

オアハカでは、お墓で死者を迎え、一晩を一緒に過ごすという習慣があるところもあります。上の写真、アッツォンパという村のお墓もその一つです。

10月31日の夜に訪れると、たくさんの人たちがそれぞれの墓の前で過ごしていました。ここでもやはりセンパスーチル(マリーゴールド)の花や、クレスタデガジョ(鶏冠、の意味)の赤い花が飾られます。クレスタデガジョは、本物の鶏冠のようにゴツゴツと固い花です。その他にも食べ物のお供え物なども墓を飾られます。アツォンパ村のオアハカでは、この長い長いろうそくが印象的でした。立てられている数も半端ではなく、暗闇にオレンジの光が無数にゆらゆらと揺らめいている様子に思わず息をのみます。

そのろうそくの光を絶やさないように家族たちが一晩中守をするのです。その様は写真のように本当に幻想的で、こんな風に死者を迎える伝統や習慣を素晴らしいなぁ、と見とれていると、その横では特設ステージが設置され、夜中にも関わらず爆音で音楽が奏でられていたりするのを見ると、思わず「墓参りってなんだろう……」と現実に引き戻されます。

所変われば、さまざまな違いがありますが、この死者の日というのは日本人の私にとっては特におもしろいと感じるお祝いの一つだとこの墓巡りを通じて実感しました。なぜなら、「死者の日」というのは故人が家族の元に戻ってくるといういわゆるお盆のお祭りで、その根本にある考えは日本のそれと全く同じなのに、国や、地域や、文化や、人が違うとこんなにも違った表現の方法になるのか、と純粋な驚きがあるからです。しかし表現が違うけれども同じ気持ちでご先祖のことを思うのだな、と人間の営みの美しさに心を打たれ、そこにも魅力を感じます。一言で言うと、おもしろいなあ、というわけです。

しかしまぁ、こんな風に盛大に迎えてもらったら、ご先祖さまもうれしいだろうなぁ。そりゃあ、歌いたくも踊りたくもなるか、と思ったり。

他人の墓を巡るなんて、と思ったけれど、とても良いものを見せてもらいました。

それでは、良い週末をお過ごし下さい。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年11月5日水曜日

祭壇づくり(死者の日)

こんにちは。死者の日が過ぎたオアハカです。


死者の日には、本当にたくさんの人で街が賑わっていました。街に溢れるガイコツも普段の5倍増しくらいでした。メキシコを訪れる人たちもガイコツを期待しているし、それを待ち受けるメキシコの人たちもいつもより多めにガイコツを仕入れて待ち構えているのです。

それはともかく、死者の日で特に目につくようになるのが「祭壇」です。家の中や外に故人たちを祀る祭壇がこの死者の日に合わせて特別に設置されます。センパスーチル(マリーゴールド)の花で飾り付けられているものが多いのですが、オレンジや黄色が本当に色鮮やかで目を見張ります。歩いていてこの華やかな祭壇を見つけるとついつい足を止めてみてしまいます。

祭壇には、故人の写真、パンデムエルト(死者のパン)、果物(リンゴやオレンジなど)、ピーナツなどさまざまな者が飾られます。その祭壇をICOの中にも毎年設置しているようで、それを手伝いました。これがなかなか大変な作業でした。

まずは、センパスーチルの花をひたすら飾ります。ものすごい量です。でも、これを隙間なく敷きつめていくと本当にきれいなので、遠くから眺めては、「うん、うん、いい感じ」と途方に暮れそうな作業の労をねぎらいます。

センパスーチルを飾り終えると、今度は段を組みます。写真で見た限りではきれいな段になっているので、てっきりひな祭りのひな壇のように、骨組みがあるのかと思っていました。ふたを開けると、頃合いのいい机などを並べて、上から黒い布をかぶせるというからくりでした。さらに本などで高さを調整します。

ここまでは、指示された通りに文字通り「ひたすら」すればいいのですが、ここから写真を飾ったりするので、やはり、身内じゃない者はできない作業だなと感じます。ここに飾った方がきれいだな、とか、これは誰々だ、とか、写真を眺めながらその人に想いを馳せる、その作業こそが祭壇づくりの意義のようにも感じました。

最後に、パンを飾ったり、ピーナツをおいたり、センパスーチルの花びらを撒いたりして完成です。ろうそくを灯して、コパルというお香を焚いたり塩を撒いてお清めをしたりしていました。(↑の写真が完成した今年度の祭壇)

日本では、仏壇が既に家の中にあるのでそれをきれいにしたりしますが、メキシコでは死者の日のためにゼロから設置するというのがとても興味深かったです。外に設置、というのもなかなかインパクトがありました。でも、日本もメキシコも、ご先祖さまを盛大に迎えたいという気持ちを表すためにさまざまな準備をするのだなぁというのを強く感じた祭壇づくりでした。

余談ですが、この祭壇の解体は結構直ぐに行なわれるので驚きました。


飾ってあったカラベリータをもらいました。「あなたが死ぬときは痛みなく安らかに死ねますように」(つまり、人生を全うできますように、ということだと思います。)という願いをこめてプレゼント(?)するのだそうです。

色々おもしろい体験ができる、死者の日でした。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

2014年11月3日月曜日

死者の日ワークショップ(お菓子づくり編)

死者の日コース、ワークショップがもう一つ開催されています。死者の日にまつわるお菓子づくりです。「死者の日」というくらいなので、ガイコツのグッズが巷にあふれるわけですが、特に目を引くのはざーーっとたくさん並べられたガイコツの砂糖菓子たち。

スペイン語では、Calaveritas de azúcar(カラベリータスデアスーカル)。英語では、Sugar Skull(シュガースカル)。日本語では……。なんて言うのでしょうね?!日本にはない文化なので、その名前もありません。

さて、このカラベリータスは、死者の日が近づくと市場やスーパーでよく売られているのを見かけます。砂糖のものや、チョコレートのものやら、さまざまですが、どれも派手派手にデコレーションが施されていて、みていて楽しい一品です。日本でガイコツというと、あまり縁起のいい感じはしませんが、なにせメキシコのガイコツたちは陽気なのです。

売られているのでよく見かけるけれど、意外と作り方は知らない、ということもよくあります。死者の日コースの2週間の間、死者の日にまつわるお菓子づくりのワークショップが開催されました。


まずは、材料を目の前に作り方の説明を受けます。


お菓子づくりに必要な単語を学びます。食べ物を作ることは日常に欠かせないことですが、料理にまつわる単語(用具などは特に。)は意外と知らなかったりします。


いよいよ型の中に砂糖を入れます。


こういうガイコツの型がメキシコにはよく売っているのですね。死者の日前後には売り切れてしまうのだそう。


型から外したガイコツはこんな感じです。


食紅でデコレーション用のクリームを作ります。いろいろな色を混ぜて作るのですが、「思てた感じと違うーーー」とかワイワイいいながらお菓子づくりは進みます。


ケース越しの写真しか取れませんでしたが、出来上がりはこんな感じでした。やはり、カラフルにデコレーションすると一気にポップになります。

この砂糖菓子、祭壇などにも飾られていますが、最後はどうするのでしょうか。食べるのかなぁ……?!でも、100%砂糖。甘そう。……素朴な疑問です。

全ての人が手作りでこれらのものを準備するわけではありませんが、お祭りの準備を眺めるのはとても興味深いです。それぞれのものに意味があって、段階を踏みながら準備するのは日本のお盆と同じだなと感じました。

それでは、まだまだ死者の日のレポートを続けたいと思います。

日本人スタッフ あみ

2014年10月24日金曜日

死者の日コース2014

こんにちは。先週はずっと雨が続いていたのですが、今週は後半戦に入ってようやく晴れの日が続いています。やっぱり、晴れは気持ちがいいですね。

さて、ICOでは今週月曜日より「死者の日コース」が始まっています。午後のワークショップは、マスクづくりとお菓子づくりの2種類。

マスクは、出来上がった見本しか見たことがなかったので、ワークショップの過程を見るとこんなにも手間ひまのかかる作業なのかーー!!と驚きの連続です。


まず初日、顔の型を取るところから始めます。石膏のついた包帯を切り刻んで小さなピースにし、それをぺたぺたと顔に貼付けて行きます。2人1組になって行なわれるのですが、1人目が終了すると、その仮面の状態でパートナーの顔の型を取って行きます。表情が見えないうえに、口の周りも固められているので誰も話すことができず、白い顔の人がもくもくと作業をするというなんともシュールな風景です。


型を取り終わったマスクは、乾かします。この「乾かす」という工程が非常に重要です。この時点で既に表情豊かなマスクの方が出来上がってきています。顔の型を取って改めて、外国人って彫りが深いなぁ、と感心してしまいます。


2日目は、マスクの強度を増すためにボンドなどを練り込んだ液をマスクに重ねて行きます。そして、思い思いのデザインを施します。

段ボールを付けたり、パスタ(紙とボンドを練り込んだ素材)を貼付けたりして、ますます個性豊かになっていくマスク……。工作などをするのは久しぶりの大人たちが黙々と、ああでもない、こうでもない、と頭をひねりながら作業は続きます。

そして、この日も最後は乾燥。



さて、3日目。この日の作業はかなり職人技です。パスタや段ボールでデザインを施した状態では、表面がごつごつしています。そこで、これをスムーズにするというのが3日目の課題です。

ボンドを溶いた特別な液を刷毛で塗り、乾燥させては紙ヤスリでやするという作業を繰り返します。この作業を繰り返せば繰り返すほどマスクの表面がつるつるすべすべになっていくのです。紙ヤスリではなかなかツルッツルにはならないので、かなり忍耐強さが必要な作業です。

そして最終日4日目!!いよいよ絵付けです。つるつるになったマスクに、それぞれ色をつけていきます。3日目、4日目あたりはとくに太陽のあるないが作業の質を左右します。

色がつくとさらに個性が炸裂。同じ工程を経てきたのに、出来上がったマスクは十人十色。来週31日のコンパルサの日にみんなでマスクをかぶって学校の周りの練り歩くことになっています。楽しみです!!

来週もこのマスクづくりのワークショップが開催されます!!

もう一つのワークショップは、死者の日にまつわるお菓子づくりです。


あまり写真がないのですが、ある日はシュガースカル(ガイコツの砂糖菓子)づくりが開催されました。

街も徐々にガイコツのデコレーションが増え始めました。死者の日はいよいよ来週です!!

それでは、良い週末をお過ごし下さいね。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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